21/01/25(月) 10:55 The Local スウェーデンへの旅行のルールは? https://www.thelocal.se/20210125/what-are-the-rules-on-travel-into-sweden-coronavirus-test-quarantine-isolation
[自動翻訳]
> 現在、スウェーデンへの入国は誰に許可されていますか? 答えは、渡航先の国、渡航目的、市民権や居住国によって異なります。
まず、コロナウイルスに関連した旅行制限は、すぐに変更されることがあり、すぐに行うことができることに注意することが重要です。
スウェーデン外務省は、旅行者は今でも必要のない旅行は避けるべきだと警告しており、
どうしても旅行しなければならない場合は、パンデミックに関する規制や動向を常に把握し、計画通りに旅行から帰れなくなった場合に備えて、不測の事態に備えた計画を立てておくべきだとしています。
EU圏外の旅行者の入国禁止(および例外
現在、EU圏外の国からスウェーデンへの旅行は禁止されていますが、いくつかの例外があります。禁止は、国籍や居住地ではなく、旅行する国によって異なります。
いくつかの国が禁止から免除されているので、関係なく、家族や友人を訪問するなど、旅行の目的の次の国からスウェーデンに旅行することができます。
EU/EEA、アンドラ、モナコ、サンマリノ、スイス、バチカン市国(下記の制限事項をご参照ください。
豪州
日本 21/01/27 EU、入域許可国リストから日本除外へ https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-01-26/QNJZVYT0AFB401
ニュージーランド
ルワンダ 21/01/26 急増336→574
シンガポール
韓国
タイ 21/01/26 急増187→959
以前はセルビア、モンテネグロ、アルジェリア、モロッコ、ジョージア、カナダ、ウルグアイ、チュニジアが免除国のリストに含まれていましたが、それらは削除されました。
免除対象は、スウェーデンに住むために移住する人、特定の重要な仕事に就いている人、緊急の家族の理由で旅行する人にも適用され、居住国や旅行先の国に関係なく適用されます。スウェーデンの警察からの英語での詳細はこちら。
スウェーデンのパンデミックの状況を説明する9つのグラフと地図
LIST. パンデミック中のスウェーデンでは何が開いていて何が閉まっているのですか?
イギリス、デンマーク、ノルウェーからの入国禁止
EU圏内では、ほとんどの国からスウェーデンへの渡航は可能ですが、デンマークやノルウェーからは旅行できません。
スウェーデン市民やスウェーデンに住んでいる人、またはスウェーデンで働いている人など、これらの渡航禁止にもいくつかの例外があります。
スウェーデンに住んでいることを証明するには、スウェーデンの人口登録簿の抄本(Skatteverketから無料で入手可能)や、スウェーデンのIDカードに個人番号が記載されているもの、
またはスウェーデンに少なくとも1年以上住んでいる、または住む予定であることを示す書類を提示することで証明できます。
スウェーデンに住んでいたり、スウェーデンで働いていたりする場合でも、スウェーデン市民でない限り、
入国を許可されるためには、72時間以内にコロナウイルス検査で陰性であることを証明するものを持参しなければなりません。
これらの禁止令は少なくとも2月14日(日)まで有効です。
英国からの旅行者のための陰性検査証明書
英国からスウェーデンへの旅行者は、スウェーデン市民でない限り、72時間以内にコロナウイルス検査が陰性であることを証明するものを持参しなければなりません。
検査結果は、英国では、このリストの検査機関とNHSを含む認可された検査機関からのものでなければなりません。さらに、スウェーデンに到着してから2回の検査を受ける必要があります。
イギリス、南アフリカ、ブラジル、ノルウェーからの旅行者のためのテストと自己隔離
この4カ国からスウェーデンに到着した旅行者は、到着後できるだけ早くコロナウイルスの検査を受け、5日後に2回目の検査を受ける必要があります。
空港ではなく、自宅で検査を受ける必要があります。
検査の結果にかかわらず、到着後7日間は自己隔離する必要があります。同じ世帯に住んでいる人は、たとえ旅行していなくても隔離しなければなりません。
公衆衛生庁のガイドラインの全文はこちらをご覧ください。
コロナウイルス検査を受けるには、英語での健康相談を受けるために1177に電話するか、スウェーデンのBankIDを持っていない場合は、お近くの医師の外科(vårdcentral)に電話して検査の手配をしてもらうことができます。
通常、無症状の場合は無料で検査を受けることができませんが、これらの国からの帰国旅行者には例外があります。
検査と自己隔離に関するこれらの規則は、英国、南アフリカ、ブラジル、ノルウェーからスウェーデンに到着した、またはスウェーデンに到着する前の14日以内にこれらの国に滞在していたスウェーデン市民を含むすべての人に適用されます。
つまり、スウェーデンに到着する前に少なくとも14日間滞在しない限り、リストに載っていない国を経由して乗り継ぎ便を利用することで、自己隔離の要件を回避することはできません。
デンマークは入国禁止にもかかわらず、このリストに載っていないことに注意してください。
自己破産で仕事を休まなければならない場合、出勤できず自宅で仕事ができない場合は、疾病キャリア給付金を受給できる可能性が高いです
(病気で仕事ができない場合は、病気手当金を受給する必要があります)。社会保険庁や人事担当者に連絡して、自分に当てはまるものを確認しましょう。
他の旅行者のためのテストと自己隔離
他の国からの旅行者は、無症状であれば、スウェーデン到着前や到着後に検査を受ける必要はありませんし、到着時の隔離や検疫も必要ありません。
コロナウイルスの症状がある場合は、公衆衛生上のアドバイスに従って、検査を受け、自宅で安静にし、親しい人との接触を避けるようにしてください。
他の旅行者もスウェーデン到着時には、特に他の人との接触が多かった場合には、自宅待機を選択することができます。
無症状の人でもCOVID-19を感染させる可能性があるため、スウェーデンに滞在するすべての人には、親しい家族や友人との接触をごく限られた範囲にとどめることが求められています。
21/01/27(水) schengenvisainfo スウェーデン、ノルウェーからの必須でない目的の入国を禁止 https://www.schengenvisainfo.com/news/sweden-bans-entry-from-norway-for-non-essential-purposes/
> 同時に、外務省は1月26日(火)から、COVID-19ウイルスの広範な蔓延と海外旅行への影響を考慮して、(自国民に対して)
EU/EEA/シェンゲン地域以外のすべての国への必須でない旅行を禁止する勧告を、少なくとも2021年4月15日(木)まで延長しています。
【EUの勧告】
21/01/26(火) 00:05 朝日 EUへの入域、出発前PCR検査が義務に 対策を強化 https://www.asahi.com/articles/ASP1T7X24P1TUHBI02B.html
> 欧州連合(EU)は25日、コロナ禍の拡大がおさまらないため、日本を含むEU域外からの渡航者に対して出発前のPCR検査を義務づける方針を発表した。
感染力が強いとされる変異ウイルスへの懸念も深く、より強い安全策が必要だと判断した。
国境管理の権限は加盟各国にあり、足並みをそろえて対応をはかる。
出発前72時間以内にPCR検査を受けて陰性証明書を提出するよう求めるほか、入域後、最大14日間の自主隔離や追加の検査などの導入もありうるとしている。
EUは昨夏、日本など15カ国からの観光や短期出張での入域を認める方針を打ち出していた。
だが、各地で再び感染が広がり、受け入れ可能国は「減る一方」(ヨハンソン欧州委員)。現在は日本を含む8カ国に減った。
EU域内では、感染状況の深刻さに応じて、国・地域を赤、オレンジ、緑の3段階に分類して往来を規制しているが、現実にはほとんどが「赤」になっている。
