僕という存在から見えた世界の風景とその導

世界が気まぐれに語りかけてくる言葉は儚くとも美しい・・・

【失ってみて初めて解る】君を失うという事は・・・

2005年12月11日 | 詩的遊語
【失ってみて初めて解る】君がいないという事は・・・



それはきっと半身を持ってかれてしまうような気分。


「僕と君がいる週末」
「僕と君がいる生活」
「僕と君がいる空間」


「僕と君」が存在しないということは、そのほとんどが意味を失ってしまったということは、僕の心に住まう君がもういないという事は・・・

もしも僕の心がハートの形をしていたとして、パズルのような組み合わせでそれを形づくっていたとしたら、君というピースがきっと、いたるところにちりばめられていただろう。
もうそのスペースに収まるのはコレしかないだろうって形して、きっと繋ぎ目さえもわからなくなってしまうように・・・

二人の時間を重ねていく度、そうして繋ぎ目はわからなくなるように溶け合っていく・・・。僕の心は君で満ち足りていったんだよ。



君を失うという事は、一方で僕も失うという事なんだ。

そう・・・

だから僕の心はこんなふうに、そのいたるところに塞がらない穴ができてしまった。ひきちぎられてしまった。持ってかれてしまった。

とても痛かったんだ。泣きたいわけじゃない、泣いてもどうにもならないってわかっていたけれど、失くしていく度に・・・その欠片を見る度に・・・涙が流れた。


そして今、僕の心はこんな形になりました。これが【僕】なんだ。・・・笑っちゃうよね。こんなボコボコに穴だらけの心が「今の僕」だなんて・・・。「僕」だけが残った形がこんなにボロボロだったなんて・・・。君に逢う前はこんな形じゃなかったはず・・・今はもう、、思い出せないけれど・・・。


君を失うという事は・・・


君を失うという事は・・・