昨日、今日と、さる高校の学園祭に、ネイチャークラフトをやりに行ってきた。
そこのおやじたちの店は面白い。焼きそばと、カップラーメンやがメインなのだ。
「親父たちは、出張などで、地方に行く事が多い。そこで、御当地のカップラーメンを買って帰り、学園祭で、食べざかりの高校生に食べさせよ」というのだ。売り場は、ちょっとしたカップラーメン博物館状態。ざっと数えると、100種類くらいはある。
カップラーメン博物館 2013-09-14 都内某高校
ところが、本日は、台風の影響を考え中止になってしまったため、在庫が180個ほど残ってしまった。かたずけに行ったおやじたちの昼食は、おやじラーメンセット200円。好きなカップラーメンとゼリーと飲み物ということになった。あるおやじの一言「一人でカップラーメンにお湯を注いでいると、惨めな気になるんですけど、こうやって、みんなで食べてると楽しいですね!」
さて、ここからが本題。
ここで僕はネイチャークラフトの担当をした。今回は、ドングリマウスとドングリの帽子のティーカップ。小学生を連れた母親というのが参加者の最も多いパターンだが、なかには現役高校生それもバトミントン部や、こんなに小さなクラフトの作業大丈夫かな(失礼)と思ってしまうお年寄りの方もいらっしゃった。
ネイチャークラフトのコーナー 2013-09-14 都内某高校
二組の母子が連れ立ってやってきた。
「クラフト、この子たちで、できますか~」
「はい、はい。お嬢ちゃんは何年生かな?」と聞くと。
「1年生です」と母親。
「そうですか、それでは、お母さんに頑張ってもらわないと難しいですね。だいじょうぶですか?」
「はい。じゃあやらせてください」
ということになったのだ。
ところが、この親が、ちょっと問題。あんまり積極的にやってくれないのだ。その時僕は、この二組の親子を含め同時に6人の参加者に対応しているので、この問題親子に関わり切にはなれない。
「ここはお母さんがやらないと、ちょっと難しいですね」と言っても、真剣にやってくれない。
そのうち、子どもの方が、うまくいかなくて、べそをかいてしまうありさま。
すると、「どうしたの、もうやらないの、やめる!」というのだ。
いろいろな参加者がいるが、これはちょっといただけない。
子供はますます泣き出してしまう。
僕は、「くそ! なんとしても完成させてやる!」という気になった。
結局、僕が手を差し伸べて、なんとか完成にこぎつけた。
笑顔で接しつつも、僕の腹の中は、怒りで煮えくり返っていた。
しかし、最期に、完成したどんぐりマウスを胸に付けてやると、子どもはにっこりと笑ってくれたのだ。
嬉しそうに笑う子供の笑顔が、落ち込みそうな僕を救ってくれた。
今、この文を書きながらも、その笑顔が甦り、目頭が熱くなってしまう。
「お母さん。この笑顔をちゃんと見てやってよ!」
そこのおやじたちの店は面白い。焼きそばと、カップラーメンやがメインなのだ。
「親父たちは、出張などで、地方に行く事が多い。そこで、御当地のカップラーメンを買って帰り、学園祭で、食べざかりの高校生に食べさせよ」というのだ。売り場は、ちょっとしたカップラーメン博物館状態。ざっと数えると、100種類くらいはある。
カップラーメン博物館 2013-09-14 都内某高校
ところが、本日は、台風の影響を考え中止になってしまったため、在庫が180個ほど残ってしまった。かたずけに行ったおやじたちの昼食は、おやじラーメンセット200円。好きなカップラーメンとゼリーと飲み物ということになった。あるおやじの一言「一人でカップラーメンにお湯を注いでいると、惨めな気になるんですけど、こうやって、みんなで食べてると楽しいですね!」
さて、ここからが本題。
ここで僕はネイチャークラフトの担当をした。今回は、ドングリマウスとドングリの帽子のティーカップ。小学生を連れた母親というのが参加者の最も多いパターンだが、なかには現役高校生それもバトミントン部や、こんなに小さなクラフトの作業大丈夫かな(失礼)と思ってしまうお年寄りの方もいらっしゃった。
ネイチャークラフトのコーナー 2013-09-14 都内某高校
二組の母子が連れ立ってやってきた。
「クラフト、この子たちで、できますか~」
「はい、はい。お嬢ちゃんは何年生かな?」と聞くと。
「1年生です」と母親。
「そうですか、それでは、お母さんに頑張ってもらわないと難しいですね。だいじょうぶですか?」
「はい。じゃあやらせてください」
ということになったのだ。
ところが、この親が、ちょっと問題。あんまり積極的にやってくれないのだ。その時僕は、この二組の親子を含め同時に6人の参加者に対応しているので、この問題親子に関わり切にはなれない。
「ここはお母さんがやらないと、ちょっと難しいですね」と言っても、真剣にやってくれない。
そのうち、子どもの方が、うまくいかなくて、べそをかいてしまうありさま。
すると、「どうしたの、もうやらないの、やめる!」というのだ。
いろいろな参加者がいるが、これはちょっといただけない。
子供はますます泣き出してしまう。
僕は、「くそ! なんとしても完成させてやる!」という気になった。
結局、僕が手を差し伸べて、なんとか完成にこぎつけた。
笑顔で接しつつも、僕の腹の中は、怒りで煮えくり返っていた。
しかし、最期に、完成したどんぐりマウスを胸に付けてやると、子どもはにっこりと笑ってくれたのだ。
嬉しそうに笑う子供の笑顔が、落ち込みそうな僕を救ってくれた。
今、この文を書きながらも、その笑顔が甦り、目頭が熱くなってしまう。
「お母さん。この笑顔をちゃんと見てやってよ!」