それはきっと半身を持ってかれてしまうような気分。
「僕と君がいる週末」
「僕と君がいる生活」
「僕と君がいる空間」
「僕と君」が存在しないということは、そのほとんどが意味を失ってしまったということは、僕の心に住まう君がもういないという事は・・・
もしも僕の心がハートの形をしていたとして、パズルのような組み合わせでそれを形づくっていたとしたら、君というピースがきっと、いたるところにちりばめられていただろう。
もうそのスペースに収まるのはコレしかないだろうって形して、きっと繋ぎ目さえもわからなくなってしまうように・・・
二人の時間を重ねていく度、そうして繋ぎ目はわからなくなるように溶け合っていく・・・。僕の心は君で満ち足りていったんだよ。
君を失うという事は、一方で僕も失うという事なんだ。
そう・・・
だから僕の心はこんなふうに、そのいたるところに塞がらない穴ができてしまった。ひきちぎられてしまった。持ってかれてしまった。
とても痛かったんだ。泣きたいわけじゃない、泣いてもどうにもならないってわかっていたけれど、失くしていく度に・・・その欠片を見る度に・・・涙が流れた。
そして今、僕の心はこんな形になりました。これが【僕】なんだ。・・・笑っちゃうよね。こんなボコボコに穴だらけの心が「今の僕」だなんて・・・。「僕」だけが残った形がこんなにボロボロだったなんて・・・。君に逢う前はこんな形じゃなかったはず・・・今はもう、、思い出せないけれど・・・。
君を失うという事は・・・
君を失うという事は・・・