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猛暑はもう、しょうがない? - カトカト日記 ~霊園・墓石の株式会社加登 公式ブログ~

猛暑はもう、しょうがない?

[環境問題] ブログ村キーワードなんて嘆いてみても始まらないわけですが、
岐阜県多治見市では今夏最高の39度を記録したそうです。

「日本一暑い町」を標榜する同市は、昨年8月に日本観測史上最高タイの40.9度をマーク。
今年はそれを上回る記録が出るんじゃないかと、僕は北京オリンピック以上に注目しているのであります。


こんにちは、猫です。

温暖化の最たる原因は、ご存知の通り二酸化炭素の過剰排出ですね。
都市化が進み、膨大なエネルギーを消費するようになった近代の病。

あるサイトによれば、東京の平均気温はこの100年で何と5度も上昇したのだそうです。
つまり、今の東京の気温は、100年前の鹿児島最南端の気温と変わらないということ。

かつて何千年、何万年の時間を要して起こった環境変化が、わずか100年のうちに訪れる。
これはどこからどう考えても異常ですよね。

とは言え我々人間は、暑い暑いと言ってるだけでそう簡単に死んだりはしません。
けれど、急激な変化に適応できず、「暑い」のひと言すら発することなく絶滅していった動植物のことを思うと、人間のエゴってのは恐ろしいなあと思わざるを得ません。

江戸時代以前の日本において、絶滅した種というのはただのひとつもなかったそうです。
これは本当にすごいことです。

動植物も人間もすべてが対等に生きる権利を持っている、そういう考え方が我々の根底にあった。
無駄な殺生や伐採はせず、慎ましく生きていた。

「日本人は彼らの飼う家畜をすることも喰べることもしない。彼らは時々魚を食膳に供し米や麦を食べるのであるが、それも少量である。しかし彼らの採る野菜は豊富であり、僅かではあるが、種々の果物もある。しかも、この国の住民は不思議なほど健康であり、中には稀な高齢に達する者も少なくない」

フランシスコ・ザビエルがしたためた、日本に関する報告書からの引用です。
一体いつから自然は動植物は、共生すべき存在から克服すべき対象へと変わってしまったのでしょう。

暑い日には縁側を開け放して風を通し、打ち水をして涼む。
蚊取り線香の煙と風鈴の音とが呼び起こす、夏の原風景。

懐かしいだなんて感傷に浸っている暇はありません。
文明は、いろんなものを取り戻しにいかなくちゃならないんだ。



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