今月1日になって、和歌山県太地町で特定施設への立ち入り制限を強化した条例(修正版)が施行されたとか。
目的としては、畠尻湾(はたけじりわん)への立ち入りを制限することらしい・・・。
・特定団体排除のため公の施設を立入禁止に-太地町(2010年12月2日 美熊野政経塾)
・和歌山・太地町の入江、条例で立入禁止(2010年12月1日 news.tbs.co.jp;googleキャッシュ@保存はお早めに)
和歌山・太地町の入江、条例で立入禁止(2010年12月2日 tbsnewsi)
そもそも、この畠尻湾への立ち入りに関しては、落石防止のためと称して遊歩道が閉鎖されていたのだが・・・。
以下、2010年12月1日分 news.tbs.co.jp『和歌山県・太地町の入江、条例で立ち入り禁止』を全文(略
---- 以下引用----
和歌山県太地町で、イルカの追い込み漁が行われている湾周辺の一部を立入禁止にする条例が1日から施行されました。
条例で立入禁止になるのは、太地町の畠尻湾を取り囲む合わせて980メートルの遊歩道とその周辺の山や岸辺などです。
太地町などによると、畠尻湾の周辺は落石などの理由で数年前から立入禁止にされていましたが、違反者に対しての法的拘束力はなく、1日からは、5万円以下の罰金が科せられます。
畠尻湾では、毎年イルカの追い込み漁が行われていますが、太地町のイルカ漁を批判的に描いてアカデミー賞を受賞した映画「ザ・コーブ」に使われている映像はこの立入禁止区域からイルカ漁を隠し撮りしたとされています。
---- 引用以上 ----
参考までに、この条例の1995年版↓
・太地町観光区域の保持に関する条例 昭和51年12月20日 条例第24号(1995年9月25日 環境省;2010年12月3日閲覧)
罰則を強化した条例の意図ってのは、太地町にいる Sea Shepherd とかへの牽制って奴だろうな・・・。
無論、それは「迷惑行動する保守」に対してでもないと困るが。
この条例の修正点を紹介していた美熊野政経塾さん(thx)は、この条例の問題点を以下のように指摘していた。
以下、2010年12月2日分美熊野政経塾『特定団体排除のため公の施設を立入禁止に~』からその部分を(略
---- 以下引用 ----
(中略)
この条例が作られた当初の目的は、観光地としての健全な環境を保持し、その発展を図り公衆に対して不快な印象を与える事項を排除するためでした。
しかし、畠尻湾を巡る遊歩道の落石注意や立入り禁止の看板、通行止めの柵は観光面からいうと観光地としての健全な環境を破壊し、その発展を図ることを阻止し公衆に対して不快な印象を与えています。
看板や通行止めは太地町観光区域の保持に反していて、太地町は早急に遊歩道を改修し町民や観光客を通すことを考えなければならない立場にあります。
太地町観光区域の保持に関する条例を過料まで処すように改定することによって根本的な解決になるとは思えません。
(以下略)
---- 引用以上 ----
この指摘が正しければ、太地町は観光よりイルカ漁を優先したと言われても仕方がないと思う。
それ以前に、太地町におけるイルカ漁の収益ってどんくらいだっけ?(調べろ俺)
これに対して、太地町で色々活動をしてる Sea Shepherd の Scott West 氏は戸惑いを隠せなかったようで。
・Report from Taiji: December 2(2010年12月2日 Sea Shepherd)
West 氏は、(おそらく MBS のニュースを観て)この修正後条例が施行されたことに触れ、以下のように述べていた。
以下、2010年12月2日分 Sea Shepherd『eport from Taiji: December 2』からその部分を(略
---- 以下引用 ----
(中略)
We will have to find out if it is true that such a new law exists.
If it is true, we will then likely have to publish photos we have in our archives of what happens in the forbidden areas.
We all know what happens.
We know that dolphins are tied by their tails and often thrash about until they drown.
We know that other dolphins are punched, struck, and held underwater (remember they have to breathe air just like us) in order to be subdued for capture and subsequent transfer to entertainment parks.
We know that others are pushed into shallow water and even into rocks where they are paralyzed.
They are then dragged by their tails out to the gutting barge where they are killed by having their entrails removed if they were not so “lucky” to have drowned on the way.
We know that the molesters act with callous efficiency and show no reverence or concern for the lives they take.
We know that whole family units are slaughtered and removed from the ecosystem.
We know that babies are shown no mercy.
We know that the Taiji dolphin molesters do not want you to know what they do, and now we know that the Taiji town council wants to hide it from you as well.
There is no honor in Taiji.
(以下略)
---- 引用以上 ----
うはは。
映画『The Cove』の素材撮影前にこの修正後条例が施行されてたら、色んな意味で大騒ぎになったんだろうな(苦笑)
まぁ、Sea Shepherd がこの条例修正で懲りるとは思えないが・・・。
つーか、太地町は畠尻湾周辺をどうする気なんだろうか?
