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愛国的フィギュアスケート

羽生結弦とロシア女子を中心に

19 GPF(伊) 女子FP ~我が世の春~

2019年12月15日 | 国際大会
概要:   http://www.isuresults.com/results/season1920/gpf1920/SEG004.htm
プロトコル:http://www.isuresults.com/results/season1920/gpf1920/FSKWSINGLES-----------FNL-000100--_JudgesDetailsperSkater.pdf

審判団:http://www.isuresults.com/results/season1920/gpf1920/SEG004OF.htm  SPと同じ。

過去ログ:19/12/07 19 GPF (伊) 女子 SP  https://blog.goo.ne.jp/figureskate_330_43/e/f8e519a17b0135d1d0019d82ade96bb6


 既に大会から1週間が経過し、まもなく全日本選手権が開幕する予定ですが、

今大会、主要なチェックポイント
Alena Kostornaia   (露/16歳3ヶ月) 「3Lz」/「3F」で エッジエラー [!] を採られるかどうか。 
Anna Shcherbakova (露/15歳8ヶ月) 「4Lz」,「3Lz」で エッジエラー [!] を採られるかどうか。


 に限って、画像をUPして検証したいと思います。(時間があれば、他の選手の分も追加していきます。)


4番滑走 Anna Shcherbakova FP  [テレ朝のスロー再生は、以下の3つのJumpのみ]

1.4Lz(+3T) 離氷

F/Lzでの不明確な踏み切りエッジ(記号“ ! ”)-1 to -3  実際の加点 +3.45/5.75 [60.00% 獲得]

2.4F 離氷  左 ← 右 
            ↓ 蹴り足を振り下ろす                             ←     蹴り足を振り上げる
 

              トウを突く

 右斜め後方からのカメラ角度で、エッジの判別は難しいですが、「エッジエラー」[!] の可能性は高いですね。


5.4Lz 離氷
 
最終的に「回転不足」[<] と正しく判定されましたが、当初は「+0.61」の加点でした。


着氷が前傾姿勢でフリーレッグが氷に触れた (「拙い着氷」) ように見え、レビューされて「回転不足」[<] と判定変更。(-1 to -2)加点 +0.61 → -0.39 [-1.00]



5番滑走 Alena Kostornaia FP  [テレ朝のスロー再生]

7./3F(+3T) 離氷         左が「テレ朝」                             右が「ISU Live配信」の映像から。
 
F/Lzでの不明確な踏み切りエッジ(記号“ ! ”)-1 to -3 実際の加点 +2.20/2.65 [83.02% 獲得]


8./3F(+1Eu+3S) 離氷                      紀平梨花選手の 「7./3F(+3T)」の離氷と並べて、比較してみましょう。
 
F/Lzでの不明確な踏み切りエッジ(記号“ ! ”)-1 to -3 実際の加点 +1.82/2.65 [68.68% 獲得]

 何が言いたいか、お分かりですよね?

9./3Lz 離氷

通常再生の画像で画質が荒いですが、エッジエラー [!] の可能性が高いですね。
実際の加点 +1.85/2.95 [62.71% 獲得]


 Alena KostornaiaとAnna Shcherbakovaは、「Lz/F」のエッジの跳び分けが出来ていないと思われます。
今後もエッジエラーの修正は、過去の例から言って、容易ではないでしょう。
 不幸なのは、跳び分け出来ている紀平梨花選手のようなタイプです。(今回は左足首の怪我の影響で「3Lz」は回避)
上記二選手は、本来得られない点数を不当に得ており、紀平選手との点差はもっと縮まっていたはずです。
 例えば、Kostornaiaは、Jumpの高さと幅がGOEで評価されていますが、正しいエッジ(明確なエッジ)で跳ぶことを要請された場合、同じ様に跳べるかは疑問でしょう。
また、同じ事が Shcherbakovaの「4Lz」にも言えますね。


