彼岸へのキョリ。
by |2009-09-20 22:27:40|
お彼岸、です。
この業界に身を置く者として、避けては通れぬトピックですね。
とりあえず今日は「彼岸」とはいったい何処に在るのか、を考えたいと思います。
さてさて、着地すべき場所は見つかるのか知らん。
彼岸。
それは考えようによっては「自己の救済」とかいう幾分自家撞着的なオプティミズムであり、我々の触れることのできる世界を「此岸」と呼ぶその刹那が生み出した二元論的幻影に過ぎないのかも知れません。
生と死が本質的に分断され得ないとすれば、結局「此岸ー彼岸」という対置は全くもって無効であって、
そこで僕は「彼岸」をひとつの憧憬として、倫理の柱として考えたい。
終わりも始まりもなく、ただ日々の研鑽だけが繰り返されていく。
それが彼岸と呼ばれるのか浄土と呼ばれるのか、そいつはひとまず置いといて、
薄っぺらい未熟な人間である自分がより良く生きるための規範として、
それがあれば良いなと思います。
キャッチャーがミットを構えてくれないと、なかなか思った通りに投げ辛いですもんね。
霊園・墓地・墓石・仏事法要の情報満載、株式会社加登ホームページはこちら。