新たに「濃い赤」を設け、入国前の検査や入国後の隔離ルールの強化、統一をはかる。また、不要不急の旅行はしないよう「強く推奨する」と表明した。
人やモノの自由な往来はEUの最重要理念のひとつだが、コロナ禍の「第3波」を防ぎ、医療関係者らの往来やワクチンの配送などに問題を生じさせないための措置だという。(ブリュッセル=青田秀樹)
[追記]
21/01/30(土) BBC フランス政府、EU外からの不要不急な入国を禁止 感染対策 https://www.bbc.com/japanese/55867491
> フランスのジャン・カステックス首相は29日(金)、新型コロナウイルスの感染対策のため、31日(日)から欧州連合(EU)域外からの不要不急の入国は禁止すると発表した。
EU内からの入国者にも、ウイルス検査と陰性証明の要件を強化する。(中略)
31日(日)から、EU域外からの不要不急の入国は禁止するほか、EU域内から入国する人はPCR検査の陰性結果提示が求められる。住所地と就労地が国境をまたぐ人は除外される。
入国時の陰性証明はこれまで空路と海路の渡航者のみが対象だったが、31日(日)以降は陸路からの入国者にも適用される。(中略)
オリヴィエ・ヴェラン保健相は28日(金)、厳しい感染対策にもかかわらず新型ウイルスの変異株がフランス国内で拡散していると警告した。※ (中略)
※ NHK「1日の感染者数は平均して2万人前後」*「新規の感染者数のおよそ10%」= およそ毎日2千人前後の変異株陽性者
他の欧州諸国の状況
ドイツは30日(土)から2月17日(水)まで、新型ウイルスの変異株の影響が厳しい国々からの入国を原則禁止する。
対象国はイギリス、アイルランド、ポルトガル、ブラジル、南アフリカ、レソト、エスワティニ。
チェコも30日(土)から、変異株の感染拡大を防ぐため、不要不急の入国を禁止する。
ポルトガルは28日(木)、国民に今後2週間にわたり不要不急の出国を禁止した。
ベルギーは27日(水)、3月1日(月)まで不要不急の出国を禁止した。
一方でイタリアは29日(金)、2月1日(月)から規制緩和の対象地域を拡大すると発表した。
これには保健関係者から、安全性を懸念する声が出ている。渡航や店舗の営業などが厳しく制限される地域はなくなる。
21/02/02(火) ロイター オランダ、3月まで都市封鎖継続、スウェーデンで変異種感染拡大 https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-netherlands-lockdown-idJPKBN2A22S8
> また、スウェーデンでも新型コロナ感染者数が過去数週間で減少しているものの、英国で確認された変異種の感染が拡大。
先週[1/24(日)-30(土)] 無作為に抽出された陽性検査の11%が変異種による感染だったとした。
新規陽性者数
24(日) 1148人
25(月) 1889人
26(火) 4190人
27(水) 4109人
28(木) 2374人
29(金) 4262人
30(土) 2695人
1日平均2952人/週合計20667人中、変異株は、およそ2273人。
[追記]
21/02/05(金) 在スウェーデン日本国大使館 新型コロナウイルスに関する注意喚起(その40:スウェーデン入国に必要な陰性証明/入国後の自宅隔離及び検査の勧告)
https://www.se.emb-japan.go.jp/files/100146644.pdf
1 スウェーデン公衆衛生庁から発表された、例外的に入国が認められる外国人がスウェーデンに入国する際に必要とされる新型コロナウイルス陰性証明書に求められる要件は
以下のとおりです(陰性証明提示が必要とならない場合もありますので、詳細はスウェーデン政府ホームページをご確認ください)。
・渡航者は陰性証明書を国境で提示しなければならない。
・陰性証明のための検査は、抗原検査、PCR検査及びLAMP検査が認められ、スウェーデン国境を通過する48時間以内にサンプリングが行われている必要がある。
・証明書に含まれるべき情報は以下のとおり。
被験者の氏名、サンプリングした日時、実施した検査の別(抗原検査、PCR検査、LAMP検査)、検査結果、証明書の発行者
・証明書はスウェーデン語、英語、ノルウェー語又はデンマーク語で明確に記載されている必要がある。
2 また、5日、スウェーデン公衆衛生庁は、すべての渡航者(外国人に限りません。)に対してスウェーデン到着後の自宅待機及び検査を勧告しました。概要は以下のとおりです。
・渡航者はスウェーデン到着直後と、さらに、到着から5日後に再度の検査を行う。
・スウェーデンへの渡航に先立って検査を受けている場合は到着直後の検査は必要ないが、5日後の検査は受けるべきである。
・スウェーデン到着から少なくとも7日間は自宅待機をすべきである。
21/02/16(火) ロイター デンマーク、英変異株が感染者の45%に 年初から大幅拡大 https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-denmark-idJPKBN2AG1TB
> デンマークのホイニケ保健相は16日(火)、2月第2週時点で、英国で広がった新型コロナウイルス変異株が国内感染者の45%を占めたと明らかにした。
1月第1週時点の3.7%から大幅に拡大した。
感染者数は全般的に減少しているものの、新型コロナ感染者1人が何人に感染させるかを示す「再生産数」は1.25%の水準という。
変異株(英国型)
1月第1週時点 3.7%
↓約5週間後↓ ↓
2月第2週時点 45% [12.2倍]
週平均 変異株
1/01-07 1908 *0.037 = 70人
2/08-14 392 *0.450 = 176人 [2.5倍]
21/02/17(水) The Financial Times Richard Milne スウェーデン、店舗閉鎖などのコロナ対策強化検討 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM1923G0Z10C21A2000000/
スウェーデンは、新型コロナウイルス対策として店舗の閉鎖や社会活動の一部封鎖に踏み切らざるを得ないかもしれないと警告している。
パンデミック(世界的大流行)の第3波が押し寄せる可能性に政府内で不安が高まっている。
中道左派政権は17日(水)、ショッピングセンターやジム、飲食店の閉鎖と、規則に従わない人に2000スウェーデンクローナ(約2万5000円)の罰金を科すことを初めて可能とする法案を提出した。
ハレングレン保健社会相は「感染第3波の重大なリスクがある。スウェーデンの一部を封鎖する必要が生じるかもしれない」との見解を示した。
ロックダウン(都市封鎖)の実施を拒んだことで世界的に注目を集めたスウェーデンだが、2020年12月以降は制限を次々に導入している。
第3波到来の可能性は高いとする保健当局の度重なる警告に続く形で、人口当たりの新型コロナ感染者数はこのところ再び増えている。
人口当たりの感染者数と死者数は依然として隣国ノルウェーとフィンランドの最多記録をはるかに上回っているが、
平年と比べて死者数がどれだけ多いかを示す「超過死亡」は、ロックダウンを正式に発令した複数の欧州諸国を下回っている。
北部での感染が急増
スウェーデンでは18地域のうち6地域で感染者数が増加している。
なかでも、ドイツのフォルクスワーゲン(VW)や米ゴールドマン・サックス、スウェーデンのイケアが出資する
新興電池メーカーのノースボルトが北部に建設中の大型電池工場に関連した感染が急増している。
店舗の閉鎖を可能とする法案は2月26日(金)まで審議にかけられる。政府は厳密に何が導入の決め手になるかは明言を避けている。
ハレングレン氏は、平常への回帰が望まれていることは理解しているとしつつ、最近の感染者数の増加ぶりは「気がかり」だと述べた。
また、「現段階で(封鎖の)決定は下さないが、手遅れになるまで待つつもりはないということははっきりしている」と続けた。
スウェーデンは、英国で最初に確認された感染力の強い変異ウイルスのまん延を恐れ、ノルウェーとデンマークとの国境をここ数週間で閉鎖した。
