みたり*よんだり*きいたり*ぼぉっとしたり

映画のこと、本のこと、おもったこと。

界→門→亜門→綱→目→科~ホヤは貝であるか?~

2005-04-30 13:29:34 | たべる



天然もんだす。これから養殖もんがどんどん出回り旬を迎えます。
一足先に♪









ホヤをおろす時のマイベストポイントはここ!

は入水口

は出水口
必ず+の口から切り落とし殻の中のスープをキューッと乳搾りみたいに押し出して器に取ります。
-口から切り落とすとエライコトに。未排泄物が出ます。






身は非常にシンプルな構造です。
見当たるのは肝一つ管一つだけ。
脳がないんです。
一つだけあった神経も成長途中で消滅するらしい。

脳も神経もない強烈に好悪の分かれる旨味ある生き物。


それで、巷ではホヤ貝と呼ばれますが微妙に貝ではなさそうなんです。
ただ、どうも烏賊より人間にちかいらしい。
これは不思議です。
はらわた、背骨のような透明な骨、神経だってふっといのがある烏賊はホヤより余程、複雑な身体構造だと思います。

どちらにしてもなにしろ美味でございます♪




ウィキペディア
市場貝類図鑑

いつまでたっても

2005-04-27 00:52:03 | ぼぉっとしたり
読めるようにならない英文をかじり続けて一番の実りは、
分からない用語がたくさん使われている日本語の文章を
とても楽だと思いながら読み通せるようになりそれなりに面白いと思えるようになったことだ。

でも、

それは

つまり

日本語すらも

一語一語拾って調べてきっちり理解しようと努めることに

まぁ

手抜きだす。

あまりにも知らない言葉があり過ぎて、
 
一語一語拾ってたら

それだけで

人生時間切れだす。

そう思えば

言葉というのは

ほんの幼いころからの

ストックが

大きな大きな開きに

なるものなのですね。

~晴耕雨読~

2005-04-21 04:16:15 | 散歩する
【ちみが大人になってゆく春】

4/19芋焼酎~晴耕雨読~を味見。

これは(自分にとって)美味しくないというのも飲んでみることの意義を実感する。
(自分にとって)これは美味しい、というのがより味わえる。

明太ライス☆☆☆葉唐辛子のおむすび☆☆真鯛と京水菜とライスペーパー揚げのサラダ☆☆☆☆☆米茄子のチーズ焼き☆☆☆マヒマヒのカツレツ☆

転校だらけだった学校生活も楽器をやっていたことも好きな本も映画も、
ちみは全部友達との共有財産にしていく。

『人生に「学力」の意味は』

2005-04-21 03:39:50 | よむ
胸を衝かれる記事があった。

朝、数十分ほどだが電車に乗る時間は座れるためその日は朝刊に目を通していた。
記事の内容は次のようなものだ。

死期の近い重体の伯父さんを見舞った現在大学教授の著者は、かろうじて聴き取れる伯父さんの言葉に触れる。
それは、今、著者の目の前では点滴だけで命をつないでいる伯父さんが自分の人生を振り返る言葉だった。
「頑張った。お金を貯めて自分を守ろうと頑張った。」
「そうやって守るしかなかった。学力がないんだから。」
著者は、間もなくついえようとしている伯父さんの精神に学力という概念が刻まれていることに驚愕する。

この記事を読んで、そういえばそういう時代があった、という感慨を抱いた。
わたしは幼い頃に耳にした自分の父母あるいは祖父母の世代の人たちの話しを思い出した。
高学歴が希少価値を持っていた時代、学が有る無しは、特に無いと自覚せざる得ない人々にとって人生を左右する有力な事柄であり、自分の子や孫に「だから、しっかり勉強せや」という激励につながるものだったのだ。

個々の経済事情と教育事情は密接に結びついていると言われる。
知能の定義も定まらないだろうが、おそらく学力を定義することも相当難しいだろう。
記事の伯父さんの言葉は、学歴主義が幅をきかす社会構造の中で学歴を持たない自分の位置を「頑張る」ことで自衛してきたが、その「頑張り」は終に自分を満たすものとはならなかったことを表している。学力と学歴と経済事情がセットになっている弊害である。

