知っているようでちゃんと知っていない切花の水揚げ方法を、書いていきます。
1.基本は、 よく切れるナイフか鋏で斜め切りにします。

この時なるべく長く斜めに切って、切り口の断面が水に当る面積を増やしてくださいね。断面積が多いと、たくさんの水を吸い上げてくれます。
2.水切り

水を張ったバケツなどに、植物を深く浸けて3~5cmを斜めに切りなおします。
すべての切花
3.湯揚げ

植物の根元から10cmほどの所から新聞紙で巻いて、蒸気から守ります。
切り口の5cmぐらいまでを、熱湯に浸けて少し色が変わるしらいまで、熱します。

色が変わったら直ぐに冷水に浸けて冷やします。
色が変わった部分は、水切りして切り捨てます。
鶏頭、段菊、ルピナス、おみなえし、ひまわり、ダリアなど。
4.焼き揚げ

植物の根元から10cmほどの所から濡れた新聞紙で巻いて、熱気から守ります。

炎で、切り口がら2~3cmを、炭になるまで焼きます。
炭になったらすぐに冷水につけます。
バラ、シャクヤク、アスチルベ、オキシペタラム、るり玉アザミなど
5.割り入れ

硬い花木などに用います。
根元から3~5cmを、縦横十字に切り込みを入れてください。

根元の5~10cmの皮を、カッターナイフなので削っておくと水揚げしやすくなります。
切り口の硬い花木 < ボケ、ツバキ、など>