本がテーマとしているのは、テレビゲームやインターネットへの依存だけど、
依存は、現代の病だと思った。
人類は、技術、工学、化学によって、多くの困難を克服して来た。
同時に、多くの楽しみ、快楽も生み出してきた。
生来の快楽には、目的がある。
食欲や睡眠などの欲求は、生存のためだし、
性欲も、種の保存のためである。
そのため、欲求が満たされると、
快楽を与える脳内物質が分泌される。
それは言わばご褒美のようなもの
その快楽のため、また、がんばって生きようと・・・
人間は思う。
単純な構造だけど、基本的には確かだろう。
また、生来の快楽には、
必ず行き過ぎ防止のブレーキ、リミッターがかけられている。
食べずきると、満腹中枢が働くし、
寝すぎると眠くならない
男しかわからないが、射精するとかなり倦怠する。
ところが、
作り出された快楽には、基本的にこのリミッターがないのではなかろうか?
リミッターが働かなければ、依存症になってしまう。
覚醒剤は、脳の興奮状態を作り出す。
人間の適応力は、過度の興奮にも
その状態を正として適応しようとする。
そして、もっと多くの刺激がなければ興奮しなくなってしまう。
タバコにしても、お酒にしても、
体の拒否がなければ、もっともっと、ヘビースモーカー、ヘビードリンカーになってしまう。
もうこのくらいにしておこうというのは、
知性が判断してとめるしかないのだ。
生理的に、自動的には、制限はかからないのだ。
ゲーム依存・ネット依存・・・
ちゃんと、このぐらいで止めとこう
という知性のリミッターが働いているか
そうでなければ、自分を容易に見失ってしまう
そこに現代社会の落とし穴がある。
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