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ピアニスト藤木明美のブログ No.2

異色のピアニスト藤木明美が、音楽を通しての日々を綴ります。

鹿児島で演奏します!

2017-07-30 11:14:39 | 日記

【お知らせです】
13年ぶりに鹿児島で演奏いたします!
恩師、米丸鈴子先生のOB演奏会に出演することになりました。

<ひろがれ愛のハーモニーメモリアルコンサート>
■8月13日(日)
■13:30開演(私の演奏は15:20頃から30分程です
  ※出演時間は多少前後いたします。   
サンエール鹿児島 2Fホール<
■入場無料

<プログラム>
・あなたに
・津軽じょんがら節
・散りぬるを
・ユニバース
・リベルタンゴ

鹿児島の皆様、お時間ありましたら是非お出かけください!
お待ちしています。♪

林光 ソングコンサートのお知らせ

2017-04-21 10:27:25 | 日記
新しい企画コンサートのお知らせです。



私は27年前、作曲家、林光作品の音楽劇に参加したことがきっかけで、
ピアニストになりました。言わば、林光さんの音楽とそこで出会った人々(優れた表現者)が、
私の人生を変えたと言っても過言ではありません。

このたび、その「林光のソングコンサート」を、実力派歌手の山田美保子(メゾ・ソプラノ)さんが
企画し、林光作品に数多く出演している、ベテランの舞台女優・新井純さんの演出のもと、
藤木明美による構成でコンサートをさせて頂くことになりました。



新井純さんは、27年前に私が稽古ピアノで参加した林光の音楽劇に、
トップ女優として出演してた方です。
当時、私はまだアマチュア(子育て中の主婦)で、新井純さんは眩しいばかりのプロの表現者。
刺激的な本質をついた表現の世界に初めて触れた私は、閉じていた自分の表現の世界の扉がバンと開き、本心で自由に表現をすることを知りました。
それまでとは違う、自分自身のピアノを弾くようになったのです。

そして、今、27年目に再び林光作品でこの巡り合わせを偶然頂き、
不思議なご縁に感謝しています。

林さんは、大河ドラマのテーマ曲「花燃ゆ」、音楽劇「森は生きている」などでも知られていますが、
常に社会にヒューマニズムを問いかける活動をしてきた作曲家です。
宇宙人のようでありながら、実に現実に根ざした地に足の着いた活動を、最後倒れる直前まで
続けておられました。今の時代にこそ求められる音楽、そんな気がいたします。

コンサートでは、ピアノ曲に私がアレンジしたソロ曲も演奏いたします。
その大きな世界に近づきたいと思っています。

プログラムの構成は、私がさせていただきました。
林光さんの宇宙感を表わす「宮沢賢治の世界」、こどもの権利について問いかける
「こどものたたかい」、そしてヒューマニズムが根底に流れる「劇中歌」で構成いたしました。

うた、語り、ピアノによる表現の空間を、どうそ聴きに見にいらしてください。

お待ちしています。





Hall60(ホールソワサント)コンサート

2017-04-07 21:10:11 | 日記

3月30日の、Hall60藤木明美コンサートにおいで頂きました皆様、
応援下さった方々、本当にありがとうございました!!

共演した村井千紘さん(テナーサックス)のピアソラは、心動かす歌のようで熱演でした。
また、アンコールに「Dr.Tのボレロ」をサックスとコラボ出来て嬉しかったです。





今回は、林光のソングを2曲編曲して初演しましたが、
いつも即興で作る私には珍しく、試行錯誤を重ねに重ねても納得のいく編曲が直前まで出来ませんでした。
大きなテーマを伝えるには、私ごときの知恵ではどうにもなりません。

最後は、考えるのをやめて本番に委ねようと決めて臨みましたら、
楽曲は私の手を離れて、ただ無心に弾いて曲が完成していました。
この瞬間に遭遇すると、やはり音楽って授かる(預かる)ものなんだと謙虚になるのです。











オーロラ

2016-12-10 13:28:15 | 日記
10月末から1週間、一人旅でニューヨークに行って来ました。

行きの飛行機で思いもかけないことがありました。
乗客が寝静まった頃、私は何気に飛行機の窓のシェードを開けました。
すると、輝く星と幻想的に動めく白いベールの様なものが。
「もしかしてオーロラ⁉︎」
慌てて時間と位置を確認しました。
午前零時、アラスカ上空。



そうなんです!ずっーと見るのが夢だったオーロラを見たんです!
もう、感動で涙が湧き上がってきました。。

実は、私の最初の席は窓からは離れた真ん中の席でした。
ところが、その席はリクライニングが壊れていることがわかり、
途中からCAさんが空いてる席に変えてくれました。
ほぼ満席なのに、たまたま空いてたのが左側窓際の席だったんです!
(右側だったらオーロラは見えないとか。)

乗客で見たのは、私だけ。
シェードは夜は閉めるようになってるので、
あの時、偶然開けなければ見えてても見られなかったオーロラでした。

オーロラが消えると、空がピンク色に色付き、白銀の山脈が浮かび上がってきました。
夜明けです。なんという奇跡の贈り物でしょう!

今思い出しても、与えられた奇跡に深い感謝がこみ上げます。



東京ガーデンテラス紀尾井町 星空の集い

2016-10-18 16:13:33 | 日記
これ、先週14日に私がスマホで撮った「月」なんです。

何故撮れたかって?たまたま、偶然なんです。

わたし最近、ずーっと天体望遠鏡で星が見たいなあと思ってたんです。どこへ行ったら見られるんだろうか、といろいろ調べてました。また、チリのアルマ天体望遠鏡のことが頭から離れず(理由は省きますが)、星の番組ばかり見ていました。

昨夜は、18:30に山田美保子さんのコンサート(紀尾井サロンホール)
に行く予定だったのですが、
その前に、急に末廣和史さんの華道展(草月会館)に寄ろうと思い立ち、
予定外の道を通ることになったのです。
時間もちょっと早かったので、ゆっくり歩いてました。

そしたら、天体望遠鏡が並んでるのが見えてきました!
なんと星の観察会ではありませんか。(こんな都心で!)
しかも丁度始まるところだというのです。18時でした。

「時間が20分しかない・・でも、こんな偶然は見逃せない!」
迷わず参加しました。

まず、芝生に寝っ転がって、私の好きな星「ベガ」の説明がありました。
それから、時間のない私は一番目に望遠鏡を覗かせてもらいました。望遠鏡の中では、月が雲と戯れていました。綺麗!

「写真、撮ってもいいですか?」と係りの人に聞きました。
すると、雲はさぁーっと晴れて、月がクリアに輝きだしました。カシャ!カシャカシャ!スマホを望遠鏡にくっつけて、目くらめっぽう連写しました。
ああ、撮れたぁ!
上手には撮れないけど、自分で撮った初めての月。左上のクレータも撮れてる。感激でした。

ジャスト18時20分!

こうして間に合ったコンサートでは、
またまた偶然にも、
宮沢賢治の「星めぐりの歌」(寺嶋陸也編曲)のピアノ演奏がありました。

ピアニスト大杉光恵さんの音は、夜空の星の零れる歌のようで、、宇宙は最後まで素敵な演出をしてくれた夜でした。