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公害ジャングルの告発者

2007-05-27 20:53:04 | 本の感想
今日は、「ラルフ・ネーダー 公害ジャングルの告発者」(新庄 哲夫著 講談社 1971)に関する感想。
結構前に読んだやつなので、内容についての正確性は保障できないけど・・・。


Ralph Nader 氏を初めて俺が知ったのは、2000年米大統領選挙後のゴタゴタからだった。
当時は、Nader 氏がどのような人物だったのか全く知らなかった。
正確には、某米大統領の当選を手助けしてしまった候補、という程度の認識だったが・・・。
その後、某有名映画監督の著書で2000年米大統領選挙の実情を知ってからは、その認識は少し変わった。
ただ、俺はこの本を読むまで Nader氏がどのようなことを行ってきたのかを知ることはなかったが。

で、内容。
この書は、Nader 氏の生い立ちから1970年代前半までの半生について触れている。
Nader 氏が1960年代に GM が売り出していた車に欠陥がある事実を認めさせる課程や、
その後企業や政府の不正を告発するための機関『ネーダーズ レーダーズ』を立ち上げるまで(合ってるか?)、が記されている。
ついでに、日本にも来日した際の様子も(最初のあたりで)書かれている。


出版された時期が古いので、内容や文体に古さがちょっと感じられるけどそれも味のうちか。
この本を読む機会が少ない(図書館で借りるか古書で買うか)のが難点。
とはいえ、夫を質に入れてでも一度読む価値はある・・・かも。

評価:8/10 点


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