まさか、そこをイルカ漁聖地として売り出す気じゃね~だろうな?
その意味では、この条例修正で太地町が観光地整備を本気でやるかどうかも問われると思う・・・。
目的としては、畠尻湾(はたけじりわん)への立ち入りを制限することらしい・・・。
・特定団体排除のため公の施設を立入禁止に-太地町(2010年12月2日 美熊野政経塾)
・和歌山・太地町の入江、条例で立入禁止(2010年12月1日 news.tbs.co.jp;googleキャッシュ@保存はお早めに)
和歌山・太地町の入江、条例で立入禁止(2010年12月2日 tbsnewsi)
そもそも、この畠尻湾への立ち入りに関しては、落石防止のためと称して遊歩道が閉鎖されていたのだが・・・。
以下、2010年12月1日分 news.tbs.co.jp『和歌山県・太地町の入江、条例で立ち入り禁止』を全文(略
---- 以下引用----
和歌山県太地町で、イルカの追い込み漁が行われている湾周辺の一部を立入禁止にする条例が1日から施行されました。
条例で立入禁止になるのは、太地町の畠尻湾を取り囲む合わせて980メートルの遊歩道とその周辺の山や岸辺などです。
太地町などによると、畠尻湾の周辺は落石などの理由で数年前から立入禁止にされていましたが、違反者に対しての法的拘束力はなく、1日からは、5万円以下の罰金が科せられます。
畠尻湾では、毎年イルカの追い込み漁が行われていますが、太地町のイルカ漁を批判的に描いてアカデミー賞を受賞した映画「ザ・コーブ」に使われている映像はこの立入禁止区域からイルカ漁を隠し撮りしたとされています。
---- 引用以上 ----
参考までに、この条例の1995年版↓
・太地町観光区域の保持に関する条例 昭和51年12月20日 条例第24号(1995年9月25日 環境省;2010年12月3日閲覧)
罰則を強化した条例の意図ってのは、太地町にいる Sea Shepherd とかへの牽制って奴だろうな・・・。
無論、それは「迷惑行動する保守」に対してでもないと困るが。
この条例の修正点を紹介していた美熊野政経塾さん(thx)は、この条例の問題点を以下のように指摘していた。
以下、2010年12月2日分美熊野政経塾『特定団体排除のため公の施設を立入禁止に~』からその部分を(略
---- 以下引用 ----
(中略)
この条例が作られた当初の目的は、観光地としての健全な環境を保持し、その発展を図り公衆に対して不快な印象を与える事項を排除するためでした。
しかし、畠尻湾を巡る遊歩道の落石注意や立入り禁止の看板、通行止めの柵は観光面からいうと観光地としての健全な環境を破壊し、その発展を図ることを阻止し公衆に対して不快な印象を与えています。
看板や通行止めは太地町観光区域の保持に反していて、太地町は早急に遊歩道を改修し町民や観光客を通すことを考えなければならない立場にあります。
太地町観光区域の保持に関する条例を過料まで処すように改定することによって根本的な解決になるとは思えません。
(以下略)
---- 引用以上 ----
この指摘が正しければ、太地町は観光よりイルカ漁を優先したと言われても仕方がないと思う。
それ以前に、太地町におけるイルカ漁の収益ってどんくらいだっけ?(調べろ俺)
これに対して、太地町で色々活動をしてる Sea Shepherd の Scott West 氏は戸惑いを隠せなかったようで。
・Report from Taiji: December 2(2010年12月2日 Sea Shepherd)
West 氏は、(おそらく MBS のニュースを観て)この修正後条例が施行されたことに触れ、以下のように述べていた。
以下、2010年12月2日分 Sea Shepherd『eport from Taiji: December 2』からその部分を(略
---- 以下引用 ----
(中略)
We will have to find out if it is true that such a new law exists.
If it is true, we will then likely have to publish photos we have in our archives of what happens in the forbidden areas.
We all know what happens.
We know that dolphins are tied by their tails and often thrash about until they drown.
We know that other dolphins are punched, struck, and held underwater (remember they have to breathe air just like us) in order to be subdued for capture and subsequent transfer to entertainment parks.
We know that others are pushed into shallow water and even into rocks where they are paralyzed.
They are then dragged by their tails out to the gutting barge where they are killed by having their entrails removed if they were not so “lucky” to have drowned on the way.
We know that the molesters act with callous efficiency and show no reverence or concern for the lives they take.
We know that whole family units are slaughtered and removed from the ecosystem.
We know that babies are shown no mercy.
We know that the Taiji dolphin molesters do not want you to know what they do, and now we know that the Taiji town council wants to hide it from you as well.
There is no honor in Taiji.
(以下略)
---- 引用以上 ----
うはは。
映画『The Cove』の素材撮影前にこの修正後条例が施行されてたら、色んな意味で大騒ぎになったんだろうな(苦笑)
まぁ、Sea Shepherd がこの条例修正で懲りるとは思えないが・・・。
つーか、太地町は畠尻湾周辺をどうする気なんだろうか?
