イスラエルによる Gaza 地区の封鎖に抗議するため Free Gaza のメンバー達が用意した抗議船団に対し、イスラエル軍が5月31日に攻撃した騒動。
遅まきながら国連の Ban Ki Moon 事務総長が、この背景とかについて調査を行う調査団を発足させたのだが・・・。
・国連調査団発足…イスラエルのガザ支援船強襲（2010年8月3日 YOMIURI ONLINE）
・U.N. Names Panel to Probe Israeli Killings on Gaza-Bound Ship（2010年8月2日 IPSNEWS）
・Official: State won't allow UN to question Israelis（2010年8月2日 ynetnews.com）
・לקראת בדיקת האו"ם: "לא ניתֵן לחקור ישראלים"
（2010年8月2日分 ynet.co.il；ヘブライ語）
そもそも、調査団を設立させること自体イスラエル政府は嫌っていたのだが・・・。
以下、2010年8月3日分 YOMIURI ONLINE 『国連調査団発足…～』を全文引用しとく。
---- 以下引用 ----
【ニューヨーク＝吉形祐司】イスラエル軍が５月、パレスチナ自治区ガザへ向かう支援船を強襲した事件で、国連の潘基文(パンギムン)事務総長は２日、４人で構成する調査委員会を発足させたことを明らかにした。
１０日に調査に着手し、９月中旬までに最初の報告書を提出する。
調査委は、ニュージーランドのジェフリー・パーマー元首相が委員長、今月退任するコロンビアのアルバロ・ウリベ大統領が副委員長。
国際的な調査団設置を当初拒んでいたイスラエルと、支援船の船籍国トルコからも一人ずつ参加する。
事務総長は「イスラエルとトルコの妥協の精神と協力に感謝する」と述べた。
事件を巡って、国連安全保障理事会の非難声明では、「国際的基準にかなう調査」を行う方針を打ち出していた。
---- 引用以上 ----
米国寄り（イスラエル寄り）な Permer 元首相と Uribe 大統領が委員長＋副委員長ってあたりで、調査の結果がすでに見えてる気がするけど・・・。
この調査団にイスラエル政府がメンバーを送り込んだのは、各方面からの非難をかわすのが狙いだった模様。
・ガザ支援船急襲：調査委にイスラエル 世論批判かわす狙い（2010年8月3日 毎日jp）
裏には、2008年12月～2009年1月にかけて Gaza 地区の人達に対しイスラエルが行った（中略）の後、（イスラエルが調査協力を拒んが）国連の調査報告書で散々非難された挙句反論もできなかったことへの反省があった模様。
以下、2010年8月3日分毎日jp 『ガザ支援船急襲～』から後半部分を（略
---- 以下引用 ----
（中略）
イスラエルは、ガザ侵攻に関する報告書に対しては、侵攻そのものが「正当防衛だった」と反論。
パレスチナ人の民間人に死傷者が出たのは武装勢力側が非戦闘員を「人間の盾」に利用したためで、イスラエル側には原則として戦争犯罪はなかったと主張しており、報告書に反映される形で反論する機会を放棄したことへの反省がある。
ただ、イスラエルは今回も、イスラム諸国が強い影響力を持つ人権理の調査には協力しない方針。
米国を含め、国際調査の受け入れを迫る国内外からの圧力が強いため、潘基文（バンキムン）事務総長主導の調査委を「人権理よりは、まだまし」と渋々受け入れた形だ。
---- 引用以上 ----
う～ん。
仮にこの調査委員会にすら参加しないとなったら、色んな意味でイスラエルの対外イメージに（これ以上悪くなりようがないという意見もあるけど）傷がついたんだろうな。
もっとも、この調査委員会に参加すること自体、イスラエルの国益に反するという意見も出てるのだが。
・Gov't to cooperate with UN probe（2010年8月2日 jpost.com）
・"מתנגדת לועדות בינ"ל - לצה"ל יש רמטכ"ל לא מזכ"ל"
（2010年8月3日 kadima.org.il；ヘブライ語）
Kadima 党の党首こと Tzipi Livni 氏は、この判断について「イスラエル軍の行動を制限する」と非難した上で、早い段階で調査委員会を立ち上げなかったイスラエル政府の対応についても（略
以下、2010年8月3日分 jpost.com『Gov't to cooperate～』からその部分を（略
---- 以下引用 ----
（中略）
According to a Kadima statement, the government has brought Israel to one of the worst diplomatic ebbs of its history and “continues to lead Israel into a corner.”
