粗茶淡飯

中国・台湾・日本のお茶に関する色々。執筆者・徳田志保。

マスクカバー

2020-05-26 06:59:00 | 日記

 今や東京在住者にとって生活する上で
必須アイテムになったマスク。
どうやら今夏は暑い中でマスク着用となりそう。
想像するだけで暑い…。

とはいえ、身につけるものの1つになっていることに変わりはないので、いっそ洋服と同じようにコーディネートしようと思いました。
最近は試しにオンラインでいくつか購入。


汕頭刺繍のもの。


カバーなので、このように不織布のマスクを入れます。

こちらは京藍染とか…
(詳細不明)


琉球絣。裏はシルクです。


こんな風に今、夏物のマスクカバーを収集中。
どうせなら楽しみたいですよね。

私自身もこれらの手づくりマスクに触発され、
手持ちの布を使って作ってみようかなぁと思っています。

そんなこんなで、マスクカバーはまだまだ増えそうです。



本日もテイスティング

2020-05-17 15:48:00 | 日記

送られてきた日本国内の荒茶をチェックしています。



今年は日本国内多くの産地、特に有名産地、大きな産地が減収、減益のようです。

ここ数年は、日本のお茶生産者は減益の連続…
かなり以前から、こういう日が来ると言われていたのに、結果として有効な手を打てなかったのが悔やまれます…。



2020年産国産紅茶の初テイスティング

2020-05-08 20:43:00 | 国産紅茶(和紅茶・日本茶)

私が関わる国産紅茶の中でも、昨年特に良い成果が得られた、茨城県古河市の吉田茶園さんの、いずみの1stFlashや、実生のやぶきた(共に荒茶)のサンプルが送られてきました。


今年初めて国産紅茶の新茶のテイスティングとなりました。





去年の反省点が、きちんと修正されていました。さすが!

あるロットはトップノートが東洋蘭、ミドルノートがマンゴー、最後の方で南国のトロピカルな何かが何層にも折り重なったような、
瑞々しく甘美な香りを感じられました。

国産の茶品種でも出来るものですね。

吉田茶園の紅茶は、これから熟成→仕上げ→熟成…etcという作業を経て、秋の涼しくなる頃に販売となります。(予約は既に受付ているようです。https://www.yoshida-chaen.com/

秋が楽しみです。

30cm四方の心豊かな世界

2020-05-05 19:09:00 | 日記

先日ひょんなことから、中国の汕頭(スワトウ)刺繍を手に入れました。

その中で周囲から人気のあるの2枚を…




ブルーがとても綺麗で、白い葡萄や青い大小様々なお花がとても上品に感じます。


裏から見るとわかるのですが、
布に丸い穴を開けたところをかがってあるのも凄いです。

次はこれ↓



お花の刺繍方法が全部違っていて、多彩です。











約30cmの一枚布の中にこれだけ豊かなバリエーションの花の刺繍。今日は思わず2時間位、じっと眺めてしまいました。

汕頭(スワトウ)のハンカチ刺繍は80年代から2000年位まではかなり盛んに作られていて、中国のお土産として、または日本の百貨店での取り扱いもあったようですが、最近は減退の一途のようで、前ほど見なくなっています。

また改めて詳細を書きますが、イタリア人宣教師達が技術を伝え、東洋の美と融合して生まれたこの美しい刺繍、私も自宅で眺めて楽しみたいと思います。これもこんな時期だからこそ出来ることなのかも。


アジュラック

2020-05-03 21:58:00 | 日記









画像はオンラインで見つけたインド西部のブロックプリント「アジュラック」をラリーキルトに仕立て上げたもの。


インド人の素朴な手仕事って、日本人を遥かに超越したところと、信じられないくらい無頓着なところ、両極端さが共存していて、それが独特な魅力になっているように感じます。


アジュラックは、パキスタンが起源らしいのですが、私はインドのグジャラート州カッチのものが好みです。


このアジュラックの文様はイスラム文化に影響を受けているという話を聞いたことがあります。

詳細はわかりませんが、茶器類との相性も良く、かつては苗族の刺繍と同じく、茶席に時々登場させたものでした。


この騒動が収束したら、これを使って屋内外でティータイムをと思っています。