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捕虫葉に網目の模様が入った食虫植物の「アミメヘイジソウ」(箱根シリーズ 040)

2020年07月29日 10時20分29秒 | 

食虫植物の「アミメヘイジソウ」。花は垂れ下がっている赤の丸い部分で、網目の模様の入っているのは筒状の葉の部分。上部に蓋のようなものがついていて、ふた裏の甘い香りに誘われた蠅などは、この筒の中に落ち込んでからは外に出れなくなる。

(2020-06 神奈川県 箱根) 

「アミメヘイジソウ」

アミメヘイシソウ Sarracenia leucophylla はサラセニア属の食虫植物の1種。捕虫葉の先端部分に紅白の網目模様が入り、美しい。かつては S. drumondii の学名も使われ、このカナ読みでも流通した。
多年生の草本。根茎は地下にあり、葉を根出状に出す。根茎は太さ1-2.5cmでところどころで分枝する。葉は細長く直立し、長さ25-95cm、筒状で上向きに次第に広まり、先端の口周は直径6-14cmに達する。筒状部の外周は無毛、下部は黄緑色で、先端に向かって葉脈が赤から紫に染まり、葉脈間の部分が白くなり、白と緑~紫の網目模様を作る。網目模様は蓋にも広がる。

口蓋は腎臓形から円形になり、長さ2.5-6.5cm、幅は3-7cm。縁は波打っていて外側に反り返り、先端は尖る。

花茎は長さ30-80cm、花弁は長さ4-5cm、幅は広いところで1.5-3.5cm。海老茶色で基部が白っぽい。花期は短く、3月下旬から4月上旬までとごく短い。

 



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