2020年12月にはマスク着用を初めて推奨したが、全ては国王がスウェーデンの戦略は失敗だったと発言した後の対応だ。
しかし、スウェーデンの公衆衛生当局トップがマスクを着用せず公共交通機関を利用する場面が2度も目撃される一方、
一部の地方自治体が教師など特定の職員のマスク着用を禁止したことを受け、政府当局は矛盾したメッセージを発信していると批判の声が上がっている。
政府は17日(水)、店舗を閉鎖する可能性を警告すると同時に、一部の美術館を再開できるようにする新たな規則も発表した。
21/02/25(木) ロイター フィンランド、3月8日からロックダウン導入 緊急事態宣言を準備 https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-finland-idJPKBN2AP17H
フィンランドのマリン首相は25日(木)、新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めをかけるため、3月8日(月)から3週間のロックダウン(都市封鎖)に入ると発表した。
緊急事態宣言を来週発令する準備を進めていることも明らかにした。
外出禁止措置は見送るが、飲食店を閉鎖し、13歳以上の学生に遠隔学習を義務付ける。
緊急事態宣言を発令すれば、飲食店の閉鎖や医療関係者の勤務時間拡大、祝日の延期などが可能になる。
フィンランドは現在、感染率が欧州で3番目に低いが、新規の感染者が急増しており、24日(水)には590人に達した。同国の人口は550万人。
過去2週間、多くの地域で感染状況が悪化しており、特にヘルシンキ首都圏で感染が拡大している。
21/03/01(月) 23:57 日経 フィンランド、新型コロナで緊急事態宣言発令 https://www.nikkei.com/article/DGXZQODZ01ALI0R00C21A3000000/
フィンランド政府は1日(月)、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて緊急事態宣言を発令した。
8日(月)から3週間、飲食店などが閉鎖される見通しだ。[3/08(月)~3/28(日)[?]] フィンランドは足元で感染者数の急増に直面している。
米ジョンズ・ホプキンス大によると、フィンランドでの新型コロナの累計感染者数は1日までに5万8000人を超え、死者数は742人に達する。
欧州のなかでは低水準にあるが、1日あたりの感染者数は2月下旬に600人前後となり、2週間で1.5倍程度に増えている。
ロイター通信によると、サンナ・マリン首相は記者会見で「私たち全員が接触を減らす必要がある」と述べた。
21/03/02(火) 07:30 Businessinsider Sophia Ankel スウェーデンがコロナ対策を強化…感染者が急増、変異株も増加。初のロックダウンの可能性も https://www.businessinsider.jp/post-230490
・スウェーデン政府は、新型コロナウイルスの感染者が増加しているため、規制を強化すると発表した。
・ステファン・ロベーン首相は、同国初のロックダウンを実施する可能性があると述べた。
・同国では、新たな感染の増加によって、当初行われていた独自の対策を徐々に変更している。
スウェーデンのステファン・ロベーン(Stefan Löfven)首相は2021年2月27日(土)、新型コロナウイルスの感染者数の増加が制御不能になりつつあることから、パンデミックが始まって以来初となるロックダウンを行う可能性があると警告した。
スウェーデンは住民の自主的な対策に頼ってきたことで知られているが、ここ2週間の感染者数増加で、対策を強化せざるを得なくなってきている。
ジョンズ・ホプキンス大学のサイトによると、2月25日(木)の新規感染者は4800人以上で死者も40人と、2月で最も高い数値になった。ちなみにこれまでの同国の感染者数は65万9000人以上に上っている。
ブルームバーグによると、ロベーン首相は2月24日(水)の会見で「新規感染者数が再び増加しており、新しい対策を講じる必要がある」と述べたブルームバーグが報じた。
「さらに状況が悪化した場合、政府は一部地域でロックダウンを行う準備を整えているが、その措置が必要にならないことを願っている」
スウェーデンは、ここ数週間で急増する感染者を制御するために奮闘している。
スウェーデン政府は2020年12月、マスクの着用を初めて推奨した。それまで、マスクの話題は同国ではタブーだった。
その1カ月後、隣国のノルウェーとデンマークの国境を封鎖し、政府に飲食店や小売店、公共交通機関を閉鎖する権限を与える法律を施行した。
規制はさらに強化され、ロベーン首相は、3月1日(月)からアルコールを提供しない飲食店とカフェは午後8時30分に閉店、小売店とジムでは店内の人数を制限すると発表した。
また、ショッピングモール内にある飲食店はテイクアウトのみの営業となり、アマチュアスポーツは休止される。
この規制強化は、感染者の急増だけでなく、公衆衛生の専門家が同国の医療システムが変異株に直面していると指摘していることも理由になっている。
ロックダウンは実施しないスウェーデンの当初の対策を計画したアンダース・テグネル(Anders Tegnell)は2月23日(火)、
「感染力の強いイギリスの変異株が、スウェーデンで支配的になるのは避けられそうにない」と語ったと、テレグラフ(Telegraph)が報じた。
ストックホルムでは、検査を行ったサンプルの27%が変異株と確認されている。
(筆者注:4週間経過で、変異株の割合がおよそ11%から27%に上昇。スウェーデンの新規感染者は明確に増加傾向にある)
スウェーデンが規制強化を発表した翌日、隣国のフィンランドでは、首相が3月8日(月)から3週間のロックダウンを宣言し、すべての飲食店の閉鎖と集会は6人までとすることが発表された。
21/03/02 21:38 共同 水際対策強化、13カ国を追加 https://this.kiji.is/739462264112398336
政府、変異株流行で
> 政府は2日(火)、新型コロナウイルス変異株の流行が懸念されるイタリアやオーストリアなど計13カ国から帰国する邦人らに対し、水際対策を強化すると発表した。
既に英国、南アフリカなどには同様の措置を取っている。(3日後の)5日(金)から実施する。
13カ国は、アラブ首長国連邦(UAE)、イタリア、オーストリア、オランダ、スイス、スウェーデン、スロバキア、デンマーク、ドイツ、ナイジェリア、ブラジル、フランス、ベルギー。
対象国からの帰国者らには、出国前72時間以内の検査証明や入国時の検査に加え、指定療養施設での待機や入国後3日目の再検査を要請する。
北欧 スウェーデン、デンマーク
欧州 ドイツ、フランス、イタリア、オランダ、ベルギー、オーストリア、スイス、スロバキア
中東 UAE
アフリカ ナイジェリア
南米 ブラジル
外務省 新型コロナウイルス感染症に関する
アラブ首長国連邦、イタリア、オーストリア、オランダ、スイス、スウェーデン、スロバキア、デンマーク、ドイツ、ナイジェリア、ブラジル、フランス、ベルギーに対する新たな水際対策措置
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2021C038.html
> ●上記13か国・地域からのすべての入国者及び帰国者については、これまでは自宅等で入国後14日間の待機をしていただいてきたところですが、
今後は、検疫所長の指定する場所(検疫所が確保する宿泊施設に限る)で待機いただき、入国後3日目に改めて検査を受けていただくことになります。
その上で、陰性と判定された方については、検疫所が確保する宿泊施設を退所し、入国後14日間の残りの期間を、自宅等で待機していただくことになります。
この日本政府の規制措置により、「21年世界フィギュアスケート選手権」参加者は、スウェーデンから日本に帰国する場合、
「出国前72時間以内の検査証明」や「指定療養施設での待機(3日間)+自宅待機11日間」が必要になりました。(国際大会に出場する/した「アスリート」は免除されるのか?)
