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Anyway, where is Paul WATSON?(Jul 27, 2012)

2012-07-27 20:09:11 | 捕鯨騒動
今年の5月14日、ドイツで逮捕された Sea Shepherd の総帥こと Paul WATSON 船長。
逮捕理由は、2002年に グアテマラの領海内で違法操業していたコスタリカ船籍の船の航行を妨害した(ややこしい)容疑。
で、逮捕から少し後になって、ドイツ国外への出国禁止+当局居場所報告を条件として保釈されてた。
が、今月の24日になって、いきなり行方をくらます→逃走(失踪?)という予想外の行動に出ていた。
・シー・シェパード代表、「日本への引き渡し恐れ逃亡」(2012年7月26日 afpbb.com)

俺としては、WATSON 船長がどこにいるのかについて気になるところだが・・・。
以下、2012年7月26日分 afpbb.com『シー・シェパード代表~』を全文(略

---- 以下引用 ----
【7月26日 AFP】
反捕鯨団体「シー・シェパード(Sea Shepherd Conservation Society、SSCS)」は26日、ドイツで保釈条件を破り22日以降所在が分からなくなっている創設者のポール・ワトソン(Paul Watson)代表(61)が逃亡したことを認め、コスタリカに身柄が引き渡された場合さらに日本へ移送される恐れがあったためだとの見方を示唆した。

SSCSのスーザン・ハートランド(Susan Hartland)氏は、ワトソン容疑者の逃亡については認めたものの、居場所は知らないと主張。
「信頼できる筋から得た情報に基づき、ひとたびコスタリカへ送られれば、日本政府が彼ら(日本)の違法捕鯨活動に対する(SSCSの)妨害について尋問するため、ワトソン船長の日本への身柄引き渡しを要請すると信じる根拠がある」と述べた。

その上で「これ以上の詳しい情報はわれわれの手元にもなく、(ワトソン容疑者と)連絡も取っていない。さらに状況が分かり次第、詳細を発表できるよう努力する」とハートランド氏は語った。

 ワトソン容疑者は以前、自分の身柄を引き渡しを求めて日本がドイツに圧力をかけていると示唆していた。
ワトソン容疑者の直近の足跡はマイクロブログ・ツイッター(Twitter)への24日の投稿だが、自分の居場所や今後の計画については何も触れていない。
(c)AFP
---- 引用以上 ----

困ったことに、上の記事でのコメントに正当性を与える発言を 藤村 修(Osamu FUJIMURA)官房長官が昨日の記者会見で行っていた。
・内閣官房長官記者会見@平成24年7月26日(木)午前(2012年7月26日 kantei.go.jp)

以下、2012年7月26日分 kantei.go.jp『内閣官房長官記者会見~』からその部分を(略

---- 以下引用 ----
(中略)
フジテレビの木村です。
別件になりますけれども、ドイツで逮捕されて保釈中だった反捕鯨団体のシー・シェパードの ポール・ワトソン代表がですね、ドイツを出国して逃亡したということですけれども、政府として把握している事実関係と、後、その、身柄についてですけれども、日本政府としてその他に拘禁請求をしていたという事実はあるのか。
その2点についてお願いします。

藤村官房長官:まず、その報道を承知しています。
で、現在関係省庁において事実関係等関連情報の収集を行っている所です。
で、先般、平成24年7月19日に在ドイツ連邦共和国日本国大使館から、ドイツ外務省に対して海上保安庁からドイツ司法当局に当てた ポール・ワトソン氏の身柄引き渡し要求を前提とした仮拘禁を要請する文書を提出したというふうに報告を受けています。
その後のことは、今調査、情報収集しているということであります。
(以下略)
---- 引用以上 ----

・・・何気に面倒なことを日本政府はやらかした気がするのは俺だけか?

元々、コスタリカ政府による逮捕状を受けてドイツ当局が WATSON 船長を逮捕したわけよ。
当然、コスタリカ政府は WATSON 船長を身柄送致を求める権利があるわけで。
無論、ドイツ政府がコスタリカ政府の要求を受け入れるかどうか不明な点は多いけどさ・・・。

にも関わらず、日本政府が WATSON 船長の身柄引き渡しをドイツ政府に求めたってのは、色々マズかったんじゃ?
ドイツ政府的には、WATSON 船長の身柄をコスタリカへ引き渡す「先約」が優先事項なわけだし。
それを無視して、日本に WATSON 船長の身柄を引き渡すなんてことになれば、後で面倒な事態になるしね。
ひょっとして、日本政府はドイツ政府が WATSON 船長の身柄をコスタリカに引き渡さない可能性が高いと踏んで仮拘禁要請を出したのか?
謎だらけである。
もっとも、この件について日本政府とコスタリカ政府の間で(コスタリカでの WATSON 船長の裁判に関する処理等について)何らかの話がついてる可能性も否定できないけど・・・。


いずれにしろ、日本政府によるドイツ司法当局仮拘禁要請は WATSON 船長による逃走(失踪?)の口実を作ってしまった感が否めない。
(WATSON 船長の年齢という問題があるにしろ)コスタリカへ WATSON 船長の身柄が移された後でも、WATSON 船長の身柄確保(略)はできたはずなのに・・・。
それこそ、WATSON 船長の身柄確保→取り調べ→裁判→処罰 について功を焦ったとしか。
まぁ、日本政府的には、WATSON 船長が「逃走した」という事実が作れたからこれはこれでアリなんだろうけど・・・。



なお、この騒動に関して、HARTLAND 氏が意味深なコメントを・・・。
・Attorney for Captain Paul Watson Confirms Sea Shepherd's Beliefs: Japan is Seeking to Extradite Watson(2012年7月26日 Sea Shepherd)

以下、2012年7月26日分 Sea Shepherd『Attorney for Captain Paul Watson~』からその一部を(略

---- 以下引用 ----
(中略)
“Germany was proceeding with Captain Watson’s extradition to Costa Rica and, once there, there is no doubt he would have been delivered into Japanese custody,” said Susan Hartland, Administrative Director for Sea Shepherd.
“Upon being extradited to Japan, he would not have received a fair trial and would never have seen the outside of a prison again,” she added.
(以下略)
---- 引用以上 ----

「公正な」裁判ってなんだろうね?


お願い:WATSON 船長の居場所を俺に質問しないでね(謎)



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