The statement said that the same government that got Israel entangled in the flotilla episode and lifted the blockade on Gaza was now being forced to give in to international dictates.
“Had the Netanyahu government listened to our call to establish a true committee of inquiry, it would not need to deal with foreign committees,” the statement said.
“And had Barak and Netanyahu worried less about themselves and more about the soldiers, the IDF would not now be investigated by the UN.”
（以下略）
---- 引用以上 ----
なんだろうな。
Livni 氏にしてみれば、こういう形でイスラエルのことを国外でネタにされること自体が「恥」って奴なんだろうか。
調査委員会は、イスラエル軍の行為の違法性とかは検証しないことになってるけど・・・。
それはそうと。
Free Gaza のメンバー達が用意した抗議船団に参加した人達の荷物（イスラエル軍に押収された）が戻ってきたらしいが・・・。
・Gaza flotilla activist: IDF returned my bag, but not my belongings（2010年8月3日 Haaretz.com）
抗議船団に参加した作家の Henning Mankell 氏は、戻ってきた自身の荷物の中身が消えていたと述べたとか。
以下、2010年8月3日分 Haaretz.com『Gaza flotilla～』からその部分を（略
---- 以下引用 ----
（中略）
Mankell told Haaretz that last Friday, he was summoned to the Gothenburg office of the Turkish airline he flew and given his bag, which had been sent from Istanbul by IHH, the organization that sponsored the ships.
But most of his own belongings had disappeared, he claimed, and instead, he found women's clothing inside.
He was surprised, he added, that Israel transferred his belongings via IHH, given that Israel defines it as a terrorist organization.
（以下略）
---- 引用以上 ----
女装用？
どんだけ、イスラエル軍の物品管理がザルなんだって話だよ・・・（謎笑）
遅まきながら国連の Ban Ki Moon 事務総長が、この背景とかについて調査を行う調査団を発足させたのだが・・・。
・国連調査団発足…イスラエルのガザ支援船強襲（2010年8月3日 YOMIURI ONLINE）
・U.N. Names Panel to Probe Israeli Killings on Gaza-Bound Ship（2010年8月2日 IPSNEWS）
・Official: State won't allow UN to question Israelis（2010年8月2日 ynetnews.com）
・לקראת בדיקת האו"ם: "לא ניתֵן לחקור ישראלים"
（2010年8月2日分 ynet.co.il；ヘブライ語）
そもそも、調査団を設立させること自体イスラエル政府は嫌っていたのだが・・・。
以下、2010年8月3日分 YOMIURI ONLINE 『国連調査団発足…～』を全文引用しとく。
---- 以下引用 ----
【ニューヨーク＝吉形祐司】イスラエル軍が５月、パレスチナ自治区ガザへ向かう支援船を強襲した事件で、国連の潘基文(パンギムン)事務総長は２日、４人で構成する調査委員会を発足させたことを明らかにした。
１０日に調査に着手し、９月中旬までに最初の報告書を提出する。
調査委は、ニュージーランドのジェフリー・パーマー元首相が委員長、今月退任するコロンビアのアルバロ・ウリベ大統領が副委員長。
国際的な調査団設置を当初拒んでいたイスラエルと、支援船の船籍国トルコからも一人ずつ参加する。
事務総長は「イスラエルとトルコの妥協の精神と協力に感謝する」と述べた。
事件を巡って、国連安全保障理事会の非難声明では、「国際的基準にかなう調査」を行う方針を打ち出していた。
---- 引用以上 ----
米国寄り（イスラエル寄り）な Permer 元首相と Uribe 大統領が委員長＋副委員長ってあたりで、調査の結果がすでに見えてる気がするけど・・・。
この調査団にイスラエル政府がメンバーを送り込んだのは、各方面からの非難をかわすのが狙いだった模様。
・ガザ支援船急襲：調査委にイスラエル 世論批判かわす狙い（2010年8月3日 毎日jp）
