蟹・かに・カニ… 2016-10-28 07:54:03 | 現地の人・事(中国茶・台湾茶) 江蘇省宜興市と言えば、お茶好きにとっては宜興紫砂壺やお茶の産地となりますが、それはほんの一部の地域で、宜興市では様々な農水産物があちこちで作られています。昨晩は、宜興市のはずれにある、蟹(上海蟹)の養殖場へ遊びに行きました。
勉強会 2016-10-22 18:40:53 | 国産紅茶(和紅茶・日本茶) 過日、文京区の素敵なサロンで、紅茶生産者と専門業者の勉強会が行われました。 国産紅茶の生産者と、外国産の紅茶を専門に扱う方が話をすると、その背景の違いからビジネスがなかなかマッチしないという事情があり、その改善を…ということで、ご指名頂きました。 お茶をテイスティングしながら色々お話させていただきましたが、やはり根本には両者の情報不足の問題が存在する…という意識が共有出来たのではないでしょうか。 お互いに俯瞰の仕方の違いや、新たなテクニックをコツコツと積み上げる必要性を感じられたのではないかと思います。 私自身は会の途中、ふと我に返り、私自身が如何に変な立ち位置にいるかも改めて痛感し、苦笑いでした。 まあ、なるようにしかならないので、それはそれで…。 会の後に自由参加で食事会となりましたが、更に様々な意見が出て来て、皆さん大分リラックスしてきたせいか、話が弾み、とても面白かったです。
生産者の茶器選び③ 2016-10-18 05:48:34 | 日本茶(人、モノ) 次に湯呑み(茶杯、茶碗)です。 以下の図案は中国の代表的な形と言われているものから出しました。これに紅茶の世界のハンドル付きのティーカップなどを加えるともっと多彩になりますね。 斗笠杯 撇口杯(圧手杯にも見えるかな?) 馬蹄杯 高足杯 鈴鐺杯 鶏缸杯 方斗杯 折腰杯 他にも多種多彩な形があり、 器もまた絵柄だけでなく、素材、焼成、形の違いによって、お茶を楽しむ人の感じ方も違うものです。よく話題になるのは口を付けるところの角度や厚みですね。 また、雰囲気というのも大事です。 テーブルの上は布や小物で色味を出すのも1つの方法だと思います。 この様に色味が変わることで雰囲気もガラッと変わりますよね。 お茶を作る生産者が呈茶をするということは、他の立ち位置の方と何が違うのでしょうか? それは呈茶がお茶づくり、つまり園地から始まる…ということだと思います。そう考えると、生産者の方々の呈茶というものは、その他の立ち位置の人達が思いつかないような、もっと素敵なものとなっても良いはずだと思います。 生産者の皆さま、如何でしょうか?
生産者の茶器選び② 2016-10-14 21:55:31 | 日本茶(人、モノ) ここでは答えは書きません。 が、ヒントになり得る情報は幾つか並べておこうと思います。 ①素材の違い ②成型方法の違い (タタラづくり) (ろくろ) ③胴体と注ぎ口の繋ぎ目となる位置、注ぎ口の形状、長さの違い これだけでも、淹れ手として急須を選ぶ際に、着眼すべき点が幾つも出てくると思います。 実際にお茶を淹れて、これらにどう違いが出るのか試したことありますか?
生産者の茶器選び① 2016-10-13 09:00:37 | 日本茶(人、モノ) 中国茶に基点を置いている私が、日本の茶産地に入った時に驚いたのは、日本の茶生者の「お茶淹れの雑さ、下手さ」でした。 中国や台湾の茶生産者は淹れ方は雑ですが、少なくとも自分と自分の産地のお茶はポイントをはずさずにお客様に淹れることはできます。ところが日本は…これはとてもショックでした。 例えば…東京の冬は空気が乾燥しています。 建物、乗り物、各所エアコンが効いています。 その中を歩いている人達に、彼らは催事で、 始めから濃ゆいお茶を出す…その急須を見ると 茶葉がこれでもかと言う位入っています。 変だと思いませんか? 飲まされた方は、一瞬で口の中が苦渋くなってしまい、何も言えなくなってしまいます。 お茶を見てお茶をつくる お茶を見てお茶を淹れる お客様を思いお茶を淹れる 生産者の直販は、 業界では賛否両論あるようですが、 やるなら上記のスキルは欠かせません。 そして更に大切なのが「茶器選び」です。 (続く)