総評:Alena KostornaiaAnna ShcherbakovaAlexandra Trusovaという3人は、
   ロシアのSr.代表枠(3枠/欧州選手権・世界選手権・五輪)を満たし、現在のところ、他の選手が代替するのは容易ではありません。
   この構図に変化が訪れるとすれば、今後、彼女たちが体型変化で高難易度Jumpが失われ、競技力が低下した場合と、
   2021-22の北京五輪シーズンに、Jr.からSr.に「Kamila Valieva」が15歳5ヶ月で登場し、この内の誰かと入れ替わる場合に限られると思われます。
   Valieva選手がSr.に上がり、(高難易度Jumpを跳ぶ) 競争力がある選手が4人になると、確実に1人が北京五輪の代表から落選するわけです。(OARあるいは、中立の立場からの参加の可能性が高いけども)
   2021-22の北京五輪シーズンは、露代表枠を巡り、各選手のファンも殺気立つでしょうから、ISUの技術審判団が「ルール通り厳格に採らない」あるいは「お目こぼし」をしたとしても、
   Kostornaia、Shcherbakovaの「Lz/F」のエッジエラーは、今以上に問題視されることになるでしょう。 


(敬称略。随時 追記/修正)

19 GPF (伊) EX

2019年12月08日 | 国際大会



 Kamila Valieva選手は、前半の11番目、羽生結弦選手は後半の10番目(全体24番目)となっています。
 Sr.女子6位(最下位)のAlina Zagitovaは、銀メダリストの好位置に。[追記] 昨日のFPの際の怪我で欠場のようです。
2022年「北京五輪」開催国選手で、Sr.5位のBoyang Jinも優遇された位置ですね。😊
あと、Jr.のメダリストでEXに出場が確約されているのは、金メダリストのみだそうです。


EX       Sr.          Jr.
   男子 女子 Pairs ID  男子 女子 Pairs ID  小計
               6  地元        2 
露  4  1236  3   4       1   1      9
米  1        23       2     2    5           
日  2   4          1             3
支  5     12                  3
仏  3         1                2
加         5   5                2
GEO                       1   1      
独                     6       1
合計                          28



https://vk.com/eteritutberidze?w=wall-97272391_230078
https://vk.com/eteritutberidze?w=wall-97272391_231590

 楽しまれているようで、何よりです。😍


(随時 追記/修正)

19 GPF (伊) 男子 FP “Jumpの天才”

2019年12月07日 | 国際大会
概要:http://www.isuresults.com/results/season1920/gpf1920/SEG002.htm
プロトコル:http://www.isuresults.com/results/season1920/gpf1920/SEG002OF.htm

審判団:http://www.isuresults.com/results/season1920/gpf1920/SEG002OF.htm


 とりあず、「Skating ISU」のLive配信の演技振り返りのスロー再生で確認できた分 [スロー再生されたのは前半のJump 4つ]を、速報で報告します。😉


Nathan Chen FP  [数字はプロトコルによる]

1.4F+3T    → 4F[!] + 3T

2.4Lz     → 4Lz [<]

3.4T+1Eu+3S → 4T + 1Eu +3S [<] 

4.3A     → 3A [<]
------------------------------------------------------------------------↓ 【後半 基礎点1.1倍】
7./4S     → /4S (カメラ角度的に 回転不足[<] の判別が困難)

8./4T     → /4T [<]

9./3Lz+3T   → /3Lz + 3T [<]


 相変わらず、素晴らしい Nathan Chenの “演技です。後で地上波の分も合わせて検証し、画像をUPします。[追記2 全てのJumpの映像チェック終了]
テレビ朝日が日本のゴールデンタイムに合わせるよう「男子FP」の日程を変更した(?)ため、
我々としては、最終日の残りのフィギュアスケート競技を楽しみましょう。


[追記 1]

テレビ朝日の中継映像より

       羽生結弦 [25歳0ヶ月] と Nathan Chen [20歳7ヶ月] の予定Jump構成、および基礎点の比較


 時間がないので象徴的な部分を掲載したいと思います。(下手な合成画像で申し訳ありません)

Nathan Chen 2.4Lz 着氷 ← 離氷 [テレ朝ソース] (←左右スクロール→)

「回転不足」[<] 【高さ 66cm、飛距離 2m77cm 着氷速度 16.0km/h】

2.4Lz フロー 

実際のスコア 基礎点 11.50 + 加点 4.27 [74.26%] = 15.77
基礎点 11.50 → 9.20 [-2.30] GOE- 回転不足判定(Under-rotated)(記号<)-1 to -2


