ちょうど10年前、「シールズ&クロフツのサマー・ブリーズみたいな切ない曲で」という指示の下、某事務所の某アイドルグループにいた青年用に書き下ろしたものの、結局自分で歌うことになった「遠い渚」という持ち歌がある。刹那的な愛の詩で、この曲のエンディングはメンバーの演奏がとても映える部分なので、やっていていつも静かに熱くなる。
で、話の主役は自分の曲ではなくてこのアルバム(写真)、チャド&ジェレミーの「遠い渚」。英国のサイモン&ガーファンクルと言われた二人組が1966年に出した名盤で、サイモン&ガーファンクルというよりピーター&ゴードンをよりソフトロック~バロックロック化した感じの美しきポップス集だ。タイトル「遠い渚(Distant Shores)」にピッタリなジャケットも良い。久し振りにこの辺の音を聴いて、あまりの心地良さにうたた寝して風邪を長引かせてしまった。僕がうたた寝するアルバムはみな優れた作品ということなのだ。退屈なのではなくて、心地良くて入り込んでしまうから。夢先案内人だね。
ちなみに、僕の方の「遠い渚」のタイトルは、このチャド&ジェレミーから拝借したんではなくて(今回、紙ジャケにリリースに当たって「浜辺のシルエット」から「遠い渚」に改題)、エヴリシング・バット・ザ・ガールを組む前のトレーシー・ソーンが1982年に出したアルバム「遠い渚(A Distant Shore)」から拝借したものだ。ネオアコに敬意を表して。
で、話の主役は自分の曲ではなくてこのアルバム(写真)、チャド&ジェレミーの「遠い渚」。英国のサイモン&ガーファンクルと言われた二人組が1966年に出した名盤で、サイモン&ガーファンクルというよりピーター&ゴードンをよりソフトロック~バロックロック化した感じの美しきポップス集だ。タイトル「遠い渚(Distant Shores)」にピッタリなジャケットも良い。久し振りにこの辺の音を聴いて、あまりの心地良さにうたた寝して風邪を長引かせてしまった。僕がうたた寝するアルバムはみな優れた作品ということなのだ。退屈なのではなくて、心地良くて入り込んでしまうから。夢先案内人だね。
ちなみに、僕の方の「遠い渚」のタイトルは、このチャド&ジェレミーから拝借したんではなくて(今回、紙ジャケにリリースに当たって「浜辺のシルエット」から「遠い渚」に改題)、エヴリシング・バット・ザ・ガールを組む前のトレーシー・ソーンが1982年に出したアルバム「遠い渚(A Distant Shore)」から拝借したものだ。ネオアコに敬意を表して。
チャド&ジェレミーの場合は"Distant Shores,"複数形なんですね。単数形の"A Distant Shore"とはどう違うのでしょうか。謎です。
密輸ブローカーからゲットしたアンプラグドCDを改めて聴きなおして見ました。「刹那的」という綿内さんの解説になるほどと思う一方、とても普遍的なラブソングでもある曲だなと感じました。これを(元)アイドルが歌ったらどうなっていたのかな?そして、その元アイドルってあの人かな?この人かな?といろいろ想像が広がります。
「~渚」って魅力的な響きですよね♪
岩谷時子×弾厚作っぽくて...と勝手に思ったりしてます(^^
トレイシー・ソーン「遠い渚」、ベルベットのカヴァーをやってたり、ちょっとダークだったり、情緒に流され過ぎないところが、芯がロックなんですよね。これこそネオアコだと思います。
marさん
加山雄三ですね。渚は魅力的な単語です。
邦題って良いんですよね。時にはオリジナル以上に魅力を伝えたりするから。邦題へのオマージュってのも楽しいです。バーズ「霧の8マイル」=勿論「恋の5000マイル」でした。