翻 身 Fanshen

いつの日か『翻身』を遂げる事を夢見て
歩き続ける想いの旅。

結婚したのです

2007年05月13日 | 日記

今日は報告があってやってきました。
3月末に結婚しました。
新婚1ヶ月と1週間、新妻のfanshen です。
引き続き、よろしくお願いします。

スタートライン

2006年05月03日 | 好き

文章を書くという仕事に携わって1年半が経とうとしている。

まだまだ未熟者で、仕事としてのアウトプットは小さい。



社内外の人物を取材する。
媒体毎の対象に合わせた原稿を作成する。
取材相手に確認も含めてお見せする。

そうすると、ここ半年程は、

「私の取り留めのない話を上手くまとめてくれてありがとう」

と言うような言葉が、笑顔で返ってくるようになった。

ここで私はいつも思うことがあった。

原稿を書く際、取材中に相手が言わなかった台詞や
出さなかった答えを、相手が発した言葉の中から
私なりの考えで使い、結論付けている事がある。

きっとこうした部分を「上手くまとめてくれた」と
言っているのだと思っていた。
だから、その言葉を聞く度、

「取材相手の思っていたことではなく、私が考えた生み出したコトを
表現しているのに、なぜ嬉しいんだろう?半分は私の言葉じゃない?」

と、疑問というか、何か腑に落ちない部分が残ったのだ。

そんなこんなのある日。上司からある本を頂いた。
今まさに読みかけのその本は、「表現」することとは
どんなことかを、とても柔らかな感触で、スーッと人の中に
染み込ませてくれるような本。

「本当の言葉だけが、伝えるスタートラインに立てる」

これを読んだ時、ハッとした。

私は、取材に答えた人の「想い」から発せられた「本当の言葉」を
これまで表現してこれただろうか?

取材をして原稿を書いて・・・
この1年半の中で、何度か行ううちに、それなりの「コツ」は
掴めてきている様な気もする。

すると常に、原稿を理想的なカタチで紙面で掲載するには、
どんな起承転結を作成すれば良いのだろうか、とばかり考える
ようになっていた。

これまで取材内容を「上手くまとめた」のも、その目的を果たす
ためだったのかもしれない。

「本当の言葉だけが、伝えるスタートラインに立てる」

取材相手の「本当の言葉」、「想い」があったからなのだ。
私が考え、生み出したと思っていた「言葉」は、実は取材相手の
「想い」の結晶であった。

だから「上手くまとめてくれて、ありがとう」なのだ。

そう想うと今までの「ありがとう」を我が物顔で聞いていた自分が
とても恥ずかしい。
私こそ「あなたの想いを私に伝えてくれてありがとう」なのだから。

現在、ちょうどある取材を終え、一つの原稿を書こうとしている。
取材相手が伝えようとした「想い」を、「本当の言葉」で表現してみよう。
相手が語った言葉から私が感じた「想い」を、「本当の言葉」で表現してみよう。