羽生結弦 2.4Lz 離氷 → 着氷 [テレ朝ソース] (←左右スクロール→か、ブラウザの縮小表示を)

回転OK加点 +3.94 [68.52%]  【高さ 72cm、飛距離 3m10cm】  https://www.sports.ru/tribuna/blogs/aestheticsyuzuruhanyu/2662642.html

2.4Lz フロー 

 

 一体、質の高いJumpを跳んでいるのは、誰なんだ、ということですね。


[追記 2]

[新ルール] (昨季<2018-19> から変更なし)
> ジャンプ  不足している回転が,1/4回転以上1/2回転未満の場合には,そのジャンプは回転不足(Under-rotated)とみなされる.

+GOE採点ガイドライン(プラス面)

+ 4および+ 5には、太字で強調表示されている最初の3つの項目が満たされていなければならない。
  ジャンプ要素
1) 高さおよび距離非常に良い(ジャンプ・コンボおよびシークェンスでは全ジャンプ)
2) 踏切および着氷良い
3) 開始から終了まで無駄な力が全く無い(ジャンプ・コンボではリズムを含む 


 Nathan Chen FP

1.4F (+ 3T) (「Skating ISU」のLive配信の演技振り返りのスロー再生より)

 連続写真[→↓]で見れば分かりやすいですが、Chenは軸足の左足が直立したまま、離氷しています。


 分かりやすいエッジエラーですね。 (テレ朝のスロー再生より)   演技審判の3人が [+4] 評価5人が [+5] 評価    加点 +5.03 / 5.50 [91.45%] 獲得 😫

[エッジエラーの種類]                GOEマイナス評価
F/Lzでの間違った踏み切りエッジ    (記号“e”)  -3 to -4
F/Lzでの不明確な踏み切りエッジ(記号“ ! ”)-1 to -3
F/Lzでの不明確な踏み切りエッジ    (記号無し)  -1

 技術審判団がエッジエラー[!]を採らないと、演技審判団のGOE評価がとんでもない物になるという、典型例。 


2.4Lz 離氷  [ISU SkatingのLive配信の演技振り返りのスロー再生より。テレ朝中継の「4Lz」のカメラとは別角度]
                                                                                                                      

2.4Lz 着氷  (←左右スクロール→)

 最初に紹介した合成写真同様、回転不足[<] ですね。                   加点 +4.27 / 5.75 [74.26%] 獲得 😒

[回転不足の種類]
ダウングレード判定 Downgraded) (記号<< )-3 to -4
回転不足判定 (Under-rotated)(記号<)-1 to -2
回転が足りない           (記号無し)-1 to -2


3.4T+1Eu+3F → (4T) +1Eu +3S [予定変更]  (←左右スクロール→) ISU Live配信より ※合成写真の横幅は実際の距離を反映していません。

 回転不足判定 (Under-rotated)(記号<)-1 to -2  不足している回転が,1/4回転以上1/2回転未満の場合には,そのジャンプは回転不足(Under-rotated)とみなされる.

 着氷                                      ← 離氷  テレ朝スロー再生より
 

 
                      体勢の入れ替え                       ← フロー
加点 +2.71 / 4.75 [57.05%] 獲得


4.3A
                  着氷                         ←                離氷 (ISU Live配信より。スロー再生が最初から大写しだった)
 
       明らかに「回転不足」[<] ですね。 回転不足判定 (Under-rotated)(記号<)-1 to -2


                    フロー
         加点 +2.86 / 4.00 [71.50%] 獲得 😖

7./4S (カメラ角度的に 回転不足[<] の判別が困難で省略)


8./4T
               着氷                 ←                  離氷
 
          「回転不足」[<] ですね。 回転不足判定 (Under-rotated)(記号<)-1 to -2  加点 +3.26 / 4.75 [68.63%] 獲得 😒 


9./(3Lz) +3T
                 着氷                  ←               離氷
 
  これは明確な「回転不足」[<] ですね。 回転不足判定 (Under-rotated)(記号<)-1 to -2  加点 +1.85 / 2.95 [62.71%] 獲得 😁 


Nathan Chen FP  4回転 4種5回、3A*1 [4T*2、+3T*2]
  
