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とても優雅な小さな花を咲かせるアキノウナギツカミ(箱根シリーズ07)

2019年11月04日 09時09分34秒 | 

アキノウナギツカミは花はママコノシリヌグイとそっくり。どちらもユニークな名前で笑わせる。この程度の棘でウナギが掴めるとも思えないのだが、花弁の先にほんのりと紅が残る咲き方はとても優雅だ。箱根湿性花園であふれるほどに咲いていた。

(2019-09 神奈川県 箱根町) 

 

アキノウナギツカミ
Persicaria sieboldii
イヌタデ属
ENG=タデ科 Polygonaceae
【漢字名】秋の鰻掴
【花期】7~11月 【分布】北海道・本州・四国・九州 【草丈】足首~腰
【環境】人里・田畑,山地・低山,河原・渓流,原野・草原,湿地・池沼

アキノウナギツカミは低地の湿り気のあるところに生える一年草。
同じようなコンペイトウ形の花序をつけるものに,ミゾソバやママコノシリヌグイがあるが,アキノウナギツカミの葉は細長く披針形になるので見わけることができる。
同じような環境でよく見かける種としてはヤノネグサガあるが,花序は顕著な球形ではなく花はやじり形に集まる。
ほかにもウナギツカミと名のつく同属の植物は何種かあるが,アキノウナギツカミはそのなかでもっとも普通に見られるもの。



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