「21 WTT 大阪」[4/15-18 中17日) が中止されていない以上、調整が極めて難しくなってきます。[帰国者は、4/13(火)以降、隔離から解放]
(引用終了)
スウェーデンは過去にさんざん報道されたように、防疫体制は非常に緩いですが、変異株の伝播を警戒しているのは明らかですね。
また、自国民に対しては、4月15日(木)までEU圏外への不必要な渡航を禁止する勧告をしています。
日本は変異株の市中感染が複数確認されていますから、「世界フィギュアスケート選手権」を開催する場合、入国時の扱いがどうなるのか、気になりますね。
仮にEUやスウェーデンの感染状況が悪化して、入国後の2週間隔離が必須になった場合、もはや「世界フィギュアスケート選手権」の開催は不可能になるでしょう。
入国後、2週間、宿泊施設に待機だと、調整にアイスリンクが必要なフィギュアスケート選手は、コンディションが落ちるのは必至だからです。
(2週間待機で落ちたコンディションを、わずか数日で元に戻すのは不可能であり、急いで重要な競技会に臨むのはむしろ危険)
[03/02 追記]
これまで防疫の優等生だった隣国フィンランドが、3/08(月)から3週間のロックダウンを実施 [3/08(月)~3/28(日)[?]] し、
3/22(月)~28(日) にスウェーデン・ストックホルムで開催予定の「2021年 世界フィギュアスケート選手権」の実施も危うくなったと思われます。
もちろん、スウェーデンの保健当局の判断次第で、強行開催される可能性はありますが、
直近で新規感染者が5千人前後発生している国で、事前隔離なしの大会開催は極めて無責任です。(昨季のカナダ大会は、中止発表の当日の累計感染者は、わずか110人だった)
これは大会に、何カ国がエントリーしたかといった事項は、下流の話であり、関係ないことですね。
[03/17 追記]
隣国ノルウェーは、第四波により首都を含む複数の地域で、3/16(火)~4月11日(日) [27日間] でロックダウンを開始。
https://www.thelocal.no/20210316/covid-19-in-norway-everything-you-need-to-know-about-new-restrictions-in-oslo-and-viken/
https://www.worldometers.info/coronavirus/country/norway/
21/03/16(火) 17:47(CET) The Local スウェーデンの半数の地域でCOVID-19の新モデルが主流に https://www.thelocal.se/20210316/new-covid-19-variants-now-dominate-in-half-of-swedens-regions/ [自動翻訳]
> スウェーデンの21の地域のうち、2つの地域を除くすべての地域で、医療機関におけるコロナウイルスの状況が近い将来、悪化することが予想されると、16日(火)に国の機関が発表しました。
スウェーデンでは、14日間の発症率が人口10万人あたり545人のCOVID-19陽性者に達しており、州の疫学者であるAnders Tegnell氏は「非常に高い数値」であると強調しています。
欧州疾病管理センター(ECDC)によると、14日間の発症率が500を超えると、その地域や国は「ダークレッドゾーン」となり、4段階評価で最もリスクが高くなります。
最も被害の大きいスウェーデンの地域の一つとして、発生率が981に達したGävleborgが挙げられ、ストックホルム(607件)でも患者数が着実に増加していることが報告されています。
Västra Götalandはストックホルムと同程度の発生率(613件)で、Skåneは発生率が383件と明らかに新規発生件数が減少傾向にあり、発生率が264件に減少したKronobergと同様でした。
Tegnell氏は、このような違いがあることから、「国のさまざまな地域に合わせた推奨事項」の必要性を強調しました。
現在、スウェーデンの21地域のうち10地域では、地域ごとの推奨事項が設定されており、
そのほとんどが、不要不急の旅行を控えることや、屋内での接触が避けられない環境では常にフェイスマスクを着用することなどが盛り込まれています。
今回の説明会では、新たに報告されたウイルスによる死亡者数が前週に引き続き減少しているというポジティブなニュースがありましたが、
これについてテグネル氏は、「非常に的を絞ったワクチン接種プログラムの効果である可能性が高い」と述べています。
また、今回の説明会では、コロナウイルスの新しい亜種の存在が増加しており、場合によっては感染力が強くなると考えられていることも取り上げられました。
英国で初めて報告されたB.1.1.7という亜種は、13の地域で分析された陽性検査の50%以上に存在しており、正確な数値は地域によって16~72%の幅がありました。
南アフリカ(P.1)とブラジル(B.I.351)で最初に発見された亜種は、発見率が低く、4つの地域で10%以上の割合でしか出現していませんでした。
スウェーデンでは、B.1.1.7の亜種が発生した後、英国とノルウェーからの渡航を禁止する措置を導入し、現在は3月31日(水)まで実施していますが、スウェーデンに住んでいる人など一部例外もあります。
また、公衆衛生局は、海外から到着したすべての旅行者に対し、渡航先の国にかかわらず、到着後少なくとも7日間は隔離し、親しい人との接触を避けるよう求めるとともに、
2回の検査(渡航前または到着日に1回、到着後5日後にもう1回)を受けるよう求めています。
全国では、1,378人がCOVID-19のために病院で治療を受けており、そのうち256人が集中治療室で人工呼吸器を装着しています。[18.6%]
国家保健福祉委員会のタハ・アレクサンダーソン危機管理責任者代理によると、過去1年間で、保護具や技術的な機材の要請など、地域からの支援要請の80%が満たされているとのことです。
アレクサンダーソン氏によると、集中治療病棟の圧力に対処するために、現在4つの地域が他の地域からの支援を必要としていますが、全国的には22%の利用可能な容量があります。
【スウェーデンの新規感染者の推移】
*ISUが「21WC」開催発表
2月 3月 21WC 4月
日 24 1148 31 1164 07 1014 14 1211 21 1599 28 1243 07 1451 14 1042 21 1580 28↑ 1982
月 25 1885 01 1552 08 1505 15 1904 22 2545 01 2829 08 1984 15 2717 22↓ 2690 29 2971
火 26 4190 02 4317 09 4070 16 4207 23 5410 02 6193 09 5928 16 6786 23 7655 30 8473
水 27 4108 03 3738 10 4354 17 4970 24 4979 03 4880 10 5331 17 6434 24 7712 31 8292
木 28* 2373 04 3399 11 3808 18 4136 25 4832 04! 4883 11$ 5334 18 5740 25 6371 01
金 29 4254 05 3260 12 3570 19 4028↓26 4583 05 4072 12 4996 19 5406 26 6300 02
土 30 2695 06 2336 13 2771 20 2781 27# 3108 06 3457 13 3954 20 4380 27 5196 03
週平均 2950 2824 3013 3320 3866 3938 4140 4644 5358
-4.3% +6.7% +10.2% +16.4% + 1.9% +5.2% +12.2% +15.4%
→ +57.4% +81.6%
スウェーデンの先週の新規感染者[3/21-3/27]の状況を日本に置き換えると、毎日、新規感染者が 6万6654人 出ているのと同じ。
(#) ステファン・ロベーン首相は27日(土)、新型コロナウイルスの感染者数の増加が制御不能になりつつあることから、パンデミックが始まって以来初となるロックダウンを行う可能性があると警告。
(!) 過去2週間[2/19-3/04]で10万人あたり500人の新規感染者、EUのしきい値を超える。(EUは、14日間の感染率が10万人あたり500件を超える国を「ダークレッド」ゾーンとみなし、これらの国への追加渡航制限の導入を提案)
($) 3月11日(木)、スウェーデンのヴィクトリア王太子夫妻、新型コロナ感染を公表
[自動翻訳]
> 現在、スウェーデンへの入国は誰に許可されていますか? 答えは、渡航先の国、渡航目的、市民権や居住国によって異なります。
まず、コロナウイルスに関連した旅行制限は、すぐに変更されることがあり、すぐに行うことができることに注意することが重要です。
スウェーデン外務省は、旅行者は今でも必要のない旅行は避けるべきだと警告しており、
どうしても旅行しなければならない場合は、パンデミックに関する規制や動向を常に把握し、計画通りに旅行から帰れなくなった場合に備えて、不測の事態に備えた計画を立てておくべきだとしています。
EU圏外の旅行者の入国禁止(および例外
現在、EU圏外の国からスウェーデンへの旅行は禁止されていますが、いくつかの例外があります。禁止は、国籍や居住地ではなく、旅行する国によって異なります。
いくつかの国が禁止から免除されているので、関係なく、家族や友人を訪問するなど、旅行の目的の次の国からスウェーデンに旅行することができます。
EU/EEA、アンドラ、モナコ、サンマリノ、スイス、バチカン市国(下記の制限事項をご参照ください。
豪州
ニュージーランド
ルワンダ 21/01/26 急増336→574
シンガポール
韓国
タイ 21/01/26 急増187→959
以前はセルビア、モンテネグロ、アルジェリア、モロッコ、ジョージア、カナダ、ウルグアイ、チュニジアが免除国のリストに含まれていましたが、それらは削除されました。
免除対象は、スウェーデンに住むために移住する人、特定の重要な仕事に就いている人、緊急の家族の理由で旅行する人にも適用され、居住国や旅行先の国に関係なく適用されます。スウェーデンの警察からの英語での詳細はこちら。
スウェーデンのパンデミックの状況を説明する9つのグラフと地図
LIST. パンデミック中のスウェーデンでは何が開いていて何が閉まっているのですか?
