散歩路地《サンポロジー》      毎日が発見! 身近な自然が見えてくる!


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ヤマハギを訪れた虫たち キチョウの産卵

2013-09-06 | 僕の散歩道
9月6日。ドングリの成り具合を確認に行く。
クラフトでよく使うマテバシイは、小ぶりのものが落ち始めていた。来週には、大きなものも落ちるだろう。ついでに、最近見かけるようになった、ムラサキツバメの繁殖状況を確認することにした。マテバジイの孫生え(ヒコバエ)を見て回ると、卵や幼虫がたくさん見られる樹が何本か見つかった。「いったい何時生んでいるのだろう? 成虫はなかなか見つからないのに。今度、この樹の前で、粘ってみないといけないな…。」

帰りがけに、ヤマハギの周りを飛び回るチョウが目に入った。

 
ヤマハギ 2013-09-06 世田谷

ルリシジミが産卵に来ているのかと思ったが、近づいてみると、ヤマトシジミが吸蜜しているところだった。
さらに周りを見ると、キチョウが飛び回り、アオドウガネが花を食べていた。

 
吸蜜するヤマトシジミ(左)と花を食うアオドウガネ 2013-09-06 世田谷

キチョウは、新枝の周りを細かく飛んでいるので、おそらく産卵だろうと当りを付けた。予想は的中、若い葉の上に止まると、産卵を始めた。

 
キチョウの産卵 2013-09-06 世田谷


ヤマハギの葉に産み付けられたキチョウ卵 2013-09-06 世田谷

周囲の葉には、すでに産み付けられた卵が複数見られる。これから約一カ月で幼虫、蛹と成長し、出てきた成虫は来春に命を繋ぐべく越冬に入るはずだ。
たくましい命のリレーを、時々覗かせてもらうことにしよう。