ピアニスト藤木明美のブログ No.2

異色のピアニスト藤木明美が、音楽を通しての日々を綴ります。

12.16衆議院選挙について

2012-12-07 09:52:10 | 日記
来る、12月16日の衆議院選挙の予想が報道された。

自民党が、過半数を取る勢いだという。私は驚愕した。

最近の安部さんは、以前の彼とは打って変わって、異様なほど自信に満ち溢れた攻撃的ともとれる発言をしているように思える。

この状態に、危うさと不安を感じるという声が、私の周りでは多く聞かれる。

中でも、憲法96条についての公約に危惧を感じる。

憲法改正と言えば、皆、9条の2項だと思っている。

しかし、自民党はその前に「96条を変える」ということを政権公約にしていることを、認識している国民がどれだけいるだろうか?

自民党が過半数を獲得すれば、96条がまず変えられ、憲法は自民党の意のままに容易く変えられる可能性が出てくる。

96条「この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、
国民に提案してその承認を経なければならない。」

自民党は、憲法改正の発議に必要な総議員の三分の二以上の賛成を、過半数に緩めると言っている。

これは、日本という国の基盤が、大きく変わることを意味している。

それなのに、そのことを、認識している国民がどれだけいるのだろうか。


私が危惧するのは、国民の判断する力、情報をキャッチする力である。

3年前、自民党がダメだと言って、ざーっと民主党に流れた。

それが今度は、民主党がダメだと言って、旧態依然として何も変わっていない自民党に、また、ざーっと流れる。

こんな国民だから、政治家が変わらないのではないだろうか。

このままでは我々は、「こんなはずじゃなかった。いつこうなってしまったの?!」

と、自分の命と人生が、自分の意思とは違う波に、うっかりのまれてしまったことに気づくことになるだろう。

全ては、自分も含めて、「今、このとき」の 国民の判断にかかっている。

選挙前予想結果のリバウンド(バランスを取ろうとして逆に振れる力)を願ってやまない。