イギリス、デンマーク、ノルウェーからの入国禁止
EU圏内では、ほとんどの国からスウェーデンへの渡航は可能ですが、デンマークやノルウェーからは旅行できません。
スウェーデン市民やスウェーデンに住んでいる人、またはスウェーデンで働いている人など、これらの渡航禁止にもいくつかの例外があります。
スウェーデンに住んでいることを証明するには、スウェーデンの人口登録簿の抄本(Skatteverketから無料で入手可能)や、スウェーデンのIDカードに個人番号が記載されているもの、
またはスウェーデンに少なくとも1年以上住んでいる、または住む予定であることを示す書類を提示することで証明できます。
スウェーデンに住んでいたり、スウェーデンで働いていたりする場合でも、スウェーデン市民でない限り、
入国を許可されるためには、72時間以内にコロナウイルス検査で陰性であることを証明するものを持参しなければなりません。
これらの禁止令は少なくとも2月14日(日)まで有効です。
英国からの旅行者のための陰性検査証明書
英国からスウェーデンへの旅行者は、スウェーデン市民でない限り、72時間以内にコロナウイルス検査が陰性であることを証明するものを持参しなければなりません。
検査結果は、英国では、このリストの検査機関とNHSを含む認可された検査機関からのものでなければなりません。さらに、スウェーデンに到着してから2回の検査を受ける必要があります。
イギリス、南アフリカ、ブラジル、ノルウェーからの旅行者のためのテストと自己隔離
この4カ国からスウェーデンに到着した旅行者は、到着後できるだけ早くコロナウイルスの検査を受け、5日後に2回目の検査を受ける必要があります。
空港ではなく、自宅で検査を受ける必要があります。
検査の結果にかかわらず、到着後7日間は自己隔離する必要があります。同じ世帯に住んでいる人は、たとえ旅行していなくても隔離しなければなりません。
公衆衛生庁のガイドラインの全文はこちらをご覧ください。
コロナウイルス検査を受けるには、英語での健康相談を受けるために1177に電話するか、スウェーデンのBankIDを持っていない場合は、お近くの医師の外科(vårdcentral)に電話して検査の手配をしてもらうことができます。
通常、無症状の場合は無料で検査を受けることができませんが、これらの国からの帰国旅行者には例外があります。
検査と自己隔離に関するこれらの規則は、英国、南アフリカ、ブラジル、ノルウェーからスウェーデンに到着した、またはスウェーデンに到着する前の14日以内にこれらの国に滞在していたスウェーデン市民を含むすべての人に適用されます。
つまり、スウェーデンに到着する前に少なくとも14日間滞在しない限り、リストに載っていない国を経由して乗り継ぎ便を利用することで、自己隔離の要件を回避することはできません。
デンマークは入国禁止にもかかわらず、このリストに載っていないことに注意してください。
自己破産で仕事を休まなければならない場合、出勤できず自宅で仕事ができない場合は、疾病キャリア給付金を受給できる可能性が高いです
(病気で仕事ができない場合は、病気手当金を受給する必要があります)。社会保険庁や人事担当者に連絡して、自分に当てはまるものを確認しましょう。
他の旅行者のためのテストと自己隔離
他の国からの旅行者は、無症状であれば、スウェーデン到着前や到着後に検査を受ける必要はありませんし、到着時の隔離や検疫も必要ありません。
コロナウイルスの症状がある場合は、公衆衛生上のアドバイスに従って、検査を受け、自宅で安静にし、親しい人との接触を避けるようにしてください。
他の旅行者もスウェーデン到着時には、特に他の人との接触が多かった場合には、自宅待機を選択することができます。
無症状の人でもCOVID-19を感染させる可能性があるため、スウェーデンに滞在するすべての人には、親しい家族や友人との接触をごく限られた範囲にとどめることが求められています。
21/01/27(水) schengenvisainfo スウェーデン、ノルウェーからの必須でない目的の入国を禁止 https://www.schengenvisainfo.com/news/sweden-bans-entry-from-norway-for-non-essential-purposes/
> 同時に、外務省は1月26日(火)から、COVID-19ウイルスの広範な蔓延と海外旅行への影響を考慮して、(自国民に対して)
EU/EEA/シェンゲン地域以外のすべての国への必須でない旅行を禁止する勧告を、少なくとも2021年4月15日(木)まで延長しています。
【EUの勧告】
21/01/26(火) 00:05 朝日 EUへの入域、出発前PCR検査が義務に 対策を強化 https://www.asahi.com/articles/ASP1T7X24P1TUHBI02B.html
> 欧州連合(EU)は25日、コロナ禍の拡大がおさまらないため、日本を含むEU域外からの渡航者に対して出発前のPCR検査を義務づける方針を発表した。
感染力が強いとされる変異ウイルスへの懸念も深く、より強い安全策が必要だと判断した。
国境管理の権限は加盟各国にあり、足並みをそろえて対応をはかる。
出発前72時間以内にPCR検査を受けて陰性証明書を提出するよう求めるほか、入域後、最大14日間の自主隔離や追加の検査などの導入もありうるとしている。
EUは昨夏、日本など15カ国からの観光や短期出張での入域を認める方針を打ち出していた。
だが、各地で再び感染が広がり、受け入れ可能国は「減る一方」(ヨハンソン欧州委員)。現在は日本を含む8カ国に減った。
EU域内では、感染状況の深刻さに応じて、国・地域を赤、オレンジ、緑の3段階に分類して往来を規制しているが、現実にはほとんどが「赤」になっている。
新たに「濃い赤」を設け、入国前の検査や入国後の隔離ルールの強化、統一をはかる。また、不要不急の旅行はしないよう「強く推奨する」と表明した。
人やモノの自由な往来はEUの最重要理念のひとつだが、コロナ禍の「第3波」を防ぎ、医療関係者らの往来やワクチンの配送などに問題を生じさせないための措置だという。(ブリュッセル=青田秀樹)
[追記]
21/01/30(土) BBC フランス政府、EU外からの不要不急な入国を禁止 感染対策 https://www.bbc.com/japanese/55867491
> フランスのジャン・カステックス首相は29日(金)、新型コロナウイルスの感染対策のため、31日(日)から欧州連合(EU)域外からの不要不急の入国は禁止すると発表した。
EU内からの入国者にも、ウイルス検査と陰性証明の要件を強化する。(中略)
31日(日)から、EU域外からの不要不急の入国は禁止するほか、EU域内から入国する人はPCR検査の陰性結果提示が求められる。住所地と就労地が国境をまたぐ人は除外される。
入国時の陰性証明はこれまで空路と海路の渡航者のみが対象だったが、31日(日)以降は陸路からの入国者にも適用される。(中略)
オリヴィエ・ヴェラン保健相は28日(金)、厳しい感染対策にもかかわらず新型ウイルスの変異株がフランス国内で拡散していると警告した。※ (中略)
※ NHK「1日の感染者数は平均して2万人前後」*「新規の感染者数のおよそ10%」= およそ毎日2千人前後の変異株陽性者
他の欧州諸国の状況
ドイツは30日(土)から2月17日(水)まで、新型ウイルスの変異株の影響が厳しい国々からの入国を原則禁止する。