裏には、2008年12月～2009年1月にかけて Gaza 地区の人達に対しイスラエルが行った（中略）の後、（イスラエルが調査協力を拒んが）国連の調査報告書で散々非難された挙句反論もできなかったことへの反省があった模様。
以下、2010年8月3日分毎日jp 『ガザ支援船急襲～』から後半部分を（略
---- 以下引用 ----
（中略）
イスラエルは、ガザ侵攻に関する報告書に対しては、侵攻そのものが「正当防衛だった」と反論。
パレスチナ人の民間人に死傷者が出たのは武装勢力側が非戦闘員を「人間の盾」に利用したためで、イスラエル側には原則として戦争犯罪はなかったと主張しており、報告書に反映される形で反論する機会を放棄したことへの反省がある。
ただ、イスラエルは今回も、イスラム諸国が強い影響力を持つ人権理の調査には協力しない方針。
米国を含め、国際調査の受け入れを迫る国内外からの圧力が強いため、潘基文（バンキムン）事務総長主導の調査委を「人権理よりは、まだまし」と渋々受け入れた形だ。
---- 引用以上 ----
う～ん。
仮にこの調査委員会にすら参加しないとなったら、色んな意味でイスラエルの対外イメージに（これ以上悪くなりようがないという意見もあるけど）傷がついたんだろうな。
もっとも、この調査委員会に参加すること自体、イスラエルの国益に反するという意見も出てるのだが。
・Gov't to cooperate with UN probe（2010年8月2日 jpost.com）
・"מתנגדת לועדות בינ"ל - לצה"ל יש רמטכ"ל לא מזכ"ל"
（2010年8月3日 kadima.org.il；ヘブライ語）
Kadima 党の党首こと Tzipi Livni 氏は、この判断について「イスラエル軍の行動を制限する」と非難した上で、早い段階で調査委員会を立ち上げなかったイスラエル政府の対応についても（略
以下、2010年8月3日分 jpost.com『Gov't to cooperate～』からその部分を（略
---- 以下引用 ----
（中略）
According to a Kadima statement, the government has brought Israel to one of the worst diplomatic ebbs of its history and “continues to lead Israel into a corner.”
The statement said that the same government that got Israel entangled in the flotilla episode and lifted the blockade on Gaza was now being forced to give in to international dictates.
“Had the Netanyahu government listened to our call to establish a true committee of inquiry, it would not need to deal with foreign committees,” the statement said.
“And had Barak and Netanyahu worried less about themselves and more about the soldiers, the IDF would not now be investigated by the UN.”
（以下略）
---- 引用以上 ----
なんだろうな。
Livni 氏にしてみれば、こういう形でイスラエルのことを国外でネタにされること自体が「恥」って奴なんだろうか。
調査委員会は、イスラエル軍の行為の違法性とかは検証しないことになってるけど・・・。
それはそうと。
Free Gaza のメンバー達が用意した抗議船団に参加した人達の荷物（イスラエル軍に押収された）が戻ってきたらしいが・・・。
・Gaza flotilla activist: IDF returned my bag, but not my belongings（2010年8月3日 Haaretz.com）
抗議船団に参加した作家の Henning Mankell 氏は、戻ってきた自身の荷物の中身が消えていたと述べたとか。
以下、2010年8月3日分 Haaretz.com『Gaza flotilla～』からその部分を（略
---- 以下引用 ----
（中略）
Mankell told Haaretz that last Friday, he was summoned to the Gothenburg office of the Turkish airline he flew and given his bag, which had been sent from Istanbul by IHH, the organization that sponsored the ships.
But most of his own belongings had disappeared, he claimed, and instead, he found women's clothing inside.
He was surprised, he added, that Israel transferred his belongings via IHH, given that Israel defines it as a terrorist organization.
（以下略）
---- 引用以上 ----
女装用？
どんだけ、イスラエル軍の物品管理がザルなんだって話だよ・・・（謎笑）
