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フォーラム’80 受講生寄稿

課外活動を中心に参加者に寄稿していただいています

NTTドコモ R&Dセンタ 施設見学会

2010-05-25 12:45:51 | Weblog

63期 電源開発 山岡美登里

2010年5月21日(金)、晴、最高気温29度。横須賀の太陽は真夏仕様でした。63期生でNTTドコモさんのR&Dセンタを見学させていただきました。せっかく横須賀へ行くのだからと、集合時間前に「横須賀海軍カレー」で腹ごしらえしてきた参加者も数名いたとか…。13時前に京急YRP(Yokosuka Research Park)野比駅をバスで出発し、10分程でR&Dセンタに到着しました。
まず、最初に通された会議室でR&Dセンタの概要説明(15分)を受けました。敷地10万㎡(東京ドーム2コ分)に4つの建物から成る施設は、98~04年にかけて竣工され、YRPで働く約半分の3000名がこのセンタで最先端技術の開発に取り組んでいるとの事でした。NTTドコモの研究開発組織としては、このセンタの他、シリコンバレー、ミュンヘン、北京にも拠点があるそうです。
因みに、YRPは、NTT武蔵野研究所のワイヤレス部門が70年代にこの地へ移ったことが発端となり、その後80年代に、総務省主導の下、自治体、民間等が参加し、“この地域を21世紀における移動通信の研究開発拠点にしよう”という目論見で整備が進められたそうですが、我々が生まれた頃からの事業とは思えないほど立派な施設が並んでいました。
次に、デモンストレーションいただいたいくつかの研究開発を概略ご紹介します。
 ●「裸眼で自然な立体表示が可能な携帯型3Dディスプレイ」
表面が波打つように凸凹したレンチキュラーレンズを携帯画面に貼ることで複数の画像を組み合わせたと同様の効果が得られるもので、動いている蜂のデモ画像は本物と見紛うほどで、一同感激。ですが、mail等の文字情報も3D化されてしまう等の問題もあり、未だ実用化には至っていないそうです。
●「触力覚メディア」
音や映像に続くコミュニケーションとして、遠隔の物に触れた感じや力の感覚を、センサを介して体感できるもの。全員が体験させていただいたのですが、実際にビンをコンコンと叩いたり、ザラザラしたものを擦りつけたりした感じが手元のセンサに伝わってきて、「おぉ」と感嘆の声を上げてしまいました。こうした技術は遠隔医療やエンタテインメントにも応用できるとの事で、我々の想像は大いに描き立てられました。
その他、眼球の動きで操作できるイヤホンやGPSを活用した開発中のアプリケーションの紹介など、実際に研究に携わっていらっしゃる社員の方々が直接デモして頂いたこともあり、ベーシックな質問にもわかりやすく答えて下さいました。
休憩をとった後、WHARFと名づけられた、移動通信の将来ビジョンを実感できる体験型のショールームを見学しました。始めに、赤を基調としたお洒落な視聴覚室にて、今後の開発計画を内容としたビデオを視聴。常に10年先を読むことを念頭に、人を中心に据えたユビキタス社会の実現を目指すといった内容で、移動通信の無限の可能性を想起させるものでした。
次に、ショールーム内の“未来の街”を探検。未来の生活が豊かになるための様々な提案の体験を狙いとされており、各コーナーでは実際に1~2名がデモ機を操作してみました。
私は“未来の買い物”を体験。全ての物に超小型のタグがつけられているという想定で、買い物をする際、店の商品のタグと自宅の持ち物のタグとを情報通信で繋げば、個人の趣向に合わせた最適な商品提案が受けられるというコンセプト。子供服店で提案された3着のうち、私はピンクの花柄ワンピースを選択。娘へのバーチャル試着もでき、購入までの一貫した買い物が楽しめ、正に未来のユビキタス社会を体験できました。因みに、ワンピースは\35900!
また、“未来の先端技術の紹介”コーナーでは、指輪状の装置を指にはめ、耳穴に差し込んで聞く「指話」、携帯電話から微弱な電気を流すことで人体を通して音を聞くことができる「人体通信」など、近い将来、実用をみそうなデモ機を多数体験できました。
続いて、アンテナの測定をするための電波暗室を見学。20m×13m×13m(3階建物に相当)の巨大な部屋で、外側は鉄製、内側の全壁面には特殊な塗料を塗った四角垂形のスポンジがはりめぐらされており、100億分の1まで電波遮断できる仕組みになっているとの事。壁が迫ってきて我々を圧縮しそうな迫力で、不思議な感覚でした。
最後に、質疑応答でも盛り上がったのですが、移動通信サービスを提供する事業者でありながらこのような大規模R&D設備を持つのは、世界的にみてもあまり例がないこと、国際標準規格獲得にも力を入れているとの説明を受け、移動通信界をリードする誇りを感じた次第です。
時間の経つのも忘れるほど盛りだくさんの内容で、未来の移動通信を垣間見ることができ、参加者全員大満足の見学会ではなかったかと思います。ご多忙の中、貴重な経験の機会を提供下さったNTTドコモ R&Dセンタの皆様をはじめ、アレンジャーで同社の稲川さん、阿部事務局長に心より感謝の意を表します。
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東日本高速道路施設見学会

