概要: http://www.isuresults.com/results/season1920/gpf1920/SEG004.htm
プロトコル:http://www.isuresults.com/results/season1920/gpf1920/FSKWSINGLES-----------FNL-000100--_JudgesDetailsperSkater.pdf
審判団:http://www.isuresults.com/results/season1920/gpf1920/SEG004OF.htm SPと同じ。
過去ログ:19/12/07 19 GPF (伊) 女子 SP https://blog.goo.ne.jp/figureskate_330_43/e/f8e519a17b0135d1d0019d82ade96bb6
既に大会から1週間が経過し、まもなく全日本選手権が開幕する予定ですが、
今大会、主要なチェックポイント
・Alena Kostornaia (露/16歳3ヶ月) 「3Lz」/「3F」で エッジエラー [!] を採られるかどうか。
・Anna Shcherbakova (露/15歳8ヶ月) 「4Lz」,「3Lz」で エッジエラー [!] を採られるかどうか。
に限って、画像をUPして検証したいと思います。(時間があれば、他の選手の分も追加していきます。)
4番滑走 Anna Shcherbakova FP [テレ朝のスロー再生は、以下の3つのJumpのみ]
1.4Lz(+3T) 離氷

F/Lzでの不明確な踏み切りエッジ(記号“ ! ”)-1 to -3 実際の加点 +3.45/5.75 [60.00% 獲得]
2.4F 離氷 左 ← 右
↓ 蹴り足を振り下ろす ← 蹴り足を振り上げる


トウを突く
右斜め後方からのカメラ角度で、エッジの判別は難しいですが、「エッジエラー」[!] の可能性は高いですね。
5.4Lz 離氷

最終的に「回転不足」[<] と正しく判定されましたが、当初は「+0.61」の加点でした。

着氷が前傾姿勢でフリーレッグが氷に触れた (「拙い着氷」) ように見え、レビューされて「回転不足」[<] と判定変更。(-1 to -2)。加点 +0.61 → -0.39 [-1.00]
5番滑走 Alena Kostornaia FP [テレ朝のスロー再生]
7./3F(+3T) 離氷 左が「テレ朝」 右が「ISU Live配信」の映像から。

F/Lzでの不明確な踏み切りエッジ(記号“ ! ”)-1 to -3 実際の加点 +2.20/2.65 [83.02% 獲得]
8./3F(+1Eu+3S) 離氷 紀平梨花選手の 「7./3F(+3T)」の離氷と並べて、比較してみましょう。

F/Lzでの不明確な踏み切りエッジ(記号“ ! ”)-1 to -3 実際の加点 +1.82/2.65 [68.68% 獲得]
何が言いたいか、お分かりですよね?
9./3Lz 離氷

通常再生の画像で画質が荒いですが、エッジエラー [!] の可能性が高いですね。
実際の加点 +1.85/2.95 [62.71% 獲得]
Alena KostornaiaとAnna Shcherbakovaは、「Lz/F」のエッジの跳び分けが出来ていないと思われます。
今後もエッジエラーの修正は、過去の例から言って、容易ではないでしょう。
不幸なのは、跳び分け出来ている紀平梨花選手のようなタイプです。(今回は左足首の怪我の影響で「3Lz」は回避)
上記二選手は、本来得られない点数を不当に得ており、紀平選手との点差はもっと縮まっていたはずです。
例えば、Kostornaiaは、Jumpの高さと幅がGOEで評価されていますが、正しいエッジ(明確なエッジ)で跳ぶことを要請された場合、同じ様に跳べるかは疑問でしょう。
また、同じ事が Shcherbakovaの「4Lz」にも言えますね。
総評:Alena Kostornaia、Anna Shcherbakova、Alexandra Trusovaという3人は、
ロシアのSr.代表枠(3枠/欧州選手権・世界選手権・五輪)を満たし、現在のところ、他の選手が代替するのは容易ではありません。
この構図に変化が訪れるとすれば、今後、彼女たちが体型変化で高難易度Jumpが失われ、競技力が低下した場合と、
2021-22の北京五輪シーズンに、Jr.からSr.に「Kamila Valieva」が15歳5ヶ月で登場し、この内の誰かと入れ替わる場合に限られると思われます。
Valieva選手がSr.に上がり、(高難易度Jumpを跳ぶ) 競争力がある選手が4人になると、確実に1人が北京五輪の代表から落選するわけです。(OARあるいは、中立の立場からの参加の可能性が高いけども)
2021-22の北京五輪シーズンは、露代表枠を巡り、各選手のファンも殺気立つでしょうから、ISUの技術審判団が「ルール通り厳格に採らない」あるいは「お目こぼし」をしたとしても、
Kostornaia、Shcherbakovaの「Lz/F」のエッジエラーは、今以上に問題視されることになるでしょう。
(敬称略。随時 追記/修正)
プロトコル:http://www.isuresults.com/results/season1920/gpf1920/FSKWSINGLES-----------FNL-000100--_JudgesDetailsperSkater.pdf
審判団:http://www.isuresults.com/results/season1920/gpf1920/SEG004OF.htm SPと同じ。
過去ログ:19/12/07 19 GPF (伊) 女子 SP https://blog.goo.ne.jp/figureskate_330_43/e/f8e519a17b0135d1d0019d82ade96bb6
既に大会から1週間が経過し、まもなく全日本選手権が開幕する予定ですが、
今大会、主要なチェックポイント
・Alena Kostornaia (露/16歳3ヶ月) 「3Lz」/「3F」で エッジエラー [!] を採られるかどうか。
・Anna Shcherbakova (露/15歳8ヶ月) 「4Lz」,「3Lz」で エッジエラー [!] を採られるかどうか。
に限って、画像をUPして検証したいと思います。(時間があれば、他の選手の分も追加していきます。)
4番滑走 Anna Shcherbakova FP [テレ朝のスロー再生は、以下の3つのJumpのみ]
1.4Lz(+3T) 離氷