知への欲求が挫かれることのないように、自分の人生を満たすものであるように、と思う。

ひょっこりと米焼酎

2005-04-18 02:09:26 | たべる
芋焼酎・魔王ともぐらを飲み比べていたら、
ソムリエママが芳醇な薫りが特長だと、
鳥飼・米焼酎を勧めてくださる。

本日はもぐらに軍配。

チーズの味噌漬けとサーモン・野菜の炊き合わせ・なんとかのコロッケ・ふきのとうの味噌和え・野菜の焼きカレー・有機にんじんジュース(毎日、この有機人参を棒切りにしてぽりぽり生食できたら幸せだな~と思う人参の味)

ふきのとう味噌のおにぎりに軍配。

また芋焼酎

2005-04-15 02:10:06 | たべる
伝と楔を くい といただく。

両酒美味しさ拮抗♪

生きてて初めて お酒をいただき酔う ということを体験した。

お酒を飲んで気持ち悪くなったことはあり、
そのような状態を酔うとばかり思っていたのだが、
なんとも見識の狭い人生だったのじゃのう。

川上弘美『センセイの鞄』のように、
きりっと美味しい酒肴をつつきながら、
くいっくいっとマイペースで一緒に飲んでいただける

芋友達がほしいのう。

芋焼酎

2005-04-14 12:16:38 | たべる
数年前のことだが、非常に食欲をそそられてスパゲッチを食べに行ったのは、
スパゲッチとフォカチオが美味しくてシェフが男前だったからだ。
その日はたまたま美女を伴い行ったためか、
シェフ兼男前が、「美味しいお水があるんですが・・・」と
言葉をかけて下さった。美味しい水はどうでもよかったが、シェフ兼男前の言葉がうれしくて、遠慮深いわたしは美味しいお水をお替りして頂いた。遠慮深さか同伴美女かが功を奏したのか、いつもはここぞと黙る好い男シェフ兼男前の口滑らかになり、それはもう嬉しそうに語るシェフ兼男前。その日は美味しい水談義に花咲いたのだった。美味しいお水は別名”ハナタレ”と呼ばれ、わたしのような素人にはわからないものだが、その筋では価値あるものだということを男前から教えてもらえるのは格別なものだ。

そして、これは先日のことだが、
「飲んでみる?」と言われ、長年身に付いた遠慮深さから「へい!喜んで」といただ・・いた瞬間、
グラスを持つ手が一瞬止まる。

【これは・・・なに・・?】

旨い。


今度の水は森伊蔵とよばれるものだった。

素人にはわからないものだが、その筋ならではの価値体系があるんだということが、あるもんなんだにゃぁ。


熱い言葉

2005-04-03 00:20:17 | よむ
仕事の中の曖昧な不安 -揺れる若者の現在-(玄田有史*中央公論社)
ニート -フリーターでもなく失業者でもなく-(玄田有史*曲沼美恵*幻冬舎)

『仕事の中の曖昧な不安』はデータ重視の実証的な研究がベースとされています。
就労意識の希薄さとして批判の対象になりやすいニート、フリーターについて、
精神論ではなく、若者の置かれている就労状況の分析から社会構造の結果であると指摘した上で、
将来的にも社会的弱者になる可能性のある不安定な雇用状態にある人々や就労に積極的になれない人々への応援メッセージになっています。
曖昧な不安を抱える人々へ「個人が冷静にファイトできる」サポートが出来れば、という作者の志は伝わってくるのですが、作者のメインフレーズである「自分で自分のボスになれ」は、作者がとうに無効であることを述べている「頑張れ」という言葉と、等しい響きを持つものとしてわたしには感じられます。

アルバイトにしろパートにしろ、契約時に給与、労働時間、休日、労働内容をきちんと文書化してもらうこと、というアドバイスは貴重です。でもね、特に文書化しない雇用主に「あ、お給料とか時間とか、書類でください・・ね♪」なんて、実際言える人はどれくらいいるんでしょう・・?

それにしても、片や外国人労働力の導入が問題となってて、その仕組みについては一回解説してもらったことあるけど、なんだか、やっぱりよくわからへん。


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土門拳『古寺巡礼』第一巻を眺めた。
馴染みのある風景とお寺と仏像。

わたしはやっぱりどうしてもここが好きだ。