僕という存在から見えた世界の風景とその導

世界が気まぐれに語りかけてくる言葉は儚くとも美しい・・・

【開錠】開かれた扉のその奥に・・・

2006年03月31日 | 詩的遊語
【開錠】開かれた扉のその奥に・・・



この言葉が誰にも届かないと 無力な自分を感じるように

僕と交わした会話の中で 無力を感じた誰かがいたように

人は意外と鈍感なのか? 傷つきやすく 傷つけやすい

行き交いながら それぞれは向かう その日々の中で・・・
 

【グルグルと】踏み付けた足跡を眺めては・・・

2006年03月30日 | 詩的遊語
【グルグルと】踏み付けた足跡を眺めては・・・



君を思うと 胸が痛むのは いいことなの?
それともイケナイコト・・・ わからなくなる

曖昧な態度に いつも振り回される
なんて勝手な思い込み そう思う自分に苛立って

君を想う気持ちは この胸に確かにあるのに
同じ場所を グルグル グルグルと
踏み付けた足跡を眺めては また途方に暮れるのだ・・・

【喧騒の過ぎ去った頃】この足先が目指すのは・・・

2006年03月26日 | 詩的遊語
【喧騒の過ぎ去った頃】この足先が目指すのは・・・



立ち止まっているのではなく
今の自分の場所を確認していた

喧騒は既に 他の目的を目指して
この場所を離れて行ったところだ

私も この場所も 終着ではなく
新たな始まりの場所だと声を震わせて・・・

吐き出した白い息を 暫く見つめた後
最初から理解っていたように歩き出す

【見下ろす風景】「落ちない」けど「落ちそう」な感覚。

2006年03月22日 | 詩的遊語
【見下ろす風景】「落ちない」けど「落ちそう」な感覚。



鉄柵に乗っかって 吹き抜ける風と向き合う
大丈夫 落ちたりなんかしない
無理やりな理屈を浮かべ 竦んだ足に力を入れる

「けれど どうしたって 何したって
 このネジが緩んで外れりゃ それまでだ」

・・・って 高所恐怖症の僕がつぶやく
だけど 見てみたい画というのは・・・存在する