2010-05-10 17:53:46 | Weblog
63期 NTT東日本 山崎 一人
好天に恵まれた中、NEXCO東日本菊地さんのアレンジにより、施設見学に行ってまいりました。日ごろ見ることのできない施設を見せていただくのみならず、いつも利用している施設を別の側面から捉えることができ、表に見えない様々な人々・システム等が交通の安全を支えているということを実感した一日でした。
まずは、岩槻駅集合。日本最大の雛人形・五月人形の産地です。駅前には多くの店がならんており活気があふれていましたが、書き入れ時の春の時期のみに開いている店も多いとのこと。近年の少子化・不況のあおりを受け、売り上げも厳しいそうでした。せっかくなのでこいのぼり(マンション用)を購入。
余談はさておき、岩槻駅から、NEXCO東日本の方々の引率により、まずNEXCO東日本関東支社道路管制センタを訪問。昔は東京第二管理局(日本道路公団)として多くの方がいらっしゃったのですが、今はセンタと関連会社が中心となっており、働いている人は少なくなったとのこと。そうはいっても、歴史のあるビルに、緊張しつつ中に入ることに。
くねくねと中を歩いて、交通管制室へ。まず目にとびこんできたのは関東一円の高速道路の交通状況が人目でわかる壁一面のスクリーン。またその周りにはジャンクションなどの状況を一定時間ごとに切り替えて表示するモニターが設置されている。
いくつかのモニターはアクアラインの状況のみを示していて、「なぜか?」と聞いたところ、「アクアラインは特別だから・・・」とのこと。その場はそうかなと納得したが、後でしみじみとその中身をしることになる。
交通をまもるためには各道路の状況を監視する必要がある。キリの有無、落下物、事故などの情報がリアルタイムで表示されている。意外だったのは、速度規制・事故などの情報もリアルタイムで把握し、対応する必要があることより警察との連携をかなり密にとっていること。道路の維持・管理の公共的側面を実感した。
となりにある施設制御室では各トンネルの設備の状況をリアルタイムで監視してる。トンネル内で人が立ち入るなどの異常が発見されたり、設備不良などがみつかった場合にはすぐに把握できるシステムになっている。アクアラインの状況はここでもしっかりモニタリングされており、その施設の特別さが際立っていた。
岩槻を出発し、高速道路でパサール幕張へ。今回の研修は移動時間も施設見学になるのが面白い。途中首都高速も通りつつ、特段の渋滞もなく、到着。
パサールはNEXCO東日本が新しいタイプのSA(サービスエリア)として全社的に展開しており、現在は東日本管内で3箇所が営業している。
多くのSAが1SA1運営会社なのに対して、パサールは様々な会社がその運営にかかわっているのが特徴とのこと。また環境に配慮し、かつバリアフリーな施設の数々や、上り方面は千葉土産を都内にもっていってもらい、下り方面は東京みやげを千葉にもっていくというコンセプトの切り分けなど通常のSAとは一味違う工夫が随所に見られた。日ごろよく使うSAなので個人的にも非常に興味深く話しを聞くことができた。
再びNEXCO東日本管内の高速道路を利用し、一路アクアラインへ。海ほたるの駐車場の奥の立ち入り禁止エリアを進み、いくつかドアをくぐると、アクアラインに併設された退避用の通路にでる。
幅3メートルくらいの道路がアクアラインに併設されているということ。300mおきに非難口が設置されており、火災等の場合にはすぐに退避できることに驚きを隠せなかった。参考までにアクアライン内で火災が発生した場合の避難方法は以下の通り。
• まずは非常口マークのある壁面の場所へ移動→スライドドアをよこにスライド→すべり台でシューっと避難通路へ。
• 有事の際には避難通路は非常に明るくなるので案内の放送等にしたがって避難すれば無事生還できることになります。出口までいくことが困難な場合には、トンネル中央部にある風の塔(排気塔)を上にあがりヘリコプター・船等で救助を待つことも可能。
有事の際の対応・かつ世界最大規模の自動車用トンネル(列車用とことなり排気や火災の対応が困難)なためトンネル技術のスイを集めており、日本のトンネル技術発展にも大きく貢献しているとのこと。施設の重要性をしみじみと感じるとともに、巨額な費用がかかった理由もわかったような気がしました。
その後、風の塔の排気塔見学。60mの階段を上りようやく地上に出たところ、東京湾を一望できるすばらしい景色を堪能でき一同気持ちよく春のひとときを過ごせました。当初は見学できない予定だったのですが、スタッフのご尽力により見学できて感謝しています。
ひとしきり見学を終わった後は、上野駅近辺にてまずは解散。その後、NEXCO東日本のスタッフの方々のおかげで非常に貴重な経験ができたことを祝いつつ、楽しく会を終わらせることができました。
貴重な経験を、無事に過ごすことができた菊地さんをはじめ、スタッフの皆さんのご尽力に厚く御礼申し上げます。
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