遅まきながら(?)、日本でも温室効果ガスの排出量を企業間で売買する市場についての研究が行われるとか。
・温室ガスの排出量市場 東証と工業品取引所が共同研究(2008年1月14日 asahi.com)
排出量取引市場に関して、研究を行う背景とかについて asahi.com から引用しておく。
---- 以下引用 ----
温室効果ガスの排出量取引は、05年に市場を開設したEUに加え、米国やカナダの一部の州でも導入の動きがあり、昨年10月には排出量市場間の国際的連携を目指す「国際炭素行動パートナーシップ」も発足した。
一方、日本では企業ごとの排出枠割り当てに日本経団連などが反対。
政府内では、環境省が国内での排出量取引制度を検討しているが、経済産業省は慎重な姿勢だ。
97年の京都議定書で、日本は08~12年の平均排出量を90年比で6%減らす義務を負っている。
国内企業は自主的な目標をつくり削減を進めているが、06年度の日本の排出量(速報値)は90年比6・4%増で、6%減の達成は危ぶまれている。
こうしたことから、両取引所は国内でも排出量取引が検討課題になる可能性があると判断。
市場関係者にも「透明性が高い売買ができる本格的な国内市場を作るべきだ」との声があり、政府方針の行方も見守りながら、研究に乗り出す。
---- 引用以上 ----
まぁ、排出権取引ってのはうまくやれば相当大きなビジネスチャンスになるからね(取引額が馬鹿にならない)。
そりゃ、排出量市場の国際的連携を強めたくもなるよな。
ただ、温室効果ガスの排出権を大量に企業が買っても、それで終わりとはいかないんだろうな。
排出権を買って短期的に排出量削減を避けても、長期的には具体策を使って排出量の削減を迫られるのは避けられそうにないし。
とはいえ、排出権取引にも色々問題があるのも事実だけどね。
『ホットエアー』(空手形といういみあいがある)とか、ね。
・温室ガスの排出量市場 東証と工業品取引所が共同研究(2008年1月14日 asahi.com)
排出量取引市場に関して、研究を行う背景とかについて asahi.com から引用しておく。
---- 以下引用 ----
温室効果ガスの排出量取引は、05年に市場を開設したEUに加え、米国やカナダの一部の州でも導入の動きがあり、昨年10月には排出量市場間の国際的連携を目指す「国際炭素行動パートナーシップ」も発足した。
一方、日本では企業ごとの排出枠割り当てに日本経団連などが反対。
政府内では、環境省が国内での排出量取引制度を検討しているが、経済産業省は慎重な姿勢だ。
97年の京都議定書で、日本は08~12年の平均排出量を90年比で6%減らす義務を負っている。
国内企業は自主的な目標をつくり削減を進めているが、06年度の日本の排出量(速報値)は90年比6・4%増で、6%減の達成は危ぶまれている。
こうしたことから、両取引所は国内でも排出量取引が検討課題になる可能性があると判断。
市場関係者にも「透明性が高い売買ができる本格的な国内市場を作るべきだ」との声があり、政府方針の行方も見守りながら、研究に乗り出す。
---- 引用以上 ----
まぁ、排出権取引ってのはうまくやれば相当大きなビジネスチャンスになるからね(取引額が馬鹿にならない)。
そりゃ、排出量市場の国際的連携を強めたくもなるよな。
ただ、温室効果ガスの排出権を大量に企業が買っても、それで終わりとはいかないんだろうな。
排出権を買って短期的に排出量削減を避けても、長期的には具体策を使って排出量の削減を迫られるのは避けられそうにないし。
とはいえ、排出権取引にも色々問題があるのも事実だけどね。
『ホットエアー』(空手形といういみあいがある)とか、ね。