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フォーラム’80 受講生寄稿

課外活動を中心に参加者に寄稿していただいています

NTTグループショールームNOTE見学会

2014-06-26 16:42:23 | Weblog


日時:2014年6月26日(木)
見学先:NTTグループショールームNOTE
記録:防衛省 佐々木(71期)



【一階展示ブース】
 NTTグループのビジョンを紹介するビデオを見せていただいた後、2つのグループに分かれて①モバイルクラウド、②t-Room、③スマートホームおよび④遠隔医療を見学させていただきました。
②はこれまでのテレビ会議の域を超え、空間自体を他者と共有できるというサービスで、ビジネスは勿論、エンターテイメントでも圧倒的な潜在性を有していると思いました。①③は我々の生活を大きく変える可能性があるサービスで、今後の実用化が期待されます。

【シニア向けスマートTVサービスデモ】
 NTTの金子さん(71期)から、概要以下のとおりのご説明をいただきました。
・ICT業界では、グーグルやフェイスブックのように、他社の収益源となるエリアに格安又は無料で参入し、自社得意の他エリアで収益を拡大するというトレンドがみられる。
・NTT等の通信会社はコミュニケーションと通信を収益源としてきたが、通信がコモディティ化し、無料通話とチャットアプリが普及してきたため、他の事業の開拓が必要。これが新ビジネス推進室のミッション。
・新ビジネスとして現在追求しているのがスマートTV。NTTは、ネットワークサービスとアプリの追加という形でスマートTVのビジネスを模索。ショッピングとの連携、家族見守りといった機能を盛り込ませることを検討しており、現在実証実験中。
・現在、シニア向けスマートTVトライアルを実施中。子供世代から送られてくる写真をTVで見ることができるサービスはモニターから好反応。旅行代理店と連携して、テレビ電話を使ってカスタマーとやりとりするサービスも実験しているところ。カウンターでやりとりするのには及ばないものの、コールセンターを通じてやりとりに比べて優れているとの結果。
・この他、家族が長時間テレビをつけない場合にメールで通知してもらうという家族の見守りサービスを考えているが、これら全てのサービスに共通する課題は、どうマネタイズするかということ。

【二階展示ブース】
① 高解像度TV電話、②ひかりTV4K、③教育スクウェア×ICT、④拡張現実AR、⑤細径低摩擦インドアケーブルを見学させていただきました。

【質疑応答】
Q:現在検討中のスマートTVの様々なサービスをご説明いただいたが、これらのサービスの料金はどの程度を考えているのか。
A:スカパー、WOWOW、ケーブルTVは月2000~3000円程度。最近はHuluが月1000円程度でビデオ見放題というサービスを導入。これらの価格を踏まえてスマートTVのサービスの料金を検討していく必要。
Q:シニア世代といっても年齢に幅があるが、具体的にどの年齢層を想定しているのか。
A:これまでのトライアルの結果、見守りサービスは50,60代にはNGであることが分かっている。子供達に自分たちの行動を見られたくないという思いが強いようだ。子供世代から送られてくる写真を見るサービスは、孫がまだ小さい60代からの受けが良い。孫が大きくなる70代では、写真共有サービスは、むしろ友人間で使われている。シニアビジネスと言っても、セグメント化されている。
Q:先ほどスマートTVを拝見したところ、音声に遅れが見られたが、技術的に改善の余地はあるのか。
A:先ほどはアプリ通話だったので音声に遅れが生じたものであり、技術的には改善可能。

【所感】
 ブースで展示されていた各種サービスとスマートTVは、私たちの生活のみならずビジネスの在り方までも根本的に変えてしまう可能性を秘めたものであり、大変感銘を受けました。貴重な機会を作って下さったNTTの金子さんに感謝申し上げます。
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航空自衛隊百里基地見学

2014-06-21 14:21:16 | Weblog
日 時 : 平成26年6月21日(土)
見学先 : 航空自衛隊百里基地(茨城県小美玉市)
記 録 : フォーラム‘80 71期 東日本高速道路(株) 安藤
行 程 : 8:00 航空会館発(大型バスで現地まで移動)
     10:30 百里基地着
    10:30~11:45 百里基地の概要説明(DVD含む)
    11:45~12:30 昼食(基地内の隊員食堂にて)
    12:30~14:00 戦闘機等の見学
     14:00 百里基地発
    16:00 航空会館着、解散


