野の花 庭の花

野の花や山の花は心を慰めてくれます。庭園に咲き誇る花は心をはなやかにしてくれます。

幼い頃の思い出を蘇らせるなつかしいオニユリ

2019年09月05日 08時48分35秒 | 

オニユリは日本の山野でみかけるもっともふつうの百合、もっとも百合らしい百合だろうか。少年の頃の記憶をよみがえらせるどこか懐かしい花である。むかしからゆり根をとって食用にするために増やされ、それが野生化したものらしい。

(2019-08 川崎市 道端) 

オニユリ(鬼百合・学名Lilium lancifolium)とは、ユリ科ユリ属の植物。

自生地
グアム東部、中国、朝鮮半島、日本に自生する。日本では北海道から九州の平地から低山で普通に見られ、一説には中国からの渡来種と言われている。

変種に対馬に自生するオウゴンオニユリ(Lilium lancifolium var. flaviflorum)がある。

特徴
草丈は1~2m程となる大型のユリ。葉は互生し、小さめの披針形で先端はゆるく尖る。茎は紫褐色で細かい斑点がある。花季は7月から8月で、花弁はオレンジ色、濃褐色で暗紫色の斑点を生じる。花弁は強く反り返る。種子は作らないが、葉の付け根に暗紫色のムカゴを作る。鱗茎はヤマユリと同様、ユリ根として食用となる。

近縁種
近縁に同属のコオニユリ (Lilium leichtlinii) があり、こちらは山地の草原や低地の湿原に生育する。オニユリによく似ているが、植物体が一回り小さく、ムカゴを作らず、種子を作る。



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