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粗茶淡飯

中国・台湾・日本のお茶に関する色々。執筆者・徳田志保。

銀球茶(中国貴州省雷山県)②

2016-09-14 22:35:40 | 緑茶(中国茶)

この地へは上海から、貴州省貴陽市へ飛び、そこから長距離バスになります。

当時はなぜか空港から長距離バスターミナルまで交通手段がなく、仕方なくタクシーで…でしたが、距離が近いため、フライトの到着が集中する時間帯は、タクシーのドライバー達は平気で乗車拒否するそうです。私はたまたまその時間から外れていたので、乗せてもらいましたが、運転手さんから上記のことを恩着せがましく説明されました。(苦笑)





人の出入りが激しいこのバスターミナルで、マンウォッチングをしながら、ほぼ2時間待っていました。
いつものことながら、一人旅なので、トイレに行くにも荷物を引っ張って行かねばならず、不便…。



利用者は出稼ぎに行く人、故郷へ帰る人達が多そうでした。貴州省は他省へ働きに行く人が多く、山村は特に高齢者と子供ばかりになっています。


山村で定期的に行われる集市。

そして、ようやくバスに乗り、雷山県へ。
3時間弱で到着しました。

お世話になったのは、「毛克翕茶葉研究所有限公司」。当時ここのお茶は、中国外交部の礼品茶に指定されていて、工場も、とても綺麗でした。




銀球茶(中国貴州省雷山県)①

2016-09-13 04:35:34 | 緑茶(中国茶)



このお茶を北京で紹介されて、美味しいし、面白い緑茶だなぁと思って産地へ向かったのが3年前。
貴州省黔東南苗族侗族自治区雷山県のお茶でした。


雷山の苗族の刺繍ピース

実はこの地を訪問するのは初めてではありませんでした。2009年頃に苗族の友人の実家に遊びに行き、苗族独自の刺繍やお祭りを見に行ったことがあったのです。友人は紅苗というグループに属する苗族でしたが、雷山県にも連れて行ってくれたのをよく覚えています。


紅苗の刺繍

今回はこの地のお話を書いてみようと思います。