対象国はイギリス、アイルランド、ポルトガル、ブラジル、南アフリカ、レソト、エスワティニ。
チェコも30日(土)から、変異株の感染拡大を防ぐため、不要不急の入国を禁止する。
ポルトガルは28日(木)、国民に今後2週間にわたり不要不急の出国を禁止した。
ベルギーは27日(水)、3月1日(月)まで不要不急の出国を禁止した。
一方でイタリアは29日(金)、2月1日(月)から規制緩和の対象地域を拡大すると発表した。
これには保健関係者から、安全性を懸念する声が出ている。渡航や店舗の営業などが厳しく制限される地域はなくなる。
21/02/02(火) ロイター オランダ、3月まで都市封鎖継続、スウェーデンで変異種感染拡大 https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-netherlands-lockdown-idJPKBN2A22S8
> また、スウェーデンでも新型コロナ感染者数が過去数週間で減少しているものの、英国で確認された変異種の感染が拡大。
先週[1/24(日)-30(土)] 無作為に抽出された陽性検査の11%が変異種による感染だったとした。
新規陽性者数
24(日) 1148人
25(月) 1889人
26(火) 4190人
27(水) 4109人
28(木) 2374人
29(金) 4262人
30(土) 2695人
1日平均2952人/週合計20667人中、変異株は、およそ2273人。
[追記]
21/02/05(金) 在スウェーデン日本国大使館 新型コロナウイルスに関する注意喚起(その40:スウェーデン入国に必要な陰性証明/入国後の自宅隔離及び検査の勧告)
https://www.se.emb-japan.go.jp/files/100146644.pdf
1 スウェーデン公衆衛生庁から発表された、例外的に入国が認められる外国人がスウェーデンに入国する際に必要とされる新型コロナウイルス陰性証明書に求められる要件は
以下のとおりです(陰性証明提示が必要とならない場合もありますので、詳細はスウェーデン政府ホームページをご確認ください)。
・渡航者は陰性証明書を国境で提示しなければならない。
・陰性証明のための検査は、抗原検査、PCR検査及びLAMP検査が認められ、スウェーデン国境を通過する48時間以内にサンプリングが行われている必要がある。
・証明書に含まれるべき情報は以下のとおり。
被験者の氏名、サンプリングした日時、実施した検査の別(抗原検査、PCR検査、LAMP検査)、検査結果、証明書の発行者
・証明書はスウェーデン語、英語、ノルウェー語又はデンマーク語で明確に記載されている必要がある。
2 また、5日、スウェーデン公衆衛生庁は、すべての渡航者(外国人に限りません。)に対してスウェーデン到着後の自宅待機及び検査を勧告しました。概要は以下のとおりです。
・渡航者はスウェーデン到着直後と、さらに、到着から5日後に再度の検査を行う。
・スウェーデンへの渡航に先立って検査を受けている場合は到着直後の検査は必要ないが、5日後の検査は受けるべきである。
・スウェーデン到着から少なくとも7日間は自宅待機をすべきである。
21/02/16(火) ロイター デンマーク、英変異株が感染者の45%に 年初から大幅拡大 https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-denmark-idJPKBN2AG1TB
> デンマークのホイニケ保健相は16日(火)、2月第2週時点で、英国で広がった新型コロナウイルス変異株が国内感染者の45%を占めたと明らかにした。
1月第1週時点の3.7%から大幅に拡大した。
感染者数は全般的に減少しているものの、新型コロナ感染者1人が何人に感染させるかを示す「再生産数」は1.25%の水準という。
変異株(英国型)
1月第1週時点 3.7%
↓約5週間後↓ ↓
2月第2週時点 45% [12.2倍]
週平均 変異株
1/01-07 1908 *0.037 = 70人
2/08-14 392 *0.450 = 176人 [2.5倍]
21/02/17(水) The Financial Times Richard Milne スウェーデン、店舗閉鎖などのコロナ対策強化検討 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM1923G0Z10C21A2000000/
スウェーデンは、新型コロナウイルス対策として店舗の閉鎖や社会活動の一部封鎖に踏み切らざるを得ないかもしれないと警告している。
パンデミック(世界的大流行)の第3波が押し寄せる可能性に政府内で不安が高まっている。
中道左派政権は17日(水)、ショッピングセンターやジム、飲食店の閉鎖と、規則に従わない人に2000スウェーデンクローナ(約2万5000円)の罰金を科すことを初めて可能とする法案を提出した。
ハレングレン保健社会相は「感染第3波の重大なリスクがある。スウェーデンの一部を封鎖する必要が生じるかもしれない」との見解を示した。
ロックダウン(都市封鎖)の実施を拒んだことで世界的に注目を集めたスウェーデンだが、2020年12月以降は制限を次々に導入している。
第3波到来の可能性は高いとする保健当局の度重なる警告に続く形で、人口当たりの新型コロナ感染者数はこのところ再び増えている。
人口当たりの感染者数と死者数は依然として隣国ノルウェーとフィンランドの最多記録をはるかに上回っているが、
平年と比べて死者数がどれだけ多いかを示す「超過死亡」は、ロックダウンを正式に発令した複数の欧州諸国を下回っている。
北部での感染が急増
スウェーデンでは18地域のうち6地域で感染者数が増加している。
なかでも、ドイツのフォルクスワーゲン(VW)や米ゴールドマン・サックス、スウェーデンのイケアが出資する
新興電池メーカーのノースボルトが北部に建設中の大型電池工場に関連した感染が急増している。
店舗の閉鎖を可能とする法案は2月26日(金)まで審議にかけられる。政府は厳密に何が導入の決め手になるかは明言を避けている。
ハレングレン氏は、平常への回帰が望まれていることは理解しているとしつつ、最近の感染者数の増加ぶりは「気がかり」だと述べた。
また、「現段階で(封鎖の)決定は下さないが、手遅れになるまで待つつもりはないということははっきりしている」と続けた。
スウェーデンは、英国で最初に確認された感染力の強い変異ウイルスのまん延を恐れ、ノルウェーとデンマークとの国境をここ数週間で閉鎖した。
2020年12月にはマスク着用を初めて推奨したが、全ては国王がスウェーデンの戦略は失敗だったと発言した後の対応だ。
しかし、スウェーデンの公衆衛生当局トップがマスクを着用せず公共交通機関を利用する場面が2度も目撃される一方、
一部の地方自治体が教師など特定の職員のマスク着用を禁止したことを受け、政府当局は矛盾したメッセージを発信していると批判の声が上がっている。
政府は17日(水)、店舗を閉鎖する可能性を警告すると同時に、一部の美術館を再開できるようにする新たな規則も発表した。
21/02/25(木) ロイター フィンランド、3月8日からロックダウン導入 緊急事態宣言を準備 https://jp.reuters.com/article/health-coronavirus-finland-idJPKBN2AP17H