1 はじめに
・ 事前には悪天候が予想された中、フォーラムメンバーの日頃の行いが良い(?)おかげで晴天に恵まれ、阿部事務局を含め総勢30名で航空自衛隊百里基地を見学させていただきました。
・ 航空会館前に集合し、大型バスにて茨城県にある百里基地まで移動。車中においては航空自衛隊の概要(自衛隊全体、幹部学校、百里基地等)説明の他、DVDも視聴させていただきました。(パイロット個人にフォーカスしたドキュメンタリー風のものもあり、時間も忘れて興味深く拝見させていただきました。)

2 百里基地の概要について
・ 百里基地は、関東でも唯一の戦闘航空団が所在する航空基地であり、茨城県中部の太平洋沿いに位置し、日本海側・太平洋側いずれも監視区域に入れて、領空侵犯措置や航空偵察など、24時間緊急発進する体制を維持しています。その規模は面積が約425万㎡、勤務する隊員は約2000名にものぼります。
・ 重要任務の中でも、対領空侵犯措置のためのスクランブルが全国で年間800回超(約2日に1回)実施されているとは驚きでした。日頃何事もなく平穏に過ごしている我々ですが、改めて、日本をめぐる国際情勢が決して問題がなく安定しているわけではないこと、そのなかで航空自衛隊が欠くことのできない役割を担っていることを痛感しました。

3 戦闘機等の見学について
・ 昼食(基地内の隊員食堂で、隊員の方々と同じメニューの食事をいただきました。これもまた非常に貴重な体験でした!)を済ませてから、いよいよ待望の戦闘機見学へ。広大な敷地内では全てバスでの移動。車中から滑走路のかなたに見える地平線と、間近に並ぶいくつもの戦闘機格納庫エリアのコントラストを楽しむのも束の間、F-4戦闘機、F-15戦闘機の両雄が並ぶ見学エリアに到着。
・ F-4戦闘機は、導入以降数十年も経ていることもあり、機体や武装などにある種の重みを感じました。一方で、最新型のF-15戦闘機は、あらゆる装備が洗練されており、月並みな表現ですがまさに“カッコいい”の一言。
・ フォーラムメンバーは2グループに分かれて、それぞれの機体について現役パイロット等の方々から説明をいただいただけではなく、コクピットにも座らせていただきました!操舵レバーを握った感触など何とも言いようのない緊張感でいっぱいでした。(このボタンを押すとミサイルが出ますと言われ、(その時は出るはずがないのに)あわてて手を引いてしまう始末。)
・ これだけでも満足だったのですが、更にサービスで1名ずつコックピットに座ったところの写真撮影をしていただけるとのこと。これには一同感無量!皆思い思いのポーズで写真に納まっていました。(余談ですが、フォーラムメンバーの某女史はF-15担当の若いイケメンのパイロットの方に目を奪われていたようですが・・・)

4 終わりに
・ 往復の車中での説明、基地内での施設見学等を通じて、日頃ニュースや新聞の中でしか情報に触れることのない「国防」というものを垣間見させていただき、自衛隊組織の重要性を再認識しました。島国で四方を海で囲まれたこの日本において、「空の安全」を守る航空自衛隊の役割は今後益々高まっていくものと思います。
・ 東日本大震災の復旧支援でその存在感を改めて国民に示した自衛隊。平和ボケしている我々国民は「何か」が起こらないとその重要性を認識できないでいます。緊張する国際情勢の中における自衛隊の活躍、役割はもっと広くアピールされるべきものだと感じました。
・ 最後になりますが、業務ご多忙の中、バス車内での説明、基地内での概要説明、戦闘機の見学等全てにわたって丁寧にご対応いただきました航空自衛隊(幹部学校、百里基地)のみなさま、阿部事務局長に厚く御礼申し上げます。
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