野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

若葉が食用にもなるナンテンハギ

2019年09月19日 07時06分16秒 | 

富士山麓では南天に似た葉をつけるナンテンハギが崖のあちこちにしがみつくように咲いていた。種類の多い萩の品種のなかでは葉の形すぐに見分けることができる。若葉は食用にされていて、アズキナとも呼ばれている。味が小豆に似ているのではなく、ゆでたときの匂いが、小豆をゆでたときにでる匂いと似ているかららしい。

(2019-08 山梨県 富士山麓 )

 

 

 


 ナンテンハギ  南天萩
[別名] フタバハギ、アズキッパ
[英名] two-leaf vetch
[学名] Vicia unijuga A. Braun
マメ科 Fabaceae  ソラマメ属

 和名の由来はナンテンの葉に似ていることから。別名はアズキの葉に似て食べられることによる。
 根茎は木質で太い。茎は直立し、巻きひげがない。葉葉は2個の小葉からなる偶数羽状複葉、3個が普通のソラマメ属の中では特異である。小葉は長さ3~9㎝、幅1.5~4㎝の菱状卵形~長楕円形、先が尖る。托葉は矛形~類披針形、長さ8~20㎜、幅3~5㎜、 2裂又は歯牙がある。総状花序はまれに分枝し、長さ4.5~7㎝の円柱形、長柄があり、普通、葉より明瞭に長く、8~20個の花を密につける。苞は線形、長さ約1 ㎜、開花前に落ちる早落性。花冠は長さ約1.5㎝、青紫色~紅紫色、まれに白色。旗弁は中間で縮みバイオリン形、長さ11~15㎜。翼弁は竜骨弁より長く、長さ13~14㎜。子房は線形、無毛。胚珠は2~8個。豆果は長楕円形、扁平、長さ20~35㎜、幅5~7㎜ 、無毛。種子は3~7個入り、卵状回転楕円体(3径のうち2径が等しい楕円体) 。2n=12,14,24

[花期] 6~11月
[草丈] 30~60㎝
[生活型] 多年草
[生育場所] 山野
[分布] 在来種  北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国、モンゴル、ロシア

 



コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。