野の花 庭の花

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花壇でもよくみかけるようになった「ホトトギス」(秋の花)

2020年11月11日 10時02分29秒 | 

もう花期が終わりかけている「ホトトギス」。日本の特産種で山でも普通にみかけるが、花壇で咲いている栽培種も多くみるようになった。ホトトギスは鳥の名前だが、花の紫色の斑点のようすを鳥の杜鵑の胸にある斑点に見立てたことによるという。英名のトード・リリーはヒキガエル百合か。ヒキガエルの斑点に見立てたものだろうか。かわいそうな名前ではある。

(2020年秋 川崎市)

 

ホトトギス
学名:Tricyrtis hirta
和名:ホトトギス(杜鵑)  その他の名前:トード・リリー(Toad Lily)
科名 / 属名:ユリ科 / ホトトギス属

ホトトギスは日本の特産種で主に太平洋側に自生する多年草です。日陰のやや湿った斜面や崖、岩場に見られ、葉のわきに、直径2~3cmで紫色の斑点のある花を1~3輪上向きに咲かせます。茎はふつう枝分かれせず、まっすぐか斜めに伸び、場所や地域によっては弓なりに垂れることもあります。古くから栽培されているシロホトトギス(Tricyrtis hirta f. albescens)のほか、斑入りの園芸品種も流通しています。
また、ホトトギスとタイワンホトトギス(T. formosana)との間に交配種がつくられており、これらも「ホトトギス」の名で流通していますが、花を茎の先端に多数咲かせる点、タイワンホトトギスの特徴である長い地下茎をもつ点で区別できます。
日本に自生するホトトギスの仲間は10種ほどありますが、そのうち、小型で明るい黄色の花を咲かせるキバナノホトトギス(T. flava)は、ホトトギスより水はけのよいところを好み、ほかの植物との競争に弱いため、鉢植えに向いています。

基本データ
園芸分類 草花,山野草
形態 多年草 原産地 日本
草丈/樹高 30~100cm 開花期 8月~9月
花色 白,紫,ピンク,黄
耐寒性 強い 耐暑性 普通
特性・用途 落葉性,日陰でも育つ,盆栽向き,初心者でも育てやすい



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