野の花 庭の花

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イチモンジセセリが吸蜜している「サワギキョウ」(箱根シリーズ 049)

2020年10月07日 11時41分12秒 | 

イチモンジセセリが吸蜜している「サワギキョウ」。草原のあたり一帯がサワギキョウで埋め尽くされるのは壮観だ。上の二枚の花弁が羽ばたく鳥の羽根のように立ち上がり、残りの三弁が垂れ下がる。

(2020年秋 箱根) 

 

サワギキョウ(沢桔梗、学名: Lobelia sessilifolia )はキキョウ科ミゾカクシ属の多年草。美しい山野草であるが、全体に毒性の強いアルカロイドを持つ有毒植物としても知られる。

茎の高さは50cmから100cmになり、枝分かれしない。葉は無柄で茎に互生し、形は披針形で、縁は細かい鋸歯状になる。

花期は8月から9月頃で、濃紫色の深く5裂した唇形の花を茎の上部に総状に咲かせる。花びらは上下2唇に分かれ、上唇は鳥の翼のように2裂し、下唇は3裂する。萼は鐘状で先は5裂する。キキョウと同じく雄性先熟で、雄しべから花粉を出している雄花期と、その後に雌しべの柱頭が出てくる雌花期がある。

分布と生育環境
北海道、本州、四国、九州に分布し、山地の湿った草地や湿原などに自生する。普通、群生する。

 



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