Re:SALOON & VBA

孤影

目を伏せて
自分の影深く
思考をおとすと

一輪の花をのぞいて
すべてが急激に遠ざかった

花の上に
思考は眠りきった蝶のように
淡い色彩をおとして

流れてきた蝶のように
花は
ひとかけらの重さも喪失して
かすかにまわりながら
浮き上がった



塚原将「たったひとつの季節に』より
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