ミントは、ギリシャ神話に登場するほど歴史は古く、妖精(ニンフ)ミントは、地獄の河神の娘です。プルートー(死者の国の支配者)に愛されたために、プルートーの妻に嫉妬され、姿を野草に変えられてしまいます。だけども姿は変われど、ミントの香りで、人々を振り帰させるさわやかな魅力を持ち続けるのです。古代の人々は、水辺に生えるこの植物の香りに惹かれ神話の物語としたのでしょうか?最近は、ペパーミントの葉から抽出した精油に強い殺菌力があることが判ったようです。ミントは、いったいどのぐらい前から人々と係わりが有ったかと言うと、紀元前1世紀のローマ時代にさかのぼるそうです。(写真は、2004.07)
ペパーミント 主成分 メントール
風邪などを、ひいた時や食後のミントティーとして飲まれます。
スペアミント 主成分 L-カルボン
料理やお菓子作りに良く使われますので、ガーデンミントと言われる由縁です。
ペニーロイヤル 主成分 d-プレゴン
ノミよけやアリよけに使われます。食用にはなりません。
精油には強い毒性がありますので注意してください。
育て方
風通しと日当たりの良い場所に植えます。寒さには強いですのでだい丈夫です。
どんな土でも育ってくれますが、地下茎で広がりますので、大株になります。
地植えにして放っておくと庭中ミントだらけになってしまいます。
コンテナに植えられる場合は、ミントだけを、植えてくださいネ。
水遣り
植え付けの後は、たっぷりとあげてください、多湿にならないように土の表面が乾いたら施すように。ただし、完全に水切れになりますと、枯れますので注意が必要です。
肥料
1~2か月おきに1回の割合で、窒素分の少ない物を施します。プロミックの8-12-10鉢花用が良いかも知れませんね。
花が咲いてからは、
地植えなら2~3年に1回、草姿を、整える意味をこめて刈り込んであげてください。
育成が旺盛なので鉢植えは、毎年株分けをして植え替えてあげるといいですよ。
ご近所の桜の花が散る頃に植え替えが出来ます、7月上旬ごろまでに行います。
ご近所にある冬のミントの姿です。(2005.01)