F/Lzでの不明確な踏み切りエッジ(記号“ ! ”)-1 to -3 実際の加点 +3.45/5.75 [60.00% 獲得]
2.4F 離氷 左 ← 右
↓ 蹴り足を振り下ろす ← 蹴り足を振り上げる



トウを突く
右斜め後方からのカメラ角度で、エッジの判別は難しいですが、「エッジエラー」[!] の可能性は高いですね。
5.4Lz 離氷


最終的に「回転不足」[<] と正しく判定されましたが、当初は「+0.61」の加点でした。

着氷が前傾姿勢でフリーレッグが氷に触れた (「拙い着氷」) ように見え、レビューされて「回転不足」[<] と判定変更。(-1 to -2)。加点 +0.61 → -0.39 [-1.00]
5番滑走 Alena Kostornaia FP [テレ朝のスロー再生]
7./3F(+3T) 離氷 左が「テレ朝」 右が「ISU Live配信」の映像から。


F/Lzでの不明確な踏み切りエッジ(記号“ ! ”)-1 to -3 実際の加点 +2.20/2.65 [83.02% 獲得]
8./3F(+1Eu+3S) 離氷 紀平梨花選手の 「7./3F(+3T)」の離氷と並べて、比較してみましょう。


F/Lzでの不明確な踏み切りエッジ(記号“ ! ”)-1 to -3 実際の加点 +1.82/2.65 [68.68% 獲得]
何が言いたいか、お分かりですよね?
9./3Lz 離氷

通常再生の画像で画質が荒いですが、エッジエラー [!] の可能性が高いですね。
実際の加点 +1.85/2.95 [62.71% 獲得]
Alena KostornaiaとAnna Shcherbakovaは、「Lz/F」のエッジの跳び分けが出来ていないと思われます。
今後もエッジエラーの修正は、過去の例から言って、容易ではないでしょう。
不幸なのは、跳び分け出来ている紀平梨花選手のようなタイプです。(今回は左足首の怪我の影響で「3Lz」は回避)
上記二選手は、本来得られない点数を不当に得ており、紀平選手との点差はもっと縮まっていたはずです。
例えば、Kostornaiaは、Jumpの高さと幅がGOEで評価されていますが、正しいエッジ(明確なエッジ)で跳ぶことを要請された場合、同じ様に跳べるかは疑問でしょう。
また、同じ事が Shcherbakovaの「4Lz」にも言えますね。
総評:Alena Kostornaia、Anna Shcherbakova、Alexandra Trusovaという3人は、
ロシアのSr.代表枠(3枠/欧州選手権・世界選手権・五輪)を満たし、現在のところ、他の選手が代替するのは容易ではありません。
この構図に変化が訪れるとすれば、今後、彼女たちが体型変化で高難易度Jumpが失われ、競技力が低下した場合と、
2021-22の北京五輪シーズンに、Jr.からSr.に「Kamila Valieva」が15歳5ヶ月で登場し、この内の誰かと入れ替わる場合に限られると思われます。
Valieva選手がSr.に上がり、(高難易度Jumpを跳ぶ) 競争力がある選手が4人になると、確実に1人が北京五輪の代表から落選するわけです。(OARあるいは、中立の立場からの参加の可能性が高いけども)
2021-22の北京五輪シーズンは、露代表枠を巡り、各選手のファンも殺気立つでしょうから、ISUの技術審判団が「ルール通り厳格に採らない」あるいは「お目こぼし」をしたとしても、
Kostornaia、Shcherbakovaの「Lz/F」のエッジエラーは、今以上に問題視されることになるでしょう。
(敬称略。随時 追記/修正)