今回は、2013年分米国アカデミー賞（85th Academy Awards）長編ドキュメンタリー賞にノミネートされた『5つの壊れたカメラ（5 Broken Cameras）』という映画に関する割とどうでも良くない話。
米国時間で昨日、2013年分米国アカデミー賞（85th Academy Awards）授賞式が行われた。
・第85回アカデミー賞作品賞は『アルゴ』（2013年2月25日 afpbb.com）
今回のアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞には、ヨルダン川西岸地区にある ビリン村（Bil'in：بلعين）において繰り広げられてるイスラエルへの抵抗運動について伝えた『5つの壊れたカメラ（5 Broken Cameras）』という映画がノミネートされてたが惜しくも大賞を逃した。
まぁ、長編～で大賞を受賞した『シュガーマン 奇跡に愛された男（Searching for Sugar Man）』も題材が結構ハードらしいけど・・・。
話を『5 Broken～』に戻す。
この映画については、イスラエル国内やイスラエルを支持する人達からプロパガンダ云々という非難が飛んでいた。
そんな中、『Consensus – Guardian of the IDF Spirit（קונצנזוס - לוחמים למען לוחמים）』という謎の集団（イスラエル軍の予備役らしい）が、『5 Broken～』を dis る動画を YouTube 上に公開していた。
・חיילי מילואים נגד המועמד הישראלי לאוסקר
（2013年2月24日 mako.co.il；ヘブライ語）
・WATCH: IDF reservists call for charging makers of '5 Broken Cameras' with incitement（2013年2月24日 972mag.com）
謎の集団曰く、『5 Broken～』はイスラエル軍兵士を危険に晒すものらしいが・・・。
以下、2013年2月24日分 972mag.com 『IDF reservists～』から mako.co.il の記事を引用した英訳部分を（略
ただし、mako.co.il の記事に掲載された原文も（略
---- 以下引用 ----
[以下 mako.co.il の原文]
（中略）
מהארגון נמסר כי "הסרט חמש מצלמות שבורות אומנם מועמד בקטגוריית הסרט הדוקומנטרי, אך נראה כי הוא מתאים יותר לקטגוריית הסרט התעמולתי של השנה. מדובר בסרט חסר כל אובייקטיביות, אשר כל מטרתו הינה לפגוע בצה"ל ובחייליו".
מארגני המחאה מזהירים כי חיילי צה"ל המשתתפים בסרט עלולים למצוא את עצמם בסכנה, וקוראים לחיילים המשתתפים ליצור עמם קשר במקרה לדרוש מהיועץ המשפטי לממשלה להעמיד את יוצרי הסרט לדין בגין הסתה.
[以下、972mag.com に掲載されてた英訳]
"The movie Five Broken Cameras is indeed a nominee in the category for best documentary, but it seems it should be in the category for best propoganda film. The film lacks any objectivity, and its only purpose is to harm the IDF and its soldiers.”
The organization also warned that IDF soldiers who appear in the movie may be in danger, and they call on these soldiers to contact them in case there is a need to ask the Attorney General to charge the makers of the movie with incitement.