  Protocol      実際          フリーレッグの引き下ろし  テレ朝 演技振り返りの再生
1. 4F+3T    → 4F[!] + 3T          通常の範囲        あり
2. 4Lz     → 4Lz [<]           イーグルに移行       あり (2つのカメラ角度から)
3. 4T+1Eu+3S → 4T + 1Eu +3S [<]      あり(体勢入れ替え)     あり

5. 3A      → 3A [<]            あり(体勢入れ替え)     あり 

7. /4S     → /4S [判別が困難で評価保留]    あり(体勢入れ替え)     あり
8. /4T     → /4T [<]             あり(体勢入れ替え)     あり
9. /3Lz+3T  → /3Lz + 3T [<]          あり(体勢入れ替え)     無し


  Chenはごく短い「着氷姿勢の維持」の後、即座にフリーレッグである左足を引き下ろし、体勢を入れ替え、左足に重心移動し、前向きに移行します。
 [着氷時エラーである「Step Out」とは違うが、着氷後の体勢を整えるために、こうした行為を頻繁に行う]
 着氷後にフローが出ないので、その場から離脱する為に、“両足で漕いで出ている”わけです。(羽生結弦やエテリ組の選手は、Jump着氷後の流れで、片足でそのまま演技を続行したりする)
 従って、ChenはJumpする度に、プログラムが “切断” されてしまっている状況なんですね。

  Chenの「フリーレッグの引き下ろし」は、なんと、FPで 全 7 Jump中、5 Jump [71%] にも及びます。(大会全体では、全 10 Jump 中、7 Jump )
 これで「エッジエラー」や「回転不足」の要素を除外したとしても、果たして質の高いJumpを跳んでいると言えるでしょうか?
 “Jumpの天才” という呼称は、本当に正しいのでしょうか? 

  皆さん、既に答えをお持ちでしょうけどね!

(敬称略。随時 追記/修正)

19 GPF (伊) 女子 SP

2019年12月07日 | 国際大会
19/12/06(金) 現地19:50-20:36  
概要:http://www.isuresults.com/results/season1920/gpf1920/SEG003.htm
プロトコル:http://www.isuresults.com/results/season1920/gpf1920/FSKWSINGLES-----------QUAL000100--_JudgesDetailsperSkater.pdf

技術審判団:http://www.isuresults.com/results/season1920/gpf1920/SEG003OF.htm
Technical Controller       Ms. Leena LAAKSONEN      フィンランド
Technical Specialist       Ms. Vera VANDECAVEYE      ベルギー
Assistant Technical Specialist   Ms. Heather Celestine LEHNERT  ドイツ

Jr.女子SPで Alysa Liu (米) の2つの回転不足を見逃し1位にした「Jr. GPF 女子」と同じ技術審判団です。


1番滑走 Alena Kostornaia SP 1位  (以下の画像は、youtube「ISU Junior Grand Prix」のLive配信[1080p]で、演技振り返りの「スロー再生」からのキャプチャ画像)

2.3Lz                                   4.3F(+3T)
 
2.「3Lz」は、ほぼ直立した状態ですので、エッジエラー [!] でしょう。 F/Lzでの不明確な踏み切りエッジ(記号“ ! ”)-1 to -3
4.「3F」は内側に傾いていますが、あいまいなエッジであり、不十分と言えますね。

[エッジエラーの種類]
F/Lzでの間違った踏み切りエッジ(記号“e”) -3 to -4
F/Lzでの不明確な踏み切りエッジ(記号“ ! ”)-1 to -3
F/Lzでの不明確な踏み切りエッジ(記号無し)-1


2番滑走 Alexandra Trusova SP 5位

2.3F 加点+1.82  真横からのカメラアングルなのでエッジの判別は難しいですね。


3番滑走 Anna Shcherbakova SP 3位
4.3Lz(+3Lo)                                                2.3F
 
4.3Lz(+3Lo)は真横のアングルですが、この状態だとエッジエラー [!] でしょうね。F/Lzでの不明確な踏み切りエッジ(記号“ ! ”)-1 to -3
2.3Fは斜め後方からのアングルで判別が難しいですが、あいまいなエッジのように見えますね。


