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マシュマロ’sエンディングノート

~At the end of a marshmallow-like life~

服が増える理由と手放すためのヒントの話

2020-06-16 | 日々の暮らし
私は、片付け動画を見るのが好きなのですが、ふと自分の中で、服が増える理由と手放すヒントが見えてきたので、そのことについて、今回は綴ってみます。

服を処分できない人は多い
片付け動画で共通しているのは、服とキッチン関連(食品ストック含む)のモノが必ず大量に出てくる点です。
すべてのモノを溜め込む性質の人は別として、モノが溢れている割には、あるきまったジャンルのモノは一切みかけない、という人もいるのですが、そういった人でも、服とキッチン関連のモノは大量に所有している印象です。

かくいう私も、一時期は服が減らない傾向にありました。
とはいえ、勿体ないから処分できないという性分ではなく、汚れたり破けたりヘタってきたりすれば、どんどん捨てる性格なので、服が減らない傾向にあった頃の自分はどうだっただろうか、と片付け動画を見ながら振り返ってみました。

服が減らない理由(マシュマロの場合)
私の服が減らなかった理由としては、主に2つの原因があったように思います。

 1.親の教育
 2.好きすぎた

1.の場合は、まだ使えるモノをむやみに捨ててはいけない、いいモノは大事に長く使わなければいけない、といったようなことです。
私の母の世代は、いい生地を使った服を多く所有していて、さらにオーダーメード品や自作の服も多かったので、それまでにかかる時間や手間暇、費用を考えると、きっとおいそれとは捨てられなかったのでしょう。
娘の私にも、良質な生地の服を買ってくれたり、オーダーメイドしてくれたこともありました。
そして、それらは、長く着続けるためでもあったので、いざ私が良質な生地の服を処分しようとしたとき、母が結構渋ったのを覚えています。
でも、実際は流行遅れのデザインだったりフォルムだったりしましたし、年齢と共に自分の好みも変化するので、例えどれだけ良質な生地の服でも、いつまでも持っておいてもなあ、と潔く処分してしまった服もたくさんありました。

2.の場合は、自分で買う際に惚れ込んでしまったがために、もう処分すべき時が来ている服を、いつまでも手放せませんでした(笑)
つい最近も、デザインがとても気に入っていたワンピースを処分するまでに、約半年かかりました(苦笑)
結局、何度か着てみて、似合わなくなってきたことをはっきりと自覚したので、処分しましたが、もう一度手に入るのであれば買いたいデザインでしたね。
そんな感じで、その服が大好きだったために、いつまでも処分できずクローゼットの中で眠っていた服が、以前はたくさんありました。
ただ、そこまで気に入って買った服でも、やはり流行と年齢には付いてきません。
だんだんと、着るのが恥ずかしいくらいの流行遅れのデザインになってしまっていたり、年齢的(体形的にも)に似合わなくなっていたりして、最終的には処分しました。

ただ、そこまで気に入って買う服はそこまで多くはありません。
実際は、自分が流行を追ってあれやこれやと買ってしまって、クローゼットや引き出しがぎゅうぎゅうになっていました。
それらは、大体ワンシーズンか長くて2シーズンは着て、その後処分するのですが、着続けている間に次の新しい服を買ってしまっていたので、結果的にいつまでたってもクローゼットがぎゅうぎゅうのままでした(苦笑)

服が増える理由
タイトルを読んで
「服が増える原因ではないの?」と思われるかもしれませんが、服が増える原因は結構誰でもが自覚していると思っていて、それは

着ない服や着られない服を処分しないから

ですよね(笑)

しかし、私は今回、増える理由について、少し深掘りしてみようかと思います。

まず、増える理由には、以下のようなことがあるように思っています。

 ・流行を追いたい
 ・いつも同じ服を着ていると思われたくない
 ・自分が追い求めている好みが定まっていない(かわいい、かっこいい、エレガント、個性的など)
 ・自分に似合うジャンルが迷走気味(ナチュラル系、コンサバ系、カジュアル系、モード系、トラッド系など)
 ・勧められると断れない
 ・憧れの人に外見だけでも近づきたい
 ・好きな人の好みに合わせようとしてしまう

