毎日毎日、気になるニュースがよお出てくるなあ(笑)
ということで、本日気になった記事がこちら
まあ、他にも気になる記事はありましたが(夕飯に焼きそばで離婚とか......)昔から気になっていたことでもあったので、上記の記事について綴ります。
数十年前の話ですが
雑誌のコラムか何かで読んだ記憶があるのですが、実は公共トイレの男性用女性用の区別を色で示している国は日本を含めて少数派だということを知りました。
理由は、色=性別と決めつける概念がそもそもない、というのが大半でした。
青であろうと赤であろうと、男女ともその色を好むし使いますから、海外の方が日本の公共トイレを目にすると、何故色が付いているのか、疑問に思う場合もあるとのことでした。
たしかに、そもそもなぜ男性トイレは青を始めとした寒色系で、女性トイレは赤を始めとした暖色系になったのでしょうね。
この話(海外は色で区別しない)を聞いてから、公共トイレを使う際に気にするようになりました(笑)
古い建物を活かした施設では
古い建物を残して利用している施設などは、意外と色を使っていなくて、女性や男性を表す字(婦人・殿方や女・男、男性・女性など)が多い気がします。
雰囲気を壊さないためだったり、もともとの入口を一切手を加えていないからだったりするのだと思いますが、特に色がないから困ったという経験は今までありませんね。
そこから何を想像するかというと、ジェンダー的視点というよりは、当時は日本も男女の区別を「色」で判断するようなことがなかっただけ、という気がします。
もしくは、色のついた塗料が手に入りにくい環境にあっただけかもしれません。
色がないと間違える?
これ、どうでしょうね?
私は色が付いていても、入口が複雑に入り組んでいるような作りのトイレでは、何度か間違えてしまったことがあります。
もちろん、色は見えているし、女性を表す文字なども目に入っているのですが、誘導するシグナル的なモノがない場合に間違えやすいかな、と感じます。
色というよりは、むしろ入口の作り方や形状?の方をわかりやすくする工夫が必要なのではないかと思います。
わざと間違える人が出てくる?
まあ、この件については明らかに確信犯であれば警察や警備員へ通報すればいいだけですし、そもそも犯罪行為をする人がいるから色で分けておけ、という理屈も妙ですよね?
なぜなら、そういう邪な考えを持つ人間は、色分けしていようがいまいが、間違えた「フリ」でとぼけて異性用のトイレに入っていくのでしょうから。
わざと入っていく輩は、迷わず通報を!
色で見分けている人への配慮は?
このニュースに対して、色で入るべきトイレを判断している人に対して不親切だという意見が、SNS上で見られました。
これは、当事者でないとわからないこともありますが、点字ブロックで判断することは不可能なことなのでしょうか?
それとも、やはり色が必要でしょうか?
もし、色があった方が圧倒的に便利だし助かる、という方がいるのでしたら、再考する必要があると思います。
以前、知人と道路の点字ブロックの色について話をしたことがありました。
知人は、黄色はオシャレじゃないから、周りの風景などに合わせた色にすればいいと言っていましたが、私は弱視だという方が(細かいところは見ることができないけれど、色やぼんやりとしたシルエット程度は見ることができるという方)点字ブロックには目立つ色がある方が助かる、と仰っていたのをテレビで見て聞いていたので、そのことを知人に伝えました。
その時の知人は、それ以降点字ブロックの色については特に何も言わなくなりました。
ほんの一部の人の感想だったかもしれませんが、その一部の人が暮らしやすくなり、もともと点字ブロックを必要としない人の暮らしに何の支障もないのであれば、点字ブロックは黄色いままでいいのかもしれません。
ですから、公共トイレの男女を見分ける方法も、色があった方が暮らしやすいという人が少しでもあれば、無理に色を排除する必要はないのだと思います。
性的少数派の方への配慮とは
色での区別については、個人的になくてもいいのでは、と思っています。
理由は、特に混乱するということは起きないと思っているからです。
むしろ、青=男性用、赤=女性用という固定観念は無くなってしまえ、と思います(笑)