4番滑走 紀平梨花 SP 6位

2.3F(+3T) 横からのアングルですが、紀平選手は「3F」を明確なエッジで跳んでいるのが分かりますね。(他の大会でも確認済み)


5番滑走 Bradie Tennell SP 4位

1.3Lz(+3T) 離氷と着氷
 
               一応、外側に傾いていますが、あいまいですね。                             おそらく「回転不足」[<] ですね。

1.(3Lz)+3T 離氷と着氷
 
「回転不足」[<] を審判に採られていますが、「ダウングレード」[<<] と言ってもいいですね。
ダウングレード判定(Downgraded)(記号<< )-3 to -4

4./3F 着氷と離氷
 
「/3F」は 回転不足[<] ですね。                     エッジに関しては、斜め後方からなので判別が難しいところ。


6番滑走 Alina Zagitova SP 2位

1.3Lz(+3Lo) 着氷と離氷
 
         この角度だと、「回転不足」の判定は微妙なところ。                 斜め後方からのアングルですが、おそらくエッジは立ったままでしょう。F/Lzでの不明確な踏み切りエッジ(記号“ ! ”)-1 to -3

1.(3Lz)+3Lo 離氷と着氷
 
                                                    「+3Lo」は、やはり「回転不足」[<] ですね。

4.「/3F」
 
体の軸はAlena Kostornaiaよりも傾いていますが、エッジは同様にあいまいですね。 残念ながら、「回転不足」[<] ですね。


(敬称略。随時 追記/修正)

19 Jr.GPF 女子 SP Alysa Liuの実力の程は?

2019年12月06日 | 国際大会
概要:http://www.isuresults.com/results/season1920/gpf1920/SEG011.htm
プロトコル:http://www.isuresults.com/results/season1920/gpf1920/FSKWSINGLES-JUNIOR----QUAL000100--_JudgesDetailsperSkater.pdf
演技動画:

審判団:http://www.isuresults.com/results/season1920/gpf1920/SEG011OF.htm
Technical Controller      Ms. Leena LAAKSONEN      フィンランド
Technical Specialist     Ms. Vera VANDECAVEYE     ベルギー
Assistant Technical Specialist  Ms. Heather Celestine LEHNERT  ドイツ


Alysa Liu (米/14歳3ヶ月) SP演技  Live配信動画 [1080p] から切り取り 数字はプロトコルによる

1-1.3A(+3T) 離氷


1-2.3A(+3T) 着氷

カメラ角度的に判別が難しいですが、回転が足りていない可能性がありますね。


1-3.(3A)+3T 離氷


1-4.(3A)+3T 着氷

明確な 回転不足[<]。(女子は連続Jumpの後半部で「回転不足」に陥りやすい) 実際の加点 +1.60 /4.00 (40% 獲得)
「+3T<」基礎点 4.20 → 3.36[-0.84] GOE- 回転不足判定(Under-rotated)(記号<)-1 to -2


1-5.(3A)+3T フロー



 高難易度Jumpである「3A+3T」なら、「回転不足」も仕方がない、と皆さん思われるでしょう。


5-1./3Lo 離氷


5-2./3Lo 着氷

意外なことに「/3Lo」も、明確な 回転不足[<] です。これは駄目ですね。実際の加点 +1.33 /2.45 (54% 獲得) 
「/3Lo<」基礎点 5.39 → 4.31[-1.08] GOE- 回転不足判定(Under-rotated)(記号<)-1 to -2


5-3./3Lo フロー



Alysa Liu Kiss&Cry SP得点

PB:69.30 (19 JGPS米)71.19 [+1.89] 更新

 
 少なくとも、

1.「3A+3T<

5.「/3Lo<

は採るべきでしたね。(最終滑走の Haein Lee (韓) の連続Jumpでの回転不足「1.3Lz + 3T<」は採られていますので)

基礎点で-1.92、加点で3点弱程度マイナス、かつ「SPで3つの内、2つのJumpで回転不足」だと、PCSもマイナスになり、65点前後 がふさわしい得点になるでしょう。


 『新たな スター 誕生』というより、『新たな “Nathan Chen”が 誕生』と言う方が、正確でしょうね。(^_-)


(敬称略。随時 追記/修正)