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海岸に生えるバラ科の赤い花「ハマナス」(箱根シリーズ 012)

2020年06月18日 09時51分24秒 | 

海岸に生えるバラ科の赤い花「ハマナス」。水辺に集まって咲いていた。昔、一人旅で北海道の網走を訪れたときに海岸にびっしりと生えていたのを思い出す。遠き青春の思い出の花(笑)。

(2020-06 神奈川県 箱根) 

 

ハマナス(浜梨)
落葉低木
北海道〜太平洋側は茨城県、日本海側は島根県までの海岸の砂地に生える。幹は叢生し、高さ1〜1.5mになる。地下茎を伸ばして増え、しばしば大群落をつくる。枝には軟毛があり、太い扁平な刺と針のように小さな刺が混生する。刺にも短毛が密生する。葉は互生。長さ9〜11cmの奇数羽状腹葉で、3〜4対の小葉がある。小葉は長さ2〜3cmの楕円形または卵状楕円形で、先端は丸く、基部は広いくさび形または円形。縁には鈍い鋸歯がある。脈は表面で凹み、しわが多い。裏面には短い軟毛が密生し、腺が混じる。托葉は膜質で幅が広く、中程まで葉柄に合着する。先は尖る。枝先に紅色または紅紫色の花が1〜3個ずつつく。花は直径5〜8cmと大きい。花弁は5個。花柱は有毛、離生し、花ののどの部分をふさぐ。萼筒はほぼ球形。萼片は長さ3〜4cmで、背面に軟毛と細い刺があり、ときに腺毛が混じる。花柄は長さ1〜3cmで、小さな刺がある。果実は偽果。直径2〜3cmの扁球形で、8〜9月に赤く熟す。先端には萼片が残り、中には長さ5〜6mmのそう果が入っている。別名ハマナシ。花期は6〜8月。
冬芽は卵形。葉痕は馬蹄形で上を向く。(樹に咲く花)
学名は、Rosa rugosa
バラ科バラ属
白花をつけるものを、品種としてシロバナハマナス(R. rugosa f. alba)という。

 

 

 



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