まさか、そこをイルカ漁聖地として売り出す気じゃね~だろうな?
その意味では、この条例修正で太地町が観光地整備を本気でやるかどうかも問われると思う・・・。
次にNHK大阪。(なぜかNHK和歌山ではなく・・気兼ねしているのでしょうかね)
↓
(11月30日19時14分 関西テレビ)
太地町 “入り江”沿いの立ち入り規制強化
http://www.ktv.co.jp/news/date/20101130.html#0357475
(12月01日08時11分 NHK大阪)
“湾の一部立ち入り禁止”
http://raicho.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1291204288/
町や漁業者の反応は行きすぎのように感じます。
以前はあの場所は「危険立入禁止」では
ありませんでしたし、個人責任で立ち入りなさい
という対応もあるはずです。その奥は国立公園の
遊歩道で、公費を使って観光客のために造った
ものです。これを漁業者のために立ち入り禁止に
するのであれば問題です。イルカを殺す現場は
美しいものではありませんし、不愉快に思う人も
いるでしょう。ことさら見せつけるのもマナー
に反します。しかし、報道するから見たいという
人には、漁業者は海洋資源という共有財を獲って
いる立場上、見せるべきでしょう。利用者としての
責任上、都合の悪いところも見せるべきだと思います。
中央公論2010年11月号
映画『ザ・コーヴ』に見る日本と世界のギャップ
http://www.chuokoron.jp/2010/10/11_1.html
>第一報は関西テレビです。
ご指摘ありがとうございます。
とはいえ、関西テレビの伝え方は少々問題がありますが・・・。
>次にNHK大阪
基本的に関西地区のキー局みたいなものですから、取材に使えるスタッフの数の面で余裕があったからかもしれませんね。
実際の取材は、NHK和歌山にやらせたかもしれませんが・・・。
>利用者としての責任上、都合の悪いところも見せるべきだと思います。
この騒動で太地町側に責任があるとすれば、自分達にとって都合の悪い部分を隠そうとしてる姿勢(条例の修正はその象徴かと)なんですよね。
もっとも、日本国内でそれをやろうとしても、都合の悪い部分は「観ない」人達が結構いるのが困った所です・・・。
反捕鯨団体に利用されなければ
さっさと直していたでしょうが、
わざわざ今の状況で税金つぎ込んで
「シーシェパードのために」直すのは
いかがなもんでしょうね。
本当に現状では危険な状況のようですから
無理に入る輩が後をたたないのであれば
しかたないと思いますね。
太地町は観光事業として大きな計画をたてているそうですが、
情報があまり出ていないのは、反町長派の
反捕鯨グループに裏で潰されてしまうことを懸念しているのでしょうね。
これまでもそういう歴史だったようですから。
>反捕鯨団体に利用されなければさっさと直していたでしょうが~
それもよく考えると変な話なんですよね。
元をたどれば、遊歩道をまともに保全せず使用不能な状態に追い込んだことは太地町や和歌山県にも責任があると思われます。
Sea Shepherd が勝手に入るから~というのは、原因と結果を取り違えてるだけな気がしますが・・・。
>~反町長派の反捕鯨グループに裏で潰されてしまうことを懸念しているのでしょうね。
>これまでもそういう歴史だったようですから。
なるほど・・・。
イルカ漁の存続の是非が長年太地町の政争の具になっているとすれば、日本国内・国外からのイルカ漁反対運動とは違う意味で深刻な事態だと思います。
下手に政争の具にすることは、要らぬ噂(利権とか)を招くだけなのに・・・。
(吉岡逸夫twitter)
犬(チワワ)が着ていたコートが『報復』に見えて仕方がありません・・・(正解は『報道犬』みたいですが)
ってのはともかく。
警察が実際に Sea Shepherd のメンバーを逮捕するわけがない、と読んでるかもしれませんね。
下手に逮捕すれば、違う意味で大騒ぎになること必至ですから・・・。
それにしても問題の画像を公開した吉岡氏も、少々意地が悪いというか。
せめて吉岡氏には、どこの浜辺で撮影したのかについて書いて欲しいですね(謎)
“生け簀のそばで様子を見ているようだ”
つまり太地漁港内の生け簀のそばだと思います。
久しぶりに太地町に行った。シーシャパードの連中がやっぱりいたよ。イルカが40匹ほど捕まったらしいので、生け簀のそばで様子を見ているようだ。「フータが行くと大喜びだけど、この連中、他国にまで干渉して、失礼なんだよな~」
2:21 AM Dec 4th
>“生け簀のそばで様子を見ているようだ”
う~ん。
どうせなら、生簀を眺めてる Sea Shepherd のメンバーの様子を撮影してくれれば・・・と思うのは私だけでしょうか(言い訳)
まぁ、そこまでやってしまうと、Sea Shepherd の宣伝になる危険性が高いのでやらなかったのでしょうが・・・。