1年半遅れだけど。
スタートラインに立つために。

何のための

2006年03月14日 | 日記


20代を振り返ると、一体何のための10年だったか。
一向にわからなくなる。

この前のカウンセラーに言われた
「今のfanshenがあるのは、その10年があったからだよ」

それでも頷けなかった。

でも。
最近想う。
大好きな祖母を失くしてから。

祖母が激動の時代を必死に生き抜いてきてくれたからこそ
今の私がこの世に存在していて。

祖父が戦争で一番後ろで怖気づいて敵地まで乗り込めなかったからこそ。
私の命は宿った。

そうした、祖先が必死に自分の命を守ってきてくれたおかげで。
今の私が居ると想うと。
自分の命は、何十人もの人間が生きた証なんだと想う。

そこでやっと。
大切にしなければと思える。









労わりましょう

2006年03月05日 | 日記


今日の新聞に、
近年定年退職する団塊世代の男女に
退職金は誰のモノ?
とアンケートした結果が載っていた。

男性の7割が「夫婦二人のモノ」
女性の5割が「自分のモノ」

と答えたそうな。

この記事を読んで、

仕事・家事・育児を両立して頑張ってきた女性は
どれだけその功労を等しく、高く評価されてこなかったのか。
労わりや慈しみを受けてこなかったのか。

きっとそういった不満や苦痛が「自分一人で頑張ってきた」感を沸き立たせているに違いない。

退職金を山分けして欲しい男性諸君は、細く長く配偶者を
労わるよう、早いうちに手を打っておいた方が良いかもしれない。


物欲番長のワナ

2006年03月04日 | 日記


※最近、某サイトに浮気気味の私。同じ日記を載せるのも芸がないが・・・。



「あ、番長お呼びでしょうか?」

「おい、この前頼んだシグマの広角レンズはどうした?」

「す、すみません。まだ買ってないっす」

「なにぃ?じゃぁ、黒のパンプスは?」

「あ、それもまだ・・・」

「バカヤロウォッ!このオレ様の言う事が聞けないって言うのか!」

「で、でも番長・・・。先立つものがないんじゃぁ・・・」

「てめぇ。ふざけたコトぬかしやがって・・・。オレ様が白の物を黒と言ったらてめえには何色に見えるんじゃいぃ?」

「く、黒です・・・」

「よぉくわかってるじゃねぇか。ってーとあれかい?その具合じゃぁ、まさかメディカル枕もまだ買ってないんじぁ・・・」

「す、すみません!」

「このバカチンがッ!! グタグタ言ってないで、とっとと買いにいってきなっ」






仕方がない。
物欲番長がこう言うんじゃぁ・・・
買うしかないか。



東京での久々娯楽

2006年02月16日 | 日記


先日久しぶりに仕事で東京へ上陸した。
多分、Jeepwayの豪遊ぶりにかなり触発されていたと思う。

毎回東京へ行くと、夕食やお茶を一緒にとる友人が居るが
今回は都合が合わず、予定が入らなかった私は、仕事を終えた
18時前には一人銀座をぶらついていた。

一頻りぶらぶらと歩いたが、一人で入れそうな目ぼしいBARも見つけられず、自分にはガイドブックが必要アイテムだと言う事を再認識した頃、私の足はもといた丸の内 東京駅方面、自宅への導線を辿っていた。

東京での優雅な夕食タイムを諦めかけていたその時。
以前から気になっていた、カフェ&レストランの前を通り過ぎた。

店内のテーブルには、ブルーのクロスにキャンドルが並べられ、仕事を終えたカップルがバレンタインデーの甘い夜を過ごす様子が伺えた。

スカートを捲り上げる程のビル風を言い訳に、私も入店。

「一人です。軽くお酒を飲みたいのですが、良いですか?」

上品な笑顔を見せたギャルソンは、一番落ち着きそうな
ソファー席に私を案内。

カウンター席がないその店には、一人で入店する客は滅多にいないらしくメニューも2~3人前のものしかなかった。

「お一人様ようのアンティパストもご用意できますので」

一人で入店した自分が歓迎されていないのでは?という不安は
この一言でふっとんだ。
そうときたら、東京の夜を楽しまないと。

シャンパンをグラスでいただき、マリネとイベリコ豚の生ハムをチョイス。
テイクアウトのパンを販売している所をみると、パンもきっといけそうだ。
禁煙の店内で手持ちぶたさを解消するのには、固いフランスパンがもってこい。

シャンパンのお代わりと同時にパンも注文。

ここでギャルソンがイベリコ豚を出すタイミングを聞いてきた。
こう言うフォローも誰かと話したいお一人様客には嬉しい。

シャンパンが終わる頃、赤ワインを頼むつもりだったので、口やかましいことは述べずに、お料理のタイミングに従順になる心地良さを味わった。

窓の外に流れる、仕事帰りのビジネスマン、OLさんの手元で嬉しそうに揺れるチョコの入った紙袋。

世の中の恋事情に想いをはせながら、自分の相方を想ってみたり。
時間がとてもゆっくりと贅沢に流れたひと時だった。

小市民がたまに過ごす贅沢な都会の夜。
心もお腹も大満足でした。




温泉の呼吸(いき)