フィンランドのマリン首相は25日(木)、新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めをかけるため、3月8日(月)から3週間のロックダウン(都市封鎖)に入ると発表した。
緊急事態宣言を来週発令する準備を進めていることも明らかにした。
外出禁止措置は見送るが、飲食店を閉鎖し、13歳以上の学生に遠隔学習を義務付ける。
緊急事態宣言を発令すれば、飲食店の閉鎖や医療関係者の勤務時間拡大、祝日の延期などが可能になる。
フィンランドは現在、感染率が欧州で3番目に低いが、新規の感染者が急増しており、24日(水)には590人に達した。同国の人口は550万人。
過去2週間、多くの地域で感染状況が悪化しており、特にヘルシンキ首都圏で感染が拡大している。
21/03/01(月) 23:57 日経 フィンランド、新型コロナで緊急事態宣言発令 https://www.nikkei.com/article/DGXZQODZ01ALI0R00C21A3000000/
フィンランド政府は1日(月)、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて緊急事態宣言を発令した。
8日(月)から3週間、飲食店などが閉鎖される見通しだ。[3/08(月)~3/28(日)[?]] フィンランドは足元で感染者数の急増に直面している。
米ジョンズ・ホプキンス大によると、フィンランドでの新型コロナの累計感染者数は1日までに5万8000人を超え、死者数は742人に達する。
欧州のなかでは低水準にあるが、1日あたりの感染者数は2月下旬に600人前後となり、2週間で1.5倍程度に増えている。
ロイター通信によると、サンナ・マリン首相は記者会見で「私たち全員が接触を減らす必要がある」と述べた。
21/03/02(火) 07:30 Businessinsider Sophia Ankel スウェーデンがコロナ対策を強化…感染者が急増、変異株も増加。初のロックダウンの可能性も https://www.businessinsider.jp/post-230490
・スウェーデン政府は、新型コロナウイルスの感染者が増加しているため、規制を強化すると発表した。
・ステファン・ロベーン首相は、同国初のロックダウンを実施する可能性があると述べた。
・同国では、新たな感染の増加によって、当初行われていた独自の対策を徐々に変更している。
スウェーデンのステファン・ロベーン(Stefan Löfven)首相は2021年2月27日(土)、新型コロナウイルスの感染者数の増加が制御不能になりつつあることから、パンデミックが始まって以来初となるロックダウンを行う可能性があると警告した。
スウェーデンは住民の自主的な対策に頼ってきたことで知られているが、ここ2週間の感染者数増加で、対策を強化せざるを得なくなってきている。
ジョンズ・ホプキンス大学のサイトによると、2月25日(木)の新規感染者は4800人以上で死者も40人と、2月で最も高い数値になった。ちなみにこれまでの同国の感染者数は65万9000人以上に上っている。
ブルームバーグによると、ロベーン首相は2月24日(水)の会見で「新規感染者数が再び増加しており、新しい対策を講じる必要がある」と述べたブルームバーグが報じた。
「さらに状況が悪化した場合、政府は一部地域でロックダウンを行う準備を整えているが、その措置が必要にならないことを願っている」
スウェーデンは、ここ数週間で急増する感染者を制御するために奮闘している。
スウェーデン政府は2020年12月、マスクの着用を初めて推奨した。それまで、マスクの話題は同国ではタブーだった。
その1カ月後、隣国のノルウェーとデンマークの国境を封鎖し、政府に飲食店や小売店、公共交通機関を閉鎖する権限を与える法律を施行した。
規制はさらに強化され、ロベーン首相は、3月1日(月)からアルコールを提供しない飲食店とカフェは午後8時30分に閉店、小売店とジムでは店内の人数を制限すると発表した。
また、ショッピングモール内にある飲食店はテイクアウトのみの営業となり、アマチュアスポーツは休止される。
この規制強化は、感染者の急増だけでなく、公衆衛生の専門家が同国の医療システムが変異株に直面していると指摘していることも理由になっている。
ロックダウンは実施しないスウェーデンの当初の対策を計画したアンダース・テグネル(Anders Tegnell)は2月23日(火)、
「感染力の強いイギリスの変異株が、スウェーデンで支配的になるのは避けられそうにない」と語ったと、テレグラフ(Telegraph)が報じた。
ストックホルムでは、検査を行ったサンプルの27%が変異株と確認されている。
(筆者注:4週間経過で、変異株の割合がおよそ11%から27%に上昇。スウェーデンの新規感染者は明確に増加傾向にある)
スウェーデンが規制強化を発表した翌日、隣国のフィンランドでは、首相が3月8日(月)から3週間のロックダウンを宣言し、すべての飲食店の閉鎖と集会は6人までとすることが発表された。
21/03/02 21:38 共同 水際対策強化、13カ国を追加 https://this.kiji.is/739462264112398336
政府、変異株流行で
> 政府は2日(火)、新型コロナウイルス変異株の流行が懸念されるイタリアやオーストリアなど計13カ国から帰国する邦人らに対し、水際対策を強化すると発表した。
既に英国、南アフリカなどには同様の措置を取っている。(3日後の)5日(金)から実施する。
13カ国は、アラブ首長国連邦(UAE)、イタリア、オーストリア、オランダ、スイス、スウェーデン、スロバキア、デンマーク、ドイツ、ナイジェリア、ブラジル、フランス、ベルギー。
対象国からの帰国者らには、出国前72時間以内の検査証明や入国時の検査に加え、指定療養施設での待機や入国後3日目の再検査を要請する。
北欧 スウェーデン、デンマーク
欧州 ドイツ、フランス、イタリア、オランダ、ベルギー、オーストリア、スイス、スロバキア
中東 UAE
アフリカ ナイジェリア
南米 ブラジル
外務省 新型コロナウイルス感染症に関する
アラブ首長国連邦、イタリア、オーストリア、オランダ、スイス、スウェーデン、スロバキア、デンマーク、ドイツ、ナイジェリア、ブラジル、フランス、ベルギーに対する新たな水際対策措置
https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2021C038.html
> ●上記13か国・地域からのすべての入国者及び帰国者については、これまでは自宅等で入国後14日間の待機をしていただいてきたところですが、
今後は、検疫所長の指定する場所(検疫所が確保する宿泊施設に限る)で待機いただき、入国後3日目に改めて検査を受けていただくことになります。
その上で、陰性と判定された方については、検疫所が確保する宿泊施設を退所し、入国後14日間の残りの期間を、自宅等で待機していただくことになります。
この日本政府の規制措置により、「21年世界フィギュアスケート選手権」参加者は、スウェーデンから日本に帰国する場合、
「出国前72時間以内の検査証明」や「指定療養施設での待機(3日間)+自宅待機11日間」が必要になりました。(国際大会に出場する/した「アスリート」は免除されるのか?)