最近は、あまり見かけなくなりましたが、私が子どもの頃は幼稚園や保育所のスモッグや体操服が、男の子は青系、女の子は赤系というところが多くありました。
ここ数年は未就学児を見かける機会が減ったので、今でも男女で色分けしているところがあるのかどうかさえ、わかりませんが、少なくとも私が園児だったころは、青いスモッグが着られる男の子のことを羨ましいな、と感じていたかもしれません。
色の呪縛
人って、案外色に支配されてしまうことが得意な生き物なのかもしれません。
思い返すと、さまざまなことを色で判断するように仕向けられていたような気もします。
トイレもそうなのですが、普段着用する服や靴も、お店に行けば赤やピンクを進められることが多かったですよね。
私自身は寒色系が好きで、特に青系が好きなのですが、子どもの頃は店員に言いくるめられて「こっちの方が女の子らしいよ」などと言われたりした記憶があります。
以来、私は「青が着られる男の子になりたい」と思うようにまでなりました(笑)
私のように、色を決めつけられてしまう自分の性別に不満を持つ人は、案外多いのかもしれません。
性同一性障害ではないですが、いろいろと決めつけられてしまうことが嫌で、いまだに男性に生まれたかったと思うことも多かったりします。
まあ、不満に思ったところで性転換をしたいということではないですし、最近は決めつけてくる人に対して心の中で「視野が狭い可哀そうな人」とつぶやくようにはしています(苦笑)
色、必要な人に配慮を
赤と青にこだわる必要はないかもしれません。
もし、色を分けることで暮らしやすくなる人がいるのであれば、違う色で表現する工夫も必要なのかもしれませんね。
色と性別を直結させるという意識は、改善したほうがいいと思うのですが、色を使うこと自体は決して悪いことではありませんから、もし困っている人がいるのであれば、色は復活してほしいと思います。
少数派のために色を排除することができるのであれば、きっと少数派のために色を使う工夫もできるはず。
大切なのは色を排除することではなくて、多くの人に受け入れられて、なおかつ少数の方々に寄り添う姿勢ですよね、きっと。
余談ですが、私は小さい頃、赤やピンクのスカートを履いていても男の子に間違われていたそうです(母談)
結局、色関係ないじゃない(笑)
ということで、本日気になった記事がこちら
まあ、他にも気になる記事はありましたが(夕飯に焼きそばで離婚とか......)昔から気になっていたことでもあったので、上記の記事について綴ります。
数十年前の話ですが
雑誌のコラムか何かで読んだ記憶があるのですが、実は公共トイレの男性用女性用の区別を色で示している国は日本を含めて少数派だということを知りました。
理由は、色=性別と決めつける概念がそもそもない、というのが大半でした。
青であろうと赤であろうと、男女ともその色を好むし使いますから、海外の方が日本の公共トイレを目にすると、何故色が付いているのか、疑問に思う場合もあるとのことでした。
たしかに、そもそもなぜ男性トイレは青を始めとした寒色系で、女性トイレは赤を始めとした暖色系になったのでしょうね。
この話(海外は色で区別しない)を聞いてから、公共トイレを使う際に気にするようになりました(笑)
古い建物を活かした施設では
古い建物を残して利用している施設などは、意外と色を使っていなくて、女性や男性を表す字(婦人・殿方や女・男、男性・女性など)が多い気がします。
雰囲気を壊さないためだったり、もともとの入口を一切手を加えていないからだったりするのだと思いますが、特に色がないから困ったという経験は今までありませんね。
そこから何を想像するかというと、ジェンダー的視点というよりは、当時は日本も男女の区別を「色」で判断するようなことがなかっただけ、という気がします。
もしくは、色のついた塗料が手に入りにくい環境にあっただけかもしれません。
色がないと間違える?
これ、どうでしょうね?
私は色が付いていても、入口が複雑に入り組んでいるような作りのトイレでは、何度か間違えてしまったことがあります。
もちろん、色は見えているし、女性を表す文字なども目に入っているのですが、誘導するシグナル的なモノがない場合に間違えやすいかな、と感じます。
色というよりは、むしろ入口の作り方や形状?の方をわかりやすくする工夫が必要なのではないかと思います。
わざと間違える人が出てくる?