2006年02月10日 | 好き
温泉―
わたしはもう何もかも忘れてしまった。
彼の人の温かい臥所も
これほど純粋な平和と
快楽と感触となつかしさとは与えはしまい。


モクちゃん(詩人木下杢太郎)はイイ事言う。
天城湯ヶ島温泉へでも行きたい気分だ。

貸して。

2006年01月19日 | 日記

私は貝になりたい。

ハマグリとか高級じゃなくてもイイ。
ムール貝なんて洒落てなくてもイイ。
シジミクラスで十分だから。

私は貝になりたい。

もし貝になるのが無理だったら
ドラえもんのスモールライトで小っちゃくなって。
シジミの中に入ってイジケタイ。

でもそんな事は絶対無理なんだよね。
そう思うと、のび太君の環境は整い過ぎている。
ちょっとしたオチコボレ、泣き虫、弱虫程度なんて幸せ過ぎる。
もっと劣悪な環境でも、彼は十分生きていけると思う。
ドラえもんさえ居れば。

あ、のび太君、ごめんなさい。
言い過ぎました。
君にあたるのは筋違いだったよ。

でもね、のび太君。
ただそうやってドラえもんを一人で独占しているより。
社会貢献を考えてみませんか?

ドラえもんレンタル事業。
どうです。
きっと、全世界から予約が殺到して、予約してからレンタルまで
何年待ちという状態が果てしなく続くことでしょう。
人々は我が子の出生届けと共に、ドラえもんレンタル申請書も提出。
のび家は一生遊んで暮らせるよ。

もう一度謝るよ。
ごめんね、のび太君。

だから、ドラえもん私に貸して。

地中海の粋な奴ら

2006年01月18日 | 日記


新聞各誌は、ライブドアの証取法違反で大騒ぎ。

そんな時、ちょっとホットなニュースを新聞で見つけた。

地中海のキプロスで行われる、5年に一度の議会選挙の日が
ある理由の為に、変更されたそうな。

その理由とは。

ギリシャで行われる歌コンテスト「ユーロビジョン」と
議会選挙日の日程が重なるとのこと。
そのコンテストはアバなど有名アーティストを輩出した
人気のコンテストのため、有権者が選挙そっちのけで
コンテスト見物に出かけてしまう事を懸念したらしい。

本来、どちらがどれだけ個人の生活に必要なのか、いち小
市民の私には何とも言えないところだが、そんな政治家の
判断も、微笑ましく思えてしまうのは、私が無責任且ゆるゆる
の人間だからだろうか。

政治(5年に一度の議会選挙)<娯楽。

こんな公式が成り立ってしまうキプロスはイイ。

果たして、私なら選挙とコンテスト、どちらに行くだろう。
ホリエもん、あなたならどっち?


ポンポコポンをもう一度・・・

2006年01月13日 | 日記


昨日、知人と気になるお好み焼きやさんに出かけた。
味はさることながら、接客もイマイチで。

夕食時の空腹を満足させるためだけに、食した一食だった。
が。

お会計を済ませ、そのお店を後に仕掛けたその時。

「ありがとうございました!ポンポコポン♪」

今となっては、その言葉を自分で聞き取れなかった事が悔しい。

同行した知人が、その「ポンポコポン♪」を主張しない限り、私が気づかなかったのが、人生最大の汚点だ。(最大は言いすぎかも・・・)

その「ポンポコポン♪」をもう一度聞く為に、私は不味いお好み焼きを食指に、再びそのお店を訪れることだろう・・・。