野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

花が終わりかけているウツギ

2019年05月19日 12時42分57秒 | 
ウツギの花が終わりかけている。
同じく花期が終わりかけているエゴノキと花がそっくりだが、
葉を比べてみると、葉の手触りや形、とくに外縁部の形状などで区別できる。
ウツギはまた卯の花の愛称で知られる。唱歌は有名だろう。
ぼくもウツギの花を見た日は、一日あのメロディが心の中で鳴っていた。
俳句も多く作られている。あまり多いので省略したが。
(2019-05 神奈川県川崎市 道端)





ウツギ
ウツギ(空木、学名:Deutzia crenata)[注釈 1]はアジサイ科ウツギ属の落葉低木。
特徴
樹高は2-4mになり、よく分枝する。樹皮は灰褐色で、新しい枝は赤褐色を帯び、星状毛が生える。葉の形は変化が多く、卵形、楕円形、卵状披針形になり、葉柄をもって対生する。花期は5-7月。枝先に円錐花序をつけ、多くの白い花を咲かせる。普通、花弁は5枚で細長いが、八重咲きなどもある。

ウツギの名は「空木」の意味で、茎が中空であることからの命名であるとされる。 花は「うつぎ」の頭文字をとって「卯(う)の花」とも呼ばれ、童謡『夏は来ぬ』で歌われるように初夏の風物詩とされてきた。 旧暦4月を卯月と呼ぶのは「卯の花の咲く季節」の意であるとされる。

分布と生育環境
北海道南部、本州、四国、九州に広く分布。 山野の路傍、崖地など日当たりの良い場所に生育するほか、畑の生け垣にしたり観賞用に植えたりする。


ウツギは卯の花の愛称で「夏は来ぬ」で歌われたのでおなじみだろう。
風物詩としてはもうすたれたものばかりかもしれないが。
「楝(おうち)ちる」とはセンダンの花が散っていることだ。これは今では耳で聞いても理解できないだろう。



「夏は来ぬ」
卯の花の 匂う垣根に
時鳥(ほととぎす) 早も来鳴きて
忍音(しのびね)もらす 夏は来ぬ

さみだれの そそぐ山田に
早乙女が 裳裾(もすそ)ぬらして
玉苗(たまなえ)植うる 夏は来ぬ

橘の 薫るのきばの
窓近く 蛍飛びかい
おこたり諌むる 夏は来ぬ

楝(おうち)ちる 川べの宿の
門(かど)遠く 水鶏(くいな)声して
夕月すずしき 夏は来ぬ

五月(さつき)やみ 蛍飛びかい
水鶏(くいな)鳴き 卯の花咲きて
早苗植えわたす 夏は来ぬ




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