明日死んでしまうとしても怖くないそうはいかない子供の命は
題詠マラソン2004のお題リスト(100題)の中で、
こんなん何も思いつかないよ・・・というのが、少なからずあります。
この025:怪談もそのひとつ。
何時の頃か、暗闇がそれほど怖くなくなった。
暗闇自体、存在しない街中にいた所為かもしれない・・・。
暗闇の恐怖は、無への恐怖なのかも知れない。
怪談の場合、さらに積極的に、幽霊の誘いがある。
残念ながら、霊感が全然ないので、幽霊さんに相手にされない。
スリラーや、ホラーなんかも、熱心に観るほうではなくて、どちらかというと、
同じ摩訶不思議ならばファンタジーに流れてしまう・・・
そうそ、甘ちゃんなんだろう。
怪談というと子供の頃、誰かが幽霊話をして、
怖いと思うのが、普通ということで、無批判に怖がっていた・・・まるで遠ざかる雷の轟きのようだ。
そう思っていたら、娘の「明日絶対死ぬ」の予告。
怖いというのではないが、何ともいえない居心地の悪さだった。
苦痛や苦悩も生きてこそあれば・・・じゃないか・・・。
何もないことでさえ、可能性をしゃぶって生きていける・・・
などと、どうどう巡りで考える。死は生の存外近くにあるのだ。
朝、又聞きのカミさんが「絶対死ぬ」をそれとなく問うと、「夢を見て・・・」と言ったらしい。
ははん、ごまかす気だな・・・
「何もいいことがないから」と言っていたのを父は忘れない・・・
ただ。死にたい訳ではない。
死にたいは、生きたいの裏返しだから・・・
父も、君に生きていることの嬉しさを知ってもらいたいのだ。
夏は暑いからいい、冬は寒いからいい。
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