みたり*よんだり*きいたり*ぼぉっとしたり

映画のこと、本のこと、おもったこと。

桜~2007~

2007-03-30 03:18:51 | 散歩する


サントリーホールへ向かうために六本木一丁目の駅から地上へのエスカレーターが上るにつれて、桜の花で視界がいっぱいになりました。お花見気分も遠のくほど悩ましい花粉症のこの時期、桜を観に出向く気にはなれずにいたのに、思いがけずに今が見頃の桜に対面できました。

50歳のブラームス

2007-03-24 02:02:00 | きく
ブラームス交響曲3番を
3月20日(火)19:00開演
サントリーホール
小泉和裕指揮
東京都交響楽団の演奏で聴いてきました。
前半は
ブラームス『ハイドンの主題による変奏曲』
モーツァルト『クラリネット協奏曲』
モーツァルトイアーを経て少し慣れ親しむことができたのか、
初めて、演奏会にて「あ~モーツァルトって、なんて!心地良いんだろう・・・」と聴き入り始めてしばし後から、記憶が途切れました。はぁもったいない。
そのおかげというのか、後半のブラームスはベターコンデションで聴き入りました。
やっぱり、しっくり。
いいなぁ、ブラームス。

石焼チャーハン 「いっしょもりてい」

2007-03-17 23:28:12 | たべる
             

味、こればっかりは”好み”。
わたしが東京で一番好きなラーメンは本郷三丁目春日通り沿いにある「いっしょもりてい」のしょうゆラーメン。ここの塩ラーメンも味噌ラーメンも坦々麺も食べていないし、他店のラーメン行列にも並んだことはない中でのことではありますが。例によってお腹を空かせて本郷を歩いていた時のこと。外観は「ん~ここでもいいっか、しょうがないから。」と失礼なことを思わせる雰囲気もあり、おそるおそる、合わなかった時のリスクの少ない”しょうゆラーメン”を注文したのでしたが、これが、美味しかった。
このお店のメニューは「町の中華屋さん」的なものが一通りそろっているけど、名物は「石焼チャーハン」。石焼ビビンバのあの石ドンブリにチャーハンが盛られ、食す直前にお店の人がじゅわじゅわじゅわ~っと”あん”をかけてくれます。あんかけ石焼チャーハンですね。一度、このお店のメニューをそれなりの人数で一気に一通り頂いてみたいというのが、願いでしたが、全メニューの一端、中華冷奴、エビチリ、餃子、シュウマイ、椎茸の素揚げ、酢豚、いっしょもりてい麺、石焼エビチャーハン(塩あん)等を頂くことが叶いました。気軽に気楽にでもそれなりに美味しい中華を頂きたい時は、ぴったり。お店自慢の紹興酒も好評でした。

おみくじ

2007-03-13 00:16:14 | よむ
80年代はどろんどろんの子育てまみれの日々の中、細切れというよりもみじん切りのような時間に呼応して、わたしの読むものも長編小説から短編小説になり、それが詩へ、短歌へのように少数精鋭活字に移行していきました。87年、時実新子さんの『有夫恋』は日本の文芸の中でも最も少数精鋭文字の川柳をわたしに出会わせてくれた一冊でした。

なつかしい、という思いで拝見するお名前が訃報だということが、これからは増えてくるのかもしれません。

新子川柳おみくじ(HP・時実新子川柳大学)をクリックしてみると・・・

・・・何だ何だと大きな月が昇りくる(新子)・・・

わたしの一番好きだった句。
なつかしいお名前、とか言いながら
お月さん見るたびに、もう20年ほども、いつもこの句を口づさんでは、
ひとりでにやっ、としちゃう。

ぼろぼろでもどろどろでもぐちゃぐちゃでもどんなにどんな時でも、

なんだ、なんだ、ってばかでっかいお月さんがまるですぐそこにあるように空に見えたら・・・・・

このどこか太い感じ、ふっ、とおかしいでしょ。