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スパイスコラム

陸の孤島から、せめて一振りのスパイスを!!

ソワニエ

2025-08-17 08:11:09 | 言葉
今日の言葉「ソワニエ(soigner)」 。

ほとんどない髪の毛を、それでも月1回カットに行く。
理容室には待ち時間をつぶすために、たいていコミック等をはじめ、本がたくさん並んでいる。
私が今通っている理容室には、例えば「ウイスキー」や「旅」や「フード」等、興味深いジャンルの本があって楽しい。

最近暇に任せてというわけでもないが、知人とちょろっと蕎麦屋巡りなどもしていて、この本はタイムリーだった。
今はネットで簡単に検索できる反面、例えば「食べログ」などが必ず出てきて、知らないうちにある意図をもって記事に誘導されている傾向もある。
良さげな記事をちゃっかり写メなんか撮ったのだけど、今は便利な時代、さっそく帰ってamazonで取り寄せた。

「ソワニエ」とは簡単に言うとフランス語で「上客」のことらしい。
しかし、頻繁に通いつめるとか、いつも高額の支払いをする客のことではない。
言い替えれば「店に大切にされる客」「また来てほしいと思われる客」のこと。

美味しそうだとか、お洒落だとか、話題の店だとか、コスパがいいとか、我儘がきくとか、挙句はお金さえ払えば文句はないだろうとか、お客はお客側の都合だけで店をチョイスして当たり前と思うだろうが、実はお店もお客を選ぶのである。
心が通うお客に、もっと自分の料理を食べてほしい、お店の料理と質を高めてほしいと、、、。

蕎麦と日本酒は歴史的にも切っても切れない取り合わせ。
日本酒、昼飲み、美味しい蕎麦とくれば、ついついタガが外れて、眉を顰める迷惑な客になってる可能性もある。

自戒をこめて、頭の片隅に、ちょっぴり「ソワニエ」を意識していたいものである。



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海水浴場

2025-08-16 09:01:20 | 日記
立石山(209m)は、糸島半島の突端に位置し、玄海国定公園に指定された景勝地にある。
山の麓、芥屋海岸や芥屋の大門を訪れる観光客は多いのだろうが、立石山へ登る人は多分あまりいない。
山腹の多くの岩は山名通り、天に向かって立っていて、実際には岩場も多く、登るのは結構ハードな山である。

遠い昔、例えば百道の海水浴場、自家用車もない時代、電車やバスを乗り継いで行ったのだろうか。
当時のその海も海の家も決してきれいとは言えなかったと記憶するが、昭和の海水浴場といえば、ビニールの浮き輪が砂に転がり、麦わら帽子が風に舞い、売店ではかき氷と焼きそばの色と香りが、はしゃぐ子ども達の声に混じっていた。
パラソルも派手な柄はなく、木製の更衣室の隙間から差し込む陽の光が、どこか秘密めいていた。
せいぜい貝殻を拾ったり、波打ち際で砂の城を作ったりはしたが、海は基本ただ「泳ぐ」ための場所であり、足につく砂を払いながら帰るのが、夏の終わりの儀式だった。

それが今、同じ海岸線が、まるで外国の避暑地のように装いを変えている。
白いウッドデッキのカフェ、リクライニングチェアに座る女性の片手にはカクテルや冷えたスパークリングワイン、レンタルのサーフボードやカラフルなSUPボードが太陽の下で眩しく輝いている。
海の家は、もう「家」というより海辺のリゾートラウンジだ。
BGMに流れるジャズやボサノヴァが、波の音に溶けていく。

けれど、波打ち際に立ったとき、胸の奥に広がる感覚は変わらない。
潮の匂い、足元に寄せては返す波、そして、ふと遠くを見つめてしまうあの瞬間がある。

きっともう海に入ることはないだろう。

自分の中に、二つの夏が静かに寄せては返していく。

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グリーン

2025-08-14 08:50:01 | 生活
今日の「グリーン」続々報。

筑後川の緑、山の緑、田んぼの緑、昔やってた牧場の緑…見ているだけで、思い出すだけで心が落ち着く。
──でも、件の実家の庭の緑は別物。

50日ほど前に除草したはずが、この雨と日差しという最高の育成プログラムにより、再び堂々のカムバック、今や「雑草テーマパーク」状態。癒やしもくれるし試練もくれる、

それが筑後の夏の緑。
酷暑復活に、再び重い腰をあげねばならぬ。

因みに、緑から「思い出のグリーングラス(Green, Green Grass Of Home)」が思い起こされるが、この歌は、山上路夫による日本語詞から、都会暮らしに疲れた人が緑あふれる田舎を思う望郷メルヘンソングで心地よいのだが、オリジナルの英語詞は、夢から目が覚めた主人公は、処刑の日を迎えた死刑囚であるという、どうにも逃れがたい現実を歌った歌なのであった。