まあ、この件については明らかに確信犯であれば警察や警備員へ通報すればいいだけですし、そもそも犯罪行為をする人がいるから色で分けておけ、という理屈も妙ですよね?
なぜなら、そういう邪な考えを持つ人間は、色分けしていようがいまいが、間違えた「フリ」でとぼけて異性用のトイレに入っていくのでしょうから。
わざと入っていく輩は、迷わず通報を!
色で見分けている人への配慮は?
このニュースに対して、色で入るべきトイレを判断している人に対して不親切だという意見が、SNS上で見られました。
これは、当事者でないとわからないこともありますが、点字ブロックで判断することは不可能なことなのでしょうか?
それとも、やはり色が必要でしょうか?
もし、色があった方が圧倒的に便利だし助かる、という方がいるのでしたら、再考する必要があると思います。
以前、知人と道路の点字ブロックの色について話をしたことがありました。
知人は、黄色はオシャレじゃないから、周りの風景などに合わせた色にすればいいと言っていましたが、私は弱視だという方が(細かいところは見ることができないけれど、色やぼんやりとしたシルエット程度は見ることができるという方)点字ブロックには目立つ色がある方が助かる、と仰っていたのをテレビで見て聞いていたので、そのことを知人に伝えました。
その時の知人は、それ以降点字ブロックの色については特に何も言わなくなりました。
ほんの一部の人の感想だったかもしれませんが、その一部の人が暮らしやすくなり、もともと点字ブロックを必要としない人の暮らしに何の支障もないのであれば、点字ブロックは黄色いままでいいのかもしれません。
ですから、公共トイレの男女を見分ける方法も、色があった方が暮らしやすいという人が少しでもあれば、無理に色を排除する必要はないのだと思います。
性的少数派の方への配慮とは
色での区別については、個人的になくてもいいのでは、と思っています。
理由は、特に混乱するということは起きないと思っているからです。
むしろ、青=男性用、赤=女性用という固定観念は無くなってしまえ、と思います(笑)
最近は、あまり見かけなくなりましたが、私が子どもの頃は幼稚園や保育所のスモッグや体操服が、男の子は青系、女の子は赤系というところが多くありました。
ここ数年は未就学児を見かける機会が減ったので、今でも男女で色分けしているところがあるのかどうかさえ、わかりませんが、少なくとも私が園児だったころは、青いスモッグが着られる男の子のことを羨ましいな、と感じていたかもしれません。
色の呪縛
人って、案外色に支配されてしまうことが得意な生き物なのかもしれません。
思い返すと、さまざまなことを色で判断するように仕向けられていたような気もします。
トイレもそうなのですが、普段着用する服や靴も、お店に行けば赤やピンクを進められることが多かったですよね。
私自身は寒色系が好きで、特に青系が好きなのですが、子どもの頃は店員に言いくるめられて「こっちの方が女の子らしいよ」などと言われたりした記憶があります。
以来、私は「青が着られる男の子になりたい」と思うようにまでなりました(笑)
私のように、色を決めつけられてしまう自分の性別に不満を持つ人は、案外多いのかもしれません。
性同一性障害ではないですが、いろいろと決めつけられてしまうことが嫌で、いまだに男性に生まれたかったと思うことも多かったりします。
まあ、不満に思ったところで性転換をしたいということではないですし、最近は決めつけてくる人に対して心の中で「視野が狭い可哀そうな人」とつぶやくようにはしています(苦笑)
色、必要な人に配慮を
赤と青にこだわる必要はないかもしれません。
もし、色を分けることで暮らしやすくなる人がいるのであれば、違う色で表現する工夫も必要なのかもしれませんね。
色と性別を直結させるという意識は、改善したほうがいいと思うのですが、色を使うこと自体は決して悪いことではありませんから、もし困っている人がいるのであれば、色は復活してほしいと思います。
少数派のために色を排除することができるのであれば、きっと少数派のために色を使う工夫もできるはず。
大切なのは色を排除することではなくて、多くの人に受け入れられて、なおかつ少数の方々に寄り添う姿勢ですよね、きっと。
余談ですが、私は小さい頃、赤やピンクのスカートを履いていても男の子に間違われていたそうです(母談)
結局、色関係ないじゃない(笑)