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野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

岩から釣鐘型の紫の花が垂れる「イワシャジン」(箱根シリーズ 062)

2020年10月24日 09時47分00秒 | 

岩から釣鐘型の紫の花が垂れる「イワシャジン」。秋らしい風情のある花だ。地域ごとに変種があって人気が高い野草とされている。

(2020年秋 箱根) 

 

「イワシャジン」

イワシャジン
学名:Adenophora takedae
科名 / 属名:キキョウ科 / ツリガネニンジン属

イワシャジンはやや大型の多年草で、関東地方南西部や中部地方南東部の山地の岩場に見られます。秋に紫色の釣り鐘形の花が、岩場から垂れ下がるように開くさまはとても風情があり、人気の高い山野草の一つです。
地下にゴボウ根を束ねたような根茎をもち、春の芽出し後に、株元に栄養葉と呼ばれるスペード形の葉を広げます。その中心から、細い茎と糸状の葉を立ち上げて、茎の先端から花芽を伸ばします。夏の間に花芽が成長し、秋には次々と花を咲かせます。花が終わると、茎は枯れて再び栄養葉を広げます。このときに早いものでは結実しています。冬前には栄養葉も枯れて休眠します。
この仲間は地域変異が多く、それだけ集めても楽しいものです。ヤシャジンシャジン、ウメガシマシャジン、アマハタシャジン、オオヤシャジンなど産地名で呼ばれ区別されていますが、基本的にはイワシャジンの地域変異の域を超えてはいません。また、最近では白花やダブル咲きの花も選別されて流通し、マニアの収集欲を高めています。

基本データ
園芸分類 山野草
形態 多年草 原産地 関東地方南西部、中部地方南東部
草丈/樹高 30~70cm 開花期 9月中旬~10月上旬
花色 紫,白 栽培難易度(1~5) 
耐寒性 普通 耐暑性 やや弱い
特性・用途 落葉性



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