フォーラム’80 受講生寄稿

課外活動を中心に参加者に寄稿していただいています

中日本高速道路新東名建設現場見学会

2011-08-12 13:36:29 | Weblog


担当:65期生 株式会社NTTドコモ 寺西 俊広
開催日時:平成23年7月29日(金)
参加者:計31名(65期生18名、66期生13名)
同行者:阿部事務局長

7月29日(金)、中日本高速道路株式会社(NEXCO中日本)の65期荒川さん、66期谷野さんご協力のもと、新東名建設現場をはじめとするNEXCO中日本施設見学会を行いました。
当日は小雨が降る天気でしたが、夏の道路工事現場はアスファルトの照り返しが強く、見学には「いい天気」だそうです。

NEXCO中日本は旧日本道路公団が分割・民営化して2005年に誕生した会社で、東海地方を中心に東名、中央自動車道など「日本の大動脈」たる高速自動車網を管轄しています。

まず、最初に川崎市にある東京支社道路管制センターを見学しました。同センターは東名東京料金所に隣接、東名をメインに東京都から静岡県までの高速道路を365日24時間体制で見守り、事故などの情報収集・お客様への情報提供・事故対応の指令や警察機関等への連携を掌る役割を果たしています。センター長からの概要説明のあと実際に交通管制室を見学させていただきました。中央に巨大なパネルがあり、300Km以上ある管轄高速道路の状況が、グラフィック表示や順次切り替わるTVカメラ画面などから一目瞭然です。室内は広いため後方の見学ブースから双眼鏡を利用して見学するのですが、管轄内の全ての道路情報版に表示されている内容が全て表示されていると知って驚きました。

次に、サービスエリアの見学のためEXPASA足柄に向かいました。なんと移動のバス車中は66期谷野さんによるNEXCO中日本の事業概要説明!NEXCO中日本のお二人の今回の研修への意気込みが感じられます。到着後は、まずは腹ごしらえ。昼食は65期荒川さんが商品コンセプト作りを行った、「速弁(はやべん)」です。「速弁」は高速道路内にコンビニ等が少なく、高速道路に乗る前にお弁当を調達することが当たり前だった民営化直後に、若い女性や年配者向けをターゲットに地元の食材と地元の方が作るお弁当をコンセプトとして開発したそうです。地元の名店に飛び込み営業を行った当時の苦労話や誕生秘話などを荒川さんから聞きながらおいしくいただきました。昼食後は支配人からEXPASA足柄の概要説明、バックヤード見学に続き実際のお客様向け施設見学をさせていただきました。店内はとても明るく清潔な雰囲気で、ドッグランや子供向けの遊具も整備されており、ちょっとしたショッピングモールのようでした。お風呂やネットカフェも併設されているため長旅の疲れを癒すには最適です。

次に向かったのは、本研修のメインイベントである新東名高速道路(平成24年度に一部区間が開通)の建設現場です。駒門パーキングエリア付近の御殿場ジャンクションから新富士インターチェンジまでの約30Kmを実際にバスで走行しました。走行するといっても舗装の最終工事が終わっていないため、高速走行とはいかず安全を確認しながらゆっくり進みます。最初に降車見学した駒門高架橋では、道路に凍結防止のための電熱線を埋め込む工程が手作業でまさに進行中で、普段利用するときには全く気づかないのですが、NEXCO中日本さんが交通事故防止のために地道な努力を積み重ねていることを実感しました。その後も建設中のトンネル、サービスエリア等で降車し、説明と質疑応答を織り交ぜながらじっくり見学させていただきました。建設中の高速道路を走行・見学するという機会は大変貴重で、受講生たちは道路の真ん中で広い道路、橋、トンネルをバックに写真を撮っていました。(富士山の姿を見ることができなかったのは少し残念でしたが)

最後にこのような見学の機会をアレンジしてくださった、荒川さん、谷野さんほかNEXCO中日本の関係者の皆様には大変お世話になりました。この場を借りて改めて御礼申し上げたいと思います。ありがとうございました。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする