歯切れの良い音をたてて
梢を通ってくる雨を防げるのは
勿体なさすぎる
雨は遠くまで降っていて
並木はよじれることもなく
少しずつ煙っていく
わたしはつぼめた傘の柄を肩にあて
静かに発砲する
並木をつきぬけた
遥か遠いところで
浅黄色に弾んで
燃えあがったもの
塚原将『消せない時間』より
最新の画像もっと見る
最近の「詩(塚原将)」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
- VBScript(2)
- Weblog(314)
- お仕事ツール(0)
- Saloon(1122)
- Node.js他(Python)(16)
- HTA(32)
- 決め・分け論(72)
- 映画・ドラマ(37)
- EXCEL VBA(35)
- PL/SQL(10)
- Java(11)
- 詩(自作)(5)
- 詩(塚原将)(298)
- 短歌(200)
- 題詠100首鑑賞(96)
- 題詠100首(109)
- ALIAS SMITH and JONES エピソード(1)
- 題詠100首2010(11)
- 読書(74)
- プロスポーツ(プロ野球、格闘技)(27)
- 日常・育児とか(88)
- 仕事(IT関係)(61)
- とほほ(33)
- 夢(32)
- 勝手にバトン(7)
- 写真(36)
- スタートレック視聴日誌草稿(24)
- 旅行(25)
- 嫌いな言葉(6)
- 好きな言葉(4)
バックナンバー
人気記事