現実は厳しい…。



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LINEスタンプ

2025-08-13 09:39:57 | インターネット
アナログ親父のデジタル奮闘玉砕記
兼今日のスタンプ「LINE スタンプ」。

先日、「2ヶ月で月30万円を実現する 超初心者でも稼げる AI活用法」というハウツー本を購入したことは既にお知らせした。

いよいよAIを駆使して時代の最先端を走るアクションにとりかかったのである。

たったこれだけ作るのに、三日三晩しかかかっておらず、まずは順調な滑り出しといえよう。

しかしこれから、リリースに向けてのアップロードや審査など、アナログ親父には過酷なハードルが立ち塞がっているのも事実だ。

何とか100歳までには目途をつけたいw



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クレマン

2025-08-12 07:49:52 | お酒
棚からスピリッツ「 Clement (クレマン )XO」。

カリブ海に浮かぶフランス海外県マルティニーク島産アグリコールラム。

ラムは宗主国によって、RumとRhumとRonがあり、久しぶりのRhum。

一般的なラム酒(インダストリアルラム)はサトウキビの副産物である糖蜜(モラセス)を原料とするのに対し、アグリコールラムはサトウキビの搾り汁を直接使用、この製法の違いにより、アグリコールラムはよりフレッシュで草のような香りと味わいを持つ。

このXOはバーボンレッド樽と新しいアメリカンオーク樽で6年間熟成。

人よりはいくらか数多くのBarを訪れてきたと思うが、ここのバーテンダー(経営者)は、その所作や技術や醸し出すオーラから、只者ではないとすぐわかった。

Lennox’s cocktail & wine@春吉

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ムーミン

2025-08-11 08:15:46 | 情報
今日のムーミン。

誕生日にもらった、
・・・うれしすぎる。
「ムーミン クラシック マグ 0.3L フレンズフォーエバー 80周年」。

ムーミンが好き。
そして何よりもリトルミイが好き。

2025年は「ムーミン」小説1作目の出版80周年。
80周年のテーマは、

“The door is always open“

ドアに鍵をかけないムーミンやしきは、どんな生きものでも受け入れてくれる。
帰る場所や居場所の大切さを物語の中で見つけてほしいとの願いが込められている。

心温まる、ムーミン小説の出版80周年動画もそえて。





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ぎんみ食堂

2025-08-10 09:16:18 | お酒
獅子の会久留米勝手支部夏季総会。

名誉顧問I氏を迎えて、今回は福岡市内にて。

食堂ぎんみ@西中洲

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#列

2025-08-10 08:34:53 | 情報
街角ウォッチング「行列」。

博多では、街を歩けば行列に当たる。

街角に?マークのお店と、行列・・・。
パン屋さんかなと思ったら、「I'm donut? 福岡」というドーナツ屋さんだった。

そのちょっと先の行列は、「楊国福マーラータン(麻辣湯) 」という、中国・四川省発祥の薬膳スパイスが入ったスープ春雨で、オーダーのやり方が特別らしい。

いまだ好奇心冷めやらず。

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2025年

2025-08-08 07:31:23 | 日記
気がつけば、人生七十五年、今日は某の誕生日である。

そういえば最近、運転免許更新で認知機能検査を受けて高得点を叩き出してきたばかりである。
「三四半世紀」と言えばいくらか高尚に聞こえるが、要はまぁ、人間ひとり分の時間を、それなりにこなしてきたということだ。

最近、ニュースでは「2025年問題」なるものがにわかに騒がしい。
団塊の世代が一斉に75歳を迎え、高齢者人口が爆増し、医療も介護も財政もパンク寸前だという。
……そう、まさに、私のことである。

まさか自分が「社会問題」になるとは思わなかった。
これまで「問題児」と言われたことはあっても、「2025年問題の当事者です」なんて紹介されるとは夢にも思わなかった。
けれど、よくよく考えてみれば、1950年に生まれたということは、貧乏ながらも戦後復興の熱気を吸って育ち、高度成長を走り、バブルで踊り、そして失われた時代も見届けてきたということだ。

昭和も平成も令和も、やがて無名の年寄りの履歴書言語となり果てるのだろう。

せめて将来のある日、朽ちかかった倉庫から埃まみれの安ワインがひょいと出てきて、試しに飲んでみたら、何だか渋くてえぐかった、くらいの痕跡にならないものか。



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ひらかわ

2025-08-07 07:56:55 | お酒
飲食店探訪「ひらかわ」。

街中の古民家。
落ち着いた和の空間。
予約ではないのに、一品一品が丹念に作られたおまかせのコース。

「愛山米」で醸されるエレガントでキュートな味わいの「鍋島純米大吟醸愛山」。
その強さと優しい甘味も併せ持つ味わいが、料理とベストマッチ。

和ダイニングひらかわ@天神町

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