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映画『靖国』が高崎でも公開されたらしいが 2

2008-07-17 20:17:42 | 群馬県
ってことで、映画『靖国』を観てきたべさ。
以下、映画のネタバレ少しあり。

俺が観たのは朝一の回(10:00~)。
なのに(だからこそ?)、客の入りは4割超えという展開。
しかも、俺と同じ回にいた客の方々はご年配の方々ばかりというオチが。
・・・色んな意味で肩身が狭かった(苦笑)。


映画の感想については、稲田 朋美議員が抗議を入れるほど政治色は強くないだろ、というのが正直なところ。
むしろ、靖国神社を通して日本の戦前・戦中・戦後のあり方を問いつつ現在の日本を映し出す、という点に主題が置かれてると見た。そして、そこから見えるのは、日本とアジア諸国の15年戦争における繋がりの断絶と被害者意識の増幅を続けてきた日本社会の姿だ・・・。

一方、この映画では、靖国神社の観光地化という(他の寺社仏閣でも見ることができる)奇妙な事態も映し出している。
靖国神社の境内を撮影する人達に、英霊に参拝する方々を遠巻きに眺める人達の姿・・・。
このような展開は、まさか靖国神社に奉られてる(奉られてしまった?)英霊達も予期しなかった?
ま、監督がこれを狙ってやったかどうか知らんが・・・。

とにかく。
現在の日本を(監督なりに)冷静に捉え1つの作品に仕上げた所に、映画『靖国』の意義があると思ふ。
文化庁が政策助成金を出しても問題ない内容だったし(謎笑)。


なお、刀匠の出演シーンについては、この映画の根元を支えてるので削除しなくて正解だった、と書いておく。


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