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世界に溢れる難民の行き先

2007-07-12 21:04:41 | 時事ネタ(海外)
今回は、難民の受け入れに関する話。

ヨルダンに居るパレスチナ難民の一部がブラジルに移住させる、という決定が行われた。
子供も合わせて 100人の難民を受け入れるという。

・IRAQ-JORDAN: Palestinian refugees from Iraq heading to Brazil
(2007年7月4日 IRINNEWS.org)

以下、適当な要約。

この人たちは、かつてイラクで難民として過ごしていた。
しかし、米や英のイラク侵攻でイラク情勢が不安定になったので、イラクを離れてヨルダンの国境近く(ヨルダン側)で避難生活を送っていたという。
ヨルダンは当初イラクからの(パレスチナ)難民を受け入れてはいた。
が、流入する人数が多すぎて国が持たないと踏んで、ある時期から難民の受け入れを拒否した。
とはいえ、この手の難民----スーダン・クルディスタン・イラク・パレスチナの人々----は依然流入してくる。
そこで、新たに流入してきた人たちの多くを別の国に移住させる、という策をヨルダン政府は取った。
主な受け入れ先は、オーストラリア・ニュージーランド(非ヨーロッパ圏の英語の国か)・スカンジナビア半島諸国・米等・・・。

一方、2004年11月にラテンアメリカ諸国がメキシコで会議を開いた際に、ラテンアメリカ諸国で難民の保護を強化するという趣旨の "Mexico Declaration and Plan of Action" が作られた。
今回、パレスチナ難民をブラジル政府が受け入れたのは宣言に従うため?

・宣言の英訳版(原語はスペイン語)
(ACNUR.org .pdf ファイル)

でも依然ヨルダンでは、約120万人のパレスチナ難民と70万人のイラク難民が、キャンプとかで暮らしてるとか。
この人たちを全て、ヨルダンや第三国で受け入れるのはまず無理だろうな。
一番良いのは、難民の発生する根本を無くすことだが・・・。


なんか良い方法ってないんかね?


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