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拘束自体が目的だったり?

2008-08-04 20:42:26 | パレスチナかイスラエルか
今月1日、ヨルダン川西岸地区のヘブロン近くで志賀 直輝氏がイスラエル治安当局に拘束されたという。
で、昨日になって志賀氏が釈放されたのだが・・・。
・イスラエルで日本の27歳男性拘束 入植地の反対活動中(2008年8月3日 asahi.com)

正確には、拘束されたのは志賀氏を含めて3人いたらしい。
・Three international activists due in court after being arrested in South Hebron Hills
(2008年8月2日 International Solidarity Movement)

ISM によると、イスラエル警察は到着後すぐに3人を拘束したらしいが・・・。

実は、1日に拘束された際の状況については、当の志賀氏から報告があった。
・逮捕の報道があった志賀ちゃんより(2008年8月3日 Irregular Rhythm Asylum Blog)
以下、Irregular~の記事から志賀氏の報告部分を引用しておく。

---- 以下引用 ----
8月1日午前、南ヘブロンのパレスチナ人の羊飼いの村にイスラエル入植者が農民に掴みかかったという連絡をうけた。
午後、わたしたち非暴力団体ISMは羊飼いに同行して、羊の群れと一緒に遊牧した。
3時半ぐらいにイスラエル入植者がトラックで遊牧中のパレスチナ人や羊に突っ込もうとしてきた。
だから、わたしたちは、このトラックを必死で止めた。
さらに撮影もした。
この南ヘブロンのパレスチナ人羊飼いは連日、イスラエル入植者から激しい攻撃をうけている。
また、不当にも遊牧エリアを日に日に狭められている。

[午後]3時45分このイスラエル入植者は兵隊と警察に通報した。
そして、このエリアでの遊牧はまったく違法性がないにも関わらず私たちは4時ぐらいにイスラエル警察に逮捕された。
警察署で取調べをうけ、留置場にいれられた。
そして、わたしたちは違法な逮捕を認めずに裁判に委ねた。
イスラエル警察は、3ヶ月の拘束を求めた。
しかし、わたしたちの行為は違法ではないと裁判官が認めた。
わたしたちの活動は引き続きできることになった。
8月3日深夜2時にわたしたちは勝訴して無事解放された。
(以下略)
---- 引用以上 ----

イスラエル警察としては3人を拘束して、イスラエル政府の方針に反対する NGO や活動家達への見せしめにしたかったか?
その意味だと、3人の速攻釈放を裁判所が認めるのも計算のうちなんだろうな。
イスラエル警察の占領地における姿勢ってのを、活動家や NGO が(悪い意味で)世界に広めさせることも含めて。
・・・なんて妄想をしてみる。


ちなみに。
志賀氏たちが拘束された翌日、Hebron 近くでの抗議デモに参加していた活動家が拘束されてたとか。
・Christian human rights activist facing deportation(2008年8月3日 International Middle East Media Center)

イスラエル政府ヤバい。


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