理想。 - カトカト日記 ~霊園・墓石の株式会社加登 公式ブログ~

理想。

理想論。

余り良い意味に使われることのない言葉ですね。かく言う僕も、例えばハッピーエンディングな映画などはどちらかと言うと敬遠する傾向にあって、別に泣きたいとかそういう理由でもなく悲しい映画の方を好んで観るのも、人生そんなに首尾よく運ぶわけないだろうなどと常日頃思っているからではあるのですが。
しかし、理想無くして人は何処へ向かうと言うのでしょう。
そんなことを思ったのは、先日マイルス・デイヴィスの「カインド・オブ・ブルー」というアルバムを聴き返してみたときのこと。完璧な、一片の疑念すら差し挟む余地を許さぬカッコ良さというのがそこにある、それに較べてこの自分のカッコ悪いことといったら無い。ああこんな神様みたいな演奏をする人達ならきっと車庫入れが上手くいかなかったり、誤って反対方向の電車に乗ってしまったり、洗顔フォームを歯ブラシに付けてしまったり、お好み焼きを引っ繰り返し損ねたりもしないのだろう。ソフトクリームも上手に巻くだろうし、跳び箱だって8段くらいならメールを見ながらでも跳べるのだろう。たこ焼きを食べても青海苔が歯に付いたりしないだろうし、銀行の暗証番号を忘れることもないだろう。



うん、そうだ。目指すべきはここなのだ。完璧な理想像。どこまで近付けるのかというのはもはや問題ではなく、そこに向かって一歩を踏み出すのか否か。昔風に言えば実存として生きる、ということになるのでしょうか。僕自身として何を目指すのかはまだ定まってもいないのですが、様々な判断の場面で理想形というのをまず思い浮かべてみること、そこからスタートしてみようかと思ったりしています。状況によっては路線変更を余儀なくされることもあるでしょうし、それに応じて理想の有り方すら問い直さねばならないこともあるかも知れません。それでもまあ、最初から諦めていては決して前に進むことは出来ないわけで、蝶を夢見るサナギの心で、も少しワクワクしてみるのも悪くないんじゃないかと思っています。

というわけで、2行で書けることを長々と書き連ねてしまいました。最後までお読みいただいた方には申し訳ない気持ちで一杯です。どうかお許しください。




 
■ 加登のこと、もっと知りたい方は・・・・・


 霊園・墓石・仏事法要の情報満載! 加登HPは画像をクリック


   フォロー大歓迎! 加登 公式ツイッターも画像をクリック


  大切な故人やペットの思い出を身につける。手元供養品【SAMSARA】
« 手元供養品 【... 法要施設が完... »