「21 WTT 大阪」[4/15-18 中17日) が中止されていない以上、調整が極めて難しくなってきます。[帰国者は、4/13(火)以降、隔離から解放]
(引用終了)
スウェーデンは過去にさんざん報道されたように、防疫体制は非常に緩いですが、変異株の伝播を警戒しているのは明らかですね。
また、自国民に対しては、4月15日(木)までEU圏外への不必要な渡航を禁止する勧告をしています。
日本は変異株の市中感染が複数確認されていますから、「世界フィギュアスケート選手権」を開催する場合、入国時の扱いがどうなるのか、気になりますね。
仮にEUやスウェーデンの感染状況が悪化して、入国後の2週間隔離が必須になった場合、もはや「世界フィギュアスケート選手権」の開催は不可能になるでしょう。
入国後、2週間、宿泊施設に待機だと、調整にアイスリンクが必要なフィギュアスケート選手は、コンディションが落ちるのは必至だからです。
(2週間待機で落ちたコンディションを、わずか数日で元に戻すのは不可能であり、急いで重要な競技会に臨むのはむしろ危険)
[03/02 追記]
これまで防疫の優等生だった隣国フィンランドが、3/08(月)から3週間のロックダウンを実施 [3/08(月)~3/28(日)[?]] し、
3/22(月)~28(日) にスウェーデン・ストックホルムで開催予定の「2021年 世界フィギュアスケート選手権」の実施も危うくなったと思われます。
もちろん、スウェーデンの保健当局の判断次第で、強行開催される可能性はありますが、
直近で新規感染者が5千人前後発生している国で、事前隔離なしの大会開催は極めて無責任です。(昨季のカナダ大会は、中止発表の当日の累計感染者は、わずか110人だった)
これは大会に、何カ国がエントリーしたかといった事項は、下流の話であり、関係ないことですね。
[03/17 追記]
隣国ノルウェーは、第四波により首都を含む複数の地域で、3/16(火)~4月11日(日) [27日間] でロックダウンを開始。
https://www.thelocal.no/20210316/covid-19-in-norway-everything-you-need-to-know-about-new-restrictions-in-oslo-and-viken/
https://www.worldometers.info/coronavirus/country/norway/
21/03/16(火) 17:47(CET) The Local スウェーデンの半数の地域でCOVID-19の新モデルが主流に https://www.thelocal.se/20210316/new-covid-19-variants-now-dominate-in-half-of-swedens-regions/ [自動翻訳]
> スウェーデンの21の地域のうち、2つの地域を除くすべての地域で、医療機関におけるコロナウイルスの状況が近い将来、悪化することが予想されると、16日(火)に国の機関が発表しました。
スウェーデンでは、14日間の発症率が人口10万人あたり545人のCOVID-19陽性者に達しており、州の疫学者であるAnders Tegnell氏は「非常に高い数値」であると強調しています。
欧州疾病管理センター(ECDC)によると、14日間の発症率が500を超えると、その地域や国は「ダークレッドゾーン」となり、4段階評価で最もリスクが高くなります。
最も被害の大きいスウェーデンの地域の一つとして、発生率が981に達したGävleborgが挙げられ、ストックホルム(607件)でも患者数が着実に増加していることが報告されています。
Västra Götalandはストックホルムと同程度の発生率(613件)で、Skåneは発生率が383件と明らかに新規発生件数が減少傾向にあり、発生率が264件に減少したKronobergと同様でした。
Tegnell氏は、このような違いがあることから、「国のさまざまな地域に合わせた推奨事項」の必要性を強調しました。
現在、スウェーデンの21地域のうち10地域では、地域ごとの推奨事項が設定されており、
そのほとんどが、不要不急の旅行を控えることや、屋内での接触が避けられない環境では常にフェイスマスクを着用することなどが盛り込まれています。
今回の説明会では、新たに報告されたウイルスによる死亡者数が前週に引き続き減少しているというポジティブなニュースがありましたが、
これについてテグネル氏は、「非常に的を絞ったワクチン接種プログラムの効果である可能性が高い」と述べています。
また、今回の説明会では、コロナウイルスの新しい亜種の存在が増加しており、場合によっては感染力が強くなると考えられていることも取り上げられました。
英国で初めて報告されたB.1.1.7という亜種は、13の地域で分析された陽性検査の50%以上に存在しており、正確な数値は地域によって16~72%の幅がありました。
南アフリカ(P.1)とブラジル(B.I.351)で最初に発見された亜種は、発見率が低く、4つの地域で10%以上の割合でしか出現していませんでした。
スウェーデンでは、B.1.1.7の亜種が発生した後、英国とノルウェーからの渡航を禁止する措置を導入し、現在は3月31日(水)まで実施していますが、スウェーデンに住んでいる人など一部例外もあります。
また、公衆衛生局は、海外から到着したすべての旅行者に対し、渡航先の国にかかわらず、到着後少なくとも7日間は隔離し、親しい人との接触を避けるよう求めるとともに、
2回の検査(渡航前または到着日に1回、到着後5日後にもう1回)を受けるよう求めています。
全国では、1,378人がCOVID-19のために病院で治療を受けており、そのうち256人が集中治療室で人工呼吸器を装着しています。[18.6%]
国家保健福祉委員会のタハ・アレクサンダーソン危機管理責任者代理によると、過去1年間で、保護具や技術的な機材の要請など、地域からの支援要請の80%が満たされているとのことです。
アレクサンダーソン氏によると、集中治療病棟の圧力に対処するために、現在4つの地域が他の地域からの支援を必要としていますが、全国的には22%の利用可能な容量があります。
【スウェーデンの新規感染者の推移】
*ISUが「21WC」開催発表
2月 3月 21WC 4月
日 24 1148 31 1164 07 1014 14 1211 21 1599 28 1243 07 1451 14 1042 21 1580 28↑ 1982
月 25 1885 01 1552 08 1505 15 1904 22 2545 01 2829 08 1984 15 2717 22↓ 2690 29 2971
火 26 4190 02 4317 09 4070 16 4207 23 5410 02 6193 09 5928 16 6786 23 7655 30 8473
水 27 4108 03 3738 10 4354 17 4970 24 4979 03 4880 10 5331 17 6434 24 7712 31 8292
木 28* 2373 04 3399 11 3808 18 4136 25 4832 04! 4883 11$ 5334 18 5740 25 6371 01
金 29 4254 05 3260 12 3570 19 4028↓26 4583 05 4072 12 4996 19 5406 26 6300 02
土 30 2695 06 2336 13 2771 20 2781 27# 3108 06 3457 13 3954 20 4380 27 5196 03
週平均 2950 2824 3013 3320 3866 3938 4140 4644 5358
-4.3% +6.7% +10.2% +16.4% + 1.9% +5.2% +12.2% +15.4%
→ +57.4% +81.6%
スウェーデンの先週の新規感染者[3/21-3/27]の状況を日本に置き換えると、毎日、新規感染者が 6万6654人 出ているのと同じ。
(#) ステファン・ロベーン首相は27日(土)、新型コロナウイルスの感染者数の増加が制御不能になりつつあることから、パンデミックが始まって以来初となるロックダウンを行う可能性があると警告。
(!) 過去2週間[2/19-3/04]で10万人あたり500人の新規感染者、EUのしきい値を超える。(EUは、14日間の感染率が10万人あたり500件を超える国を「ダークレッド」ゾーンとみなし、これらの国への追加渡航制限の導入を提案)
($) 3月11日(木)、スウェーデンのヴィクトリア王太子夫妻、新型コロナ感染を公表