---- 引用以上 ----
『5 Broken～』の監督であるイマード・ブルナート（Imad Burnat）氏や ガイ・ダビディ（Guy Davidi）氏を訴えろ、か。
良くも悪くも、『5 Broken～』が米国アカデミー賞にノミネートされた意味が大きいってのを示した格好だわな。
だいたい、侮辱云々って、映画のどの辺りが兵士達を侮辱してるんだって話だし。
それどころか、『5 Broken～』は前線で任務に就いてるイスラエル軍兵士の実態を捉えてるとも言えなくないのよね。
仮にそれについても侮辱云々というなら、兵士達自ら自分達の過去を否定することになる危険は十分あるのに・・・。
ちなみに、謎の集団が公開した動画は、2008年に公開された『戦場でワルツを（Waltz with Bashir）』という映画みたくアニメで作成されている。
これに関してはヘブライ語のナレーション＋字幕のため、972mag.com の記事は英訳字幕を表示する Webサービスを使って問題の動画を紹介しているのでそっちを・・・。
つか、ある国や地域の闇の部分を映すドキュメンタリー映画って、何かにつけてプロパガンダ云々と言われることが多いのは気のせい？
米国時間で昨日、2013年分米国アカデミー賞（85th Academy Awards）授賞式が行われた。
・第85回アカデミー賞作品賞は『アルゴ』（2013年2月25日 afpbb.com）
今回のアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞には、ヨルダン川西岸地区にある ビリン村（Bil'in：بلعين）において繰り広げられてるイスラエルへの抵抗運動について伝えた『5つの壊れたカメラ（5 Broken Cameras）』という映画がノミネートされてたが惜しくも大賞を逃した。
まぁ、長編～で大賞を受賞した『シュガーマン 奇跡に愛された男（Searching for Sugar Man）』も題材が結構ハードらしいけど・・・。
話を『5 Broken～』に戻す。
この映画については、イスラエル国内やイスラエルを支持する人達からプロパガンダ云々という非難が飛んでいた。
そんな中、『Consensus – Guardian of the IDF Spirit（קונצנזוס - לוחמים למען לוחמים）』という謎の集団（イスラエル軍の予備役らしい）が、『5 Broken～』を dis る動画を YouTube 上に公開していた。
・חיילי מילואים נגד המועמד הישראלי לאוסקר
（2013年2月24日 mako.co.il；ヘブライ語）
・WATCH: IDF reservists call for charging makers of '5 Broken Cameras' with incitement（2013年2月24日 972mag.com）
謎の集団曰く、『5 Broken～』はイスラエル軍兵士を危険に晒すものらしいが・・・。
以下、2013年2月24日分 972mag.com 『IDF reservists～』から mako.co.il の記事を引用した英訳部分を（略
ただし、mako.co.il の記事に掲載された原文も（略
---- 以下引用 ----
[以下 mako.co.il の原文]
（中略）
מהארגון נמסר כי "הסרט חמש מצלמות שבורות אומנם מועמד בקטגוריית הסרט הדוקומנטרי, אך נראה כי הוא מתאים יותר לקטגוריית הסרט התעמולתי של השנה. מדובר בסרט חסר כל אובייקטיביות, אשר כל מטרתו הינה לפגוע בצה"ל ובחייליו".
מארגני המחאה מזהירים כי חיילי צה"ל המשתתפים בסרט עלולים למצוא את עצמם בסכנה, וקוראים לחיילים המשתתפים ליצור עמם קשר במקרה לדרוש מהיועץ המשפטי לממשלה להעמיד את יוצרי הסרט לדין בגין הסתה.
[以下、972mag.com に掲載されてた英訳]
"The movie Five Broken Cameras is indeed a nominee in the category for best documentary, but it seems it should be in the category for best propoganda film. The film lacks any objectivity, and its only purpose is to harm the IDF and its soldiers.”
The organization also warned that IDF soldiers who appear in the movie may be in danger, and they call on these soldiers to contact them in case there is a need to ask the Attorney General to charge the makers of the movie with incitement.
---- 引用以上 ----
『5 Broken～』の監督であるイマード・ブルナート（Imad Burnat）氏や ガイ・ダビディ（Guy Davidi）氏を訴えろ、か。
良くも悪くも、『5 Broken～』が米国アカデミー賞にノミネートされた意味が大きいってのを示した格好だわな。
だいたい、侮辱云々って、映画のどの辺りが兵士達を侮辱してるんだって話だし。
それどころか、『5 Broken～』は前線で任務に就いてるイスラエル軍兵士の実態を捉えてるとも言えなくないのよね。
仮にそれについても侮辱云々というなら、兵士達自ら自分達の過去を否定することになる危険は十分あるのに・・・。
ちなみに、謎の集団が公開した動画は、2008年に公開された『戦場でワルツを（Waltz with Bashir）』という映画みたくアニメで作成されている。
これに関してはヘブライ語のナレーション＋字幕のため、972mag.com の記事は英訳字幕を表示する Webサービスを使って問題の動画を紹介しているのでそっちを・・・。
つか、ある国や地域の闇の部分を映すドキュメンタリー映画って、何かにつけてプロパガンダ云々と言われることが多いのは気のせい？
