誰かが言った。
「前を向いて歩いて行こう」
誰かが言った。
「振り返らずに、ただひたすら前を向いて・・・」
人も同じく、前を向いて、その先にある目標へと真っ直ぐ向かって・・・
けれど、いつも余所見してばかり。立ち止まって振り返ってばかり。
道を外れてばかり。逆走することもしばしば。そしてうずくまって・・・。
人は何か成し遂げようと決意した時、ひまわりのように真っ直ぐに太陽だけを見る事ができるのだろうか?
だったら今の自分に足りないものがあるから、ひまわりのようにはなれないのだろうか?
やりたいことはたくさんあるけれど、心のそこからやりたいことが見えてないのかもしれない。
見えてないんじゃなくて、見ないようにしてるだけなのかも・・・?
ひまわりのような、本能に正直な部分で生きていないのかもしれない。
ひまわりのように、本能に正直に生きることへの不安に負けてしまってるのかもしれない。
それだけじゃない、不安のつきまとう事すべてに背を向けているのかもしれない。
前を向いて、朝昼晩、一日中、太陽をちゃんと見ている誰かの横で、隠れるように頭を下げているのかもしれない。
でもきっと、自分だって太陽の光をちゃんと受け止めてたいんだ。
暑い陽射しだけど、負けてられないんだ。俯いてちゃダメなんだ。
地に根を張って水を欲しがっているなら、その身に取り込んで、さぁ!
暑い太陽に向かって、枯れた声でも叫んでみようじゃないか、さぁ!
暑さは続くけれど、夏という季節が終わろうとしています。
良い子のみんなは宿題終わってるかな~?