他にもありそうですが、この理由全部をまとめると

 自分に似合う服を理解できていない上に、誰かに合わせようとしている

からなのだということが、わかります。

上記のいくつかの理由でも、誰かに合わせようとしていることに当てはまるのは、流行を追うこと、同じ服を着ていると思われたくないこと、勧められると断れない、憧れの人に近づきたい、好きな人の好みに合わせようとする、です。
これらは、どれも「人目」を気にしている人の思考ですよね。
でも、実際の自分とのギャップがあると、たちまち服のジャンルが崩壊してしまい、買ってはみたものの着ずにしまい込むことに繋がってしまいます。

しかし、なぜそうなってしまうのか、という理由としては、自分に似合う服または本当に好きな服が、どんなジャンルで何色で、どんなフォルムなのか、を自分自身で理解していないからなのですよね。
逆もまたしかり、なのですが、自分に似合う服を自覚していないと、人のセンスや好みを真似て取り繕う形になってしまうので、最終的に人の意見を全部取り入れがちになるし、好きな人の好みや憧れの人の真似をすることで、自分のファッションセンスを確立しようとしてしまう。
結局そういった場合は、誰かの真似で終わってしまうのですが、自分で「私はこのファッションが好きだし、いちばんしっくりくる」と暗示をかけてしまっている状態なので、買い集めた服を手放すことに抵抗をおぼえてしまうのだろうな、と思っています。

まずは自覚してみる
クローゼットやタンスの引き出しなど、自分の着る服、身に付ける服飾雑貨などを客観的な視点で見たとき、もしも雑多な印象が強かったら、それはきっと、自分の好きな、あるいは似合うジャンルや色、フォルムが定まっていないからです。
服飾雑貨も同じで、服に合わせて買ってしまうと、非常に雑多な印象になります。

その雑多な服それぞれに対して、どういうシチュエーションで、何が気に入って買ったのか、ゆっくり思い出してみて、想像以上に自分の強い意志で買っていない服だったら、それはあなたの好きな服ではない可能性が高いです。

最近見た片付け動画で、20代から30代前半くらいの年齢の女性が、クローゼットをアドバイザーと一緒に仕分けて処分していくという内容がありました。
その女性のクローゼットが、まさに雑多な印象でして、正直に言いますと、かわいい自分を目指したいのか、クールな自分を目指したいのかが、他者からは想像ができない状態でした。
その方は、彼氏と同棲しているので、もしかしたら彼氏の好みとその女性が好むファッションにギャップがあるがために、クローゼットが雑多になってしまったのかもしれません。

仕分けの基準は、お決まりの「汚れたり破けたりしている」「似合わなくなった」「サイズが合わなくなった」「ほとんど着る機会がない」などでしたが、約半分は処分する服にしたものの、残した服はまだまだ雑多な印象が否めませんでした。
そして、私の印象では、その女性はかわいい感じ(例えばフリルやレースが施してある、ふんわりしたフォルムであるなど)が好きだけれど、友達や彼氏とレジャーへ行く際には、カジュアルでアクティブなファッションになってしまうようでした。
レジャーの内容にも寄るのですが、比較的身体を動かすレジャーがメインなのだとしたら、おそらくかわいい服では楽しめないのかもしれません。

こういう人、結構多いと思います。
ただ、少し冷静になって自分の好みや似あう服を見直してみたら、きっと残したいと思う服ってそんなにないだろうな、とも思いました。
それくらい、服のジャンルや色、デザインに、ばらつきがありました。
もしも、友達とレジャーを楽しみたいのであっても、友達が勧めるがままの服を選ばずに、自分が大好きだと思える服を選べば、クローゼットの中も統一感が出てくるはずです。
しかし、いろいろな感情や考えが混ざってくると、どうしても友達や彼氏が勧める服を選んでしまいがちになってしまうのでしょうね。

捨てられずにいた服を手放すヒント
かくいう、私も憧れの先輩の真似をしたり、その時代の流行を追ったり、友達が勧めるファッションを受け入れたりしていた時期がありました。
当時は、手に入れた服が自分に似合っていると思い込んでいたし、人にステキだと思ってもらえる服を着ているはずだ、とも思い込んでいました(笑)
しかし、実際は似合っていない服もたくさん持っていたし、人に勧められるがままに買った服も多かったし、なにより自分が目指したい服装があったかさえ怪しいです(苦笑)

その状態からは、今はようやく脱したように思えるのですが、なぜそうできたのかというと、たったひとつだけ意識するようにしたからです。
それは、自分に似合う色をしっかり把握することです。

そもそも、フォルムやデザインといった点では、昔からシンプルなモノが好みだったので、そんなに迷うこともありませんでした。
しかし、少しでも印象を変えたくて、シンプルでありながらも、いろいろな色の服を買っていたので、クローゼットの中の雑多な印象からは、なかなか脱することができませんでした。

ある日、ふと今の自分に似合っている色が、白もしくはベージュ系とグレー系に集中していることに気がつきました。
そして、もし色味のある服を選ぶとしても、スモーキーな色を選ぶと、失敗しないことが多いこともわかりました。
それに気が付いてからは、まず自分好みのフォルムの服を探し、カラーバリエーションをチェックし、グレー系やベージュ系があったら、じっくり観察してから、購入するかどうかを決めるようになりました。
また、デザインやフォルムに関しては、現在自分の外出着を全てワンピースにシフトしようと計画中なので、購入を検討する服は、もっぱらワンピースです(笑)

ここまで決めておくと、あとはスムーズに買い物ができるのですが、ここで心がけることは、決めた以上の着数は、気に入った服が後から見つかっても、絶対に買わないことです。
そこは、徹底しておかないと、いくら自分に似合う好きな服ばかりだとしても、クローゼットが溢れかえってしまう原因になってしまうので、決まった着数以上にならないように、常に気を付けています。

すでに所有済みの服も、同じです。
処分したいと思ったら、まずその色が自分が決めた色だったかどうか。
次に、今の自分に似合っていて、なおかつ自分が好きだと思える服かどうか。
もし、どちらかが怪しいのであれば、値段や購入時のシチュエーションは無視して、処分することにしています。

もしも、処分したいけれど、まだ着れる服や値段が高かった服は処分できない、という人がいたら、とりあえず自分が好きか、自分に似合うか、を確認しながら検討してみてください。
厳しめのことを言ってしまうと、おそらくあなたに似合う服は、ほんのわずかです。
好きだけど似合わない、似合うけど好きじゃないと思ったら、それは手放していい服ですよ。

とはいえ仕事で必要な場合
制服は決まっていないけれど、オフィスカジュアルの基準が案外厳しい、という職場に勤めている人は、なんだかんだでどうしても服が増えがちです。
自分の好きなファッションではないけれど、周囲の社員たちとバランスや統一性を保つためには、持っておく必要がある、ということも多いでしょう。
そういう場合は、どうしたって服は減らせないじゃないか、と思われるかもしれませんが、そこも自分が何を重要視するかで変わってきます。

もしも、いつも同じ服を着ていると思われるのが嫌ならば、それは当然着数も増えますよね。
しかし、学校の制服のように、仕事に着て行く服は洗濯する回数を踏まえた着数だけ持っておけばよい、と考えたら、そんなに増えることもないはず。
要するに、人目をあまり気にしないことが大事なのかな、と思います。
もし、それで何か不都合があるのならば、それなりに考える必要がありますが、そうではないのならば、同じ服をローテーションすることは、全く問題ないと思います。
人は、そんなにあなたの服装に興味は持っていないです。
もしも、服装についてイチャモンをつけてくる人がいたとしたら、それはきっと暇な人です(笑)
仕事に集中していたら、人の服装なんて気がつきませんから。

ですから、もし仕事用の服が増えがちな人は、まず洗濯(クリーニング)の回数が平均してどのくらいあるか、を基準に着数を決めてみたらいいと思います。


ということで、今回は自分のことを思い出しながら、服が増える理由と手放すヒントをまとめてみました。
ただ、いつも最終的な答えはひとつのところに戻ってきます。
それは、着ていない服(使っていないモノ)は、なくても困らない、すなわち要らないモノである、という結論に(笑)
持っているモノには、思い入れがあるモノとないモノがあります。
思い入れがあるモノは、手放すことを先延ばししてもいいですが、思い入れていることがどのようなことなのか、によっては早々に手放した方がよい場合もあります。
それを見極めるのは、非常に難しいことかもしれませんが、やはり自分独自のルール作りは必要だな、と改めて思う次第でございます(苦笑)
そして、自分の持ち物は自分が責任をもって処分するのが、誰しもに共通するルールだとも思っていますので、是非自分のモノは自分で決断して処分してください。
周囲に振り回されないように、お互い気を付けましょう(笑)


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