【開錠】開かれた扉のその奥に・・・ 2006年03月31日 | 詩的遊語 この言葉が誰にも届かないと 無力な自分を感じるように 僕と交わした会話の中で 無力を感じた誰かがいたように 人は意外と鈍感なのか? 傷つきやすく 傷つけやすい 行き交いながら それぞれは向かう その日々の中で・・・
【グルグルと】踏み付けた足跡を眺めては・・・ 2006年03月30日 | 詩的遊語 君を思うと 胸が痛むのは いいことなの? それともイケナイコト・・・ わからなくなる 曖昧な態度に いつも振り回される なんて勝手な思い込み そう思う自分に苛立って 君を想う気持ちは この胸に確かにあるのに 同じ場所を グルグル グルグルと 踏み付けた足跡を眺めては また途方に暮れるのだ・・・
【例え踏みつけられても・・・】深く根を張る 2006年03月29日 | 詩的遊語 「耐える」という言葉を 誰かが教えてくれた 「耐える」という意味を 僕は君に教えられた 耐えること 迷わないこと その根元には びっしりと 深い 根っこがあるのかも・・・ だから 君も 君の心も 折れないんだ
【喧騒の過ぎ去った頃】この足先が目指すのは・・・ 2006年03月26日 | 詩的遊語 立ち止まっているのではなく 今の自分の場所を確認していた 喧騒は既に 他の目的を目指して この場所を離れて行ったところだ 私も この場所も 終着ではなく 新たな始まりの場所だと声を震わせて・・・ 吐き出した白い息を 暫く見つめた後 最初から理解っていたように歩き出す
【過ぎ去った後-静けさの中】あの遠い声 2006年03月24日 | 詩的遊語 静まった場所に立ち 遠く離れるあの音を聞く 「さよなら」「ありがとう」「頑張れよ」 消えゆく余韻は この胸に残っていく・・・
【はじまりの序章】流れを見据えながら・・・ 2006年03月23日 | 詩的遊語 タイミングが大事 誰かが言った 見失いはしない 何を? 誰を? いつからか その手に握っていた その世界への招待状 何度眺めただろう クシャクシャになっても 捨て切れず またこうして 胸に当て 空を仰ぐ・・・
【トンネル奥を覗けば・・・】レールに伝う鉄の鼓動 2006年03月23日 | 詩的遊語 カンカンカン レールを揺らす鉄の鼓動 近づいている・・・ 近づいてくる・・・ 夜に似た場所から この陽のあたる世界へ 感情を吐き出すように 絞り出すように 光に照らされて なお 覚めない夢があるなら 突き抜けるスピード 真実に手が届く場所まで
【見下ろす風景】「落ちない」けど「落ちそう」な感覚。 2006年03月22日 | 詩的遊語 鉄柵に乗っかって 吹き抜ける風と向き合う 大丈夫 落ちたりなんかしない 無理やりな理屈を浮かべ 竦んだ足に力を入れる 「けれど どうしたって 何したって このネジが緩んで外れりゃ それまでだ」 ・・・って 高所恐怖症の僕がつぶやく だけど 見てみたい画というのは・・・存在する
【leave for...】旅立ちまでを埋める時間 2006年03月20日 | 詩的遊語 果たすべき約束が繋いだ手に握られている 君の頬を伝う言葉もしっかり聞いているよ だからあと少し・・・二人に時間をくれないか? 旅立ちを告げるシグナルが鳴り響くその前に・・・
【駅steps】「問う事が無意味?」 2006年03月14日 | 詩的遊語 言葉を探した 時間の空白を埋めるため それだけ 繋ぎ止めるのは意味の無い事? 問う事が無意味? 気が付けば辿り着いた場所 これを望んでいたの?