Re:SALOON & VBA

選手会は新撰組か?

今、台風が通過中です。地震もありました。(まあ、割と平気です。どうなんでしょう? 僕は鈍すぎますかね・・・地震が好きな訳ではないけど・・・)
怖いのは、人間の方です。自然はどうしようもありませんから・・・。

で、
プロ野球がさらに面白いことになってきました。(面白がっちゃいけないかな?)

選手会が、ストをするそうです(僕が言わなくてもすでに皆さん御存知ですが)。
でも、主旨が僕にはもう一つピンと来ないのです。
その、「一年間凍結」というのが・・・。
納得しないうちに、どんどん進められていくのが叶わないといっている訳ですよね。
その一年というのは、もしかしたら、経営上、12球団が多すぎるというのは分かっている・・・けど、認めたくない・・・認めるのには、心の準備をするのには、時間をくれと言っている訳ですかね・・・これは。

問題の核心は、誰もが分かっているのに、正面切って言い出せない。

そう、ことはパリーグだけでなく、巨人を中心とするプロ野球そのものが、もう、構造的に行き詰っているということでしょう。

日本のプロ野球は、スポーツというより贔屓の引き倒しのようなところがあります。
タニマチ的遊興・・・。
相撲がそうですね・・・横綱の待遇たるや・・・完全な階級社会。
強いものが、いい目を見る。勿論、責任もある訳ですが・・・。
横綱は勝ち続けなければならない。(巨人は勝たなければならないというのはそういう意味?)

野球だってそれでいいではないか・・・
好きなチームに肩入れして何故いけない・・・
とおっしゃるかも知れません。
いや、ずっとそういうプロ野球でした。
巨人は人気チーム、強い選手を集めて何故いけない・・・。

でも、野球が相撲と違うのは、野球は個人スポーツでなく、チームスポーツだということ。
相撲は、裸一貫だけの勝負、個人の力量、努力(要は本人のやる気と才能)でいくらでも強くなる可能性はある。

でも、野球はそうはいかない・・・ピッチャー、バッター・・・そして、監督、コーチ・・・総合力の勝負です。
実力のある選手を集めたら、強いのは決まっています。
(そして、強ければ人気が出る、人気が出れば選手が集まる、そして野球はつまらなくなる。)

でも、面白さというのは、意外性の中から生まれるもの・・・
(もちろん、安定した強さも面白みではあるんでしょうが・・・)どうでしょう?

9連覇した巨人は、その後ドラフトの効果で、だんだん弱くなった。
あの頃の野球は、面白かったですね、ホントに。(努力したチーム、波にのってる選手・・・そういうものが報われる、そういう雰囲気が溢れていた・・・パリーグも面白かった。)
ところが、弱くなった巨人は、空白の一日など数多くのドラフトのゴタゴタを通して、ついにドラフトを骨抜きにし、FAではスター選手を根こそぎさらい、逆指名では裏金工作と、逆にますます、歪(いびつ)なプロ野球にしてしまったのです。
さすがに、こうなると、野球は大味(おおあじ)、どちらにしても、面白さはありません。
僕は、もともとアンチ巨人ですから、巨人が負けてくれれば、それが正義のような気がします。
僕にいわせれば、巨人(特にナベツネさん)は悪代官ですね。
巨人が負ければ、スカーッとします、ああ、正義はあるんだとね。巨人が勝てば、世の中やっぱりズルイものが勝つんだと・・・。
でも、そういうのって、野球本来の面白さではないでしょう。

だから、近年、勝ち負けはプロ野球でも、
試合は大リーグの方が面白いです。

とはいうものの、
もうニッチもサッチもいかないのは、誰の目にも明らかで、
近鉄の経営難、合併は、ただのキッカケでしかないのです。
だから、巨人という太陽の日陰で凍えていたパリーグは、これが変革の機会と飛びついた。(ナベツネさんは、自分の悪事を他人の所為にするため1リーグを持ち出した。もっと輝く太陽になるために・・・)

でも、その思いには、立場での差がありました。
選手、ファンは、今のままがいいと言う。
未来のもっといい構造は、御預けにしたいという。まだ、待ってくれという。

尊皇攘夷、倒幕・・・さあて、どれが正論なんでしょう。
変革を拒むのが選手会だとすると、選手会は、新撰組?

あるいは、藩がおとりつぶしになった赤穂浪士?
ストライキは、討ち入り・・・? 鳥羽伏見の戦い?

吉良上野介は、